治療60目、第3クール18日目「出かけている間、治療を意識しないでいられる」
2024年10月14日(月)治療60目、第3クール18日目、休薬4日目
朝7時30分起床。週末だが少し早起きしシャワーを浴びる。今日は家族で出かける予定なので風呂渋滞が起きないようにするためである。シャワー後そのまま自分の衣類のみ洗濯をする。抗がん剤を服用しているため、家族の洗濯物とは別にしなければならないためだ。洗濯機のスイッチを押そうとしているところで家族が起きてきた。
今日は、とある漫画家の原画展に出かけた。地元の小さい資料館のような施設だが、時折著名な漫画家の原画展を行っている。規模が小さく施設の知名度も低いため祭日でも全く混んでいないのが気に入っている。昼ごろぶらっと出かけ、途中乗換駅でランチを楽しみ、その後じっくりと時間をかけて施設内を巡り、帰りに買い物をして帰るのがストレスなく丁度いい。
出かけている間は自分が抗がん剤治療中である事を意識しないでいられる。今日は休薬4日目で、副作用もほとんどないため尚更である。ありがたい。
家に帰り抗がん剤を処方された袋を見て溜息に近い呼吸をする。そういえばカペシタビン錠が入った袋を、これでもかとビリビリに破いたことを思い出す。行き場のない悶えがそうさせたようで、なんだかやるせない気持ちになった。あと5クール。次のクールの初日からまた激しい副作用が始まると思うと辛くなる。なんでかな。考えたくないのに。
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