見出し画像

治療104日目、第5クール20日目「治療スケジュールを眺め、自分をたしなめる」

2024年11月27日(水)治療104日目、第5クール20日目、休薬6日目

 朝8時起床。兄の葬儀後、仕事3日目である。朝のルーチンを経て業務へ。今日は朝の重要な会議で私の発表がある。プロジェクトレビューだ。問題なくプロジェクトが進捗していることを報告し、特にクレームや質問もなかった。さすがに休薬6日目となると体調はそこそこ。胸とお腹の間ぐらいに不本意なむかつきはあるが、頭痛は無いし食欲も旺盛。昼食後には妻がKALDIで買って来てくれた私の大好物であるシュトレンをおやつに頂く。

 仕事の合間に、相続放棄の提出書類の確認のため管轄の家庭裁判所に連絡を取る。開所時間を確認するためだ。判ってはいたが、朝は9:00から夕方17:00までとのこと。一度は足を運ぶべきとの弁護士のアドバイスに基づき、来週行こうと思う。いずれにせよ、相続放棄申述書はネットで公開されていないので、誰かしら行くしかない。明後日オキサリプラチン点滴があるため来週の体調は保証できないが、出来れば行きたい。相続放棄の期限が3か月しかないため早めに動いておくことが重要だからだ。

 裁判所に電話したところ、受付の女性が対応してくれた。過去裁判所に行ったこともないし電話したこともない。さぞかし重苦しい対応をされるのかと覚悟していたが、そんなことは無かった。明るく丁寧で、気が利いた対応をしてくれた。第一印象なので、それが全てを表しているとは思わないが、少なくとも裁判所へ行くことに障壁が無くなったことは言うまでもない。

 あと2日で次の点滴となり、また苦しい日々が始まる。次の点滴が終われば、残すところ2クールとなる。抗がん剤治療のスケジュールが記してあるGoogleカレンダーを眺めながら、もう少し、もう少し、と自分をたしなめる日々が少なくなっていくのはちょっと嬉しい気がする。

いいなと思ったら応援しよう!