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治療133日目、第7クール7日目「期待はしていなかったがちょっぴり残念」

2024年12月26日(木)治療133日目、第7クール7日目、カペシタビン7日目

 朝9時起床。今日から年始年末休暇。ゆっくりと寝床からはい出し、シャワーを浴びる。今日はお昼頃から家族と外出の予定。元旦に実家へ行くにあたって、贈答品を買うためだ。近くの百貨店のレストランで昼食を摂り、デパ地下で買い求める予定となっている。一か月近くボロネーゼパスタの昼食が続いていたが、最近ベトナムの麺であるフォーに切り替えた。フォーの優しいスープと、米粉で作った麺の触感が体を癒してくれる。炊き立てのお米が食べられないので、その代わりともいえる。今日の昼食も、ベトナムレストランにした。

 午前中に洗濯をすまし、お昼を過ぎたころ出かける。年末なので案の定デパ地下は大変混雑していた。それでも人と人がぶつかる程度ではなかった。自分でいうのもなんだが、私は歩いていて人にぶつかるのが嫌いなので助かった。

 贈答品は文明堂のバームクーヘンの詰め合わせと、他の米菓店のお煎餅にしたらしい。妻が選定したので詳しくは判らないが彼女は基本、自分が食べておいしいものしか人に勧めないので信用できる。冒険もしないので、美味しかったり、健康にいい等と思うとそのメニューが長期にわたって続くこともしばしばである。若いために色々と試したい娘はその点がちょっと不満なようだ。

 前から気づいていたのだが、抗がん剤治療を始めてから手の指の爪に黒い線ができている。まるで壊れかけのテレビのように一本縦に筋が入っているのだ。ネットで調べてみると、カペ シタビンなど5FU系の抗がん剤においておきやすいとのこと。同様の症状として爪の癌であるメラノーマ(悪性黒色腫)というのもあるらしいが、抗がん剤で癌になるのもおかしいので、恐らく色素沈着によるものだろう。

 点滴を打たなくなって頭痛などは治まったが、やはり日中活動すると気分が悪くなる。更に新たな副作用が続々と発現し、担当の先生が言う通り、点滴をやめたからと言って、体が抗がん剤治療前の状態にすぐ戻るということは無いようだ。期待はしていなかったがちょっぴり残念な気持ちも無くはない。

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