治療107日目、第6クール2日目「味覚異常と臭覚過敏。状況を掘り下げてみる」
2024年11月30日(土)治療107日目、第6クール2日目、カペシタビン2日目
朝8時起床。良く寝たので起きたては調子が良い。しかしこれまでの経験から、点滴後は活動を続けるうち、次第に体調が悪くなることがわかっている。そのため、朝のルーチンを終えた後は、休憩で横になり、昼食後はお腹が落ち着いたところでお昼寝する必要がある。まるで赤ちゃんのようだが、これが副作用対策として最も良い手段だと前回のクールで学んだのである。抗がん剤治療中でも十分に休めず頑張っている方々から見ると、なんとも情けない様子に見えると思うがご理解願いたい。
11月28日の日誌でも示したが、副作用の中で唯一強く継続しているものに味覚異常と臭覚過敏がある。この状況について掘り下げてみたい。
私の場合だが結果として下記となっている。
症状:
舌が異常なほどに荒れている。特に味蕾がズタズタ。
舌が何時もチクチクしており、嫌な感じ。
舌の本来甘さを感じる部位が機能していない。そのため甘さを別の部位で感じる。
舌が荒れているため、熱さも以前より麻痺しており熱いものが食べられる。
刺激のあるものを食べると、気持ち悪くなる。酸っぱいものや辛いもの。
甘いものが極端に恋しくなる。
香料全般ダメ。洗濯石鹸や柔軟剤、ハンドクリームの匂いで気持ち悪くなる。
特定の匂い、ライ麦、炊き立てのお米、醤油。人の匂い、特に口臭はダメ。
その結果:
柑橘類、醤油系のうどん、生臭いもの、刺身、焼き魚、炊き立てのご飯が食べられない。見るだけで嫌。
妻は食事前にハンドクリームをつけるのが習慣だったが、その匂いが駄目なので食事前には付けないようにしてもらった。
チョコレート、あんこ類、黒糖かりんとう等の消費量が増えた。
自分で作るライ麦入りパンを食べる気がしなくなった。
昼食はボロネーゼパスタ一択。
夕食は、煮野菜が豊富なスープ、ほうとう、鍋物、などがメインとなった。
まだ食べられるものがあるというだけで、幸せなのかもしれない。これらの制限を家族にも理解してもらっている。本当にありがとうと言いたい。
* ちなみに、日誌の画像は以前から娘が撮りためた食べ物の画像で今現在食べているものではないです。元気になったら食べたいという想いを込めて載せてます。