治療98日目、第5クール14日目「私も心配だ、不安を取り除けたら嬉しい」
2024年11月21日(木)治療98日目、第5クール14日目、カペシタビン14日目
朝7時30分起床。10時間は寝ていないが、9時間は寝ることが出来ている。現時点で、寝ることだけが心の拠り所なのでなるべく長く寝ることを心がけよう。
シャワーを浴び、洗濯乾燥を一気に設定し朝食を摂る。今日も葬儀対応と兄の死後の手続きを進めなければならない。エンジニアなので家電製品の取扱説明書を読むのは苦ではない。そのため契約の解約手続きや各種申請などの要件を調べたりすることに煩わしさは無く、むしろ新しい発見があるので楽しいと感じる。
一昨日警察から遺体の引き取りがあったが、昨日死亡検案書を作成する担当の病院が休みであったため、本日取りに行くこととなった。それを受け取り、今後の為数枚コピーを取り、原本を市役所へ提出に行く。この提出が死亡届となる。死亡届により、住民票からの除票が行われ、約一か月後に戸籍からの除籍が行われる。この除籍が問題なのだ。
アパートの管理会社曰く相続人の確認のため、出生から亡くなるまでの戸籍の記載のある戸籍謄本が必要と言われている。亡くなるまでの戸籍の記載とは、除籍を意味する。私もそうだが、兄の場合戸籍の住所と住民票の住所が異なるため、住民票のある自治体に死亡届を出すと、除籍の反映まで一か月かかるという。アパートの解約日はアパートの管理会社が戸籍謄本で確認した相続人からの申請を受理した日とのことなので、除籍を反映した戸籍謄本が取得できるまで一か月待たなければならない。ナンセンスだ。
早く解約したいため、現在の戸籍謄本で良いかどうかアパートの管理会社に問い合わせをした。回答は明日まで待ってほしいとのこと。戸籍は動かしていないので、現時点の戸籍謄本と死亡検案書があれば出生から亡くなるまでの戸籍は事実上確認できるはず。生前戸籍を動かしていれば、除籍されている履歴が残っているはずだからだ。
年金についても確認をした。兄は基礎年金、厚生年金の加入があるため死亡一時金または遺族厚生年金を受けられるはず。落ち着いたら近くの年金事務所へ行くことにした。会社の同僚で、私と同じく独り身独り暮らしの兄弟がいる人がいる。今回休暇をもらうに当たって連絡したところ、その同僚から私も心配だ、というコメントをもらった。今回の経験をシェアして少しでも同僚の不安を取り除けたら嬉しい。