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猫のおしっこのようなワイン「ソーヴィニヨン・ブラン」


猫の雑学を教えてくれるYouTubeチャンネルが、多数あります。その中に「たけペットライフ」があり、私も個人的に好きで見ています。今年の春の動画で「猫のおしっこみたいな香りのワイン」(https://youtube.com/shorts/wGhqmumMT8w?feature=share)が紹介されていました。

「猫のおしっこのよう」と言われて、印象が悪くなったのではないでしょうか。ワインなので原料は、ソーヴィニヨン・ブランという小ぶりな葡萄です。葡萄からワインになる過程で、猫のおしっこの成分であるチオールが含まれるので「猫のおしっこみたいな香りのワイン」と比喩される事になるのです。


ソーヴィニヨン・ブランとは

ソーヴィニヨン・ブランとは、世界各地で栽培されている白ブドウ品種の一つです。シャルドネに次ぐ有名なワインです。この品種は、高い酸味とハーブやグレープフルーツなどの柑橘系の香りが特徴で、辛口の白ワインに仕上がります。ソーヴィニヨンは野性的な、ブランは白という意味があります。

ソーヴィニヨン・ブランは、単独で造られることもありますが、セミヨンやムスカデルなどの他の品種とブレンドされることも多くあります。ソーヴィニヨン・ブランは魚介類やチーズなどの料理と相性が良く、さっぱりとした味わいが楽しめます。ソーヴィニヨン・ブランは、世界中で栽培されており、ニュージーランドやチリなどの新世界の産地では、熟した果実味やトロピカルな香りが強調されたスタイルのワインが造られています。


「猫のおしっこのようなワイン」といわれる理由

フランスのボルドー地方で生産されるソーヴィニヨン・ブラン。このワインは、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc) というぶどう品種を使って作られており、独特の香りを持ちます。その香りは、チオールという物質によって引き起こされるものです。チオールは猫のおしっこに含まれる成分と同じで、ワインからもその匂いがするそうです。

しかしワインを販売するお店でも「猫のおしっこのようなワイン」という言葉はイメージが悪く、この表現は使われません。お店では「青草のような」「ハーブのような」と表現されて販売されています。


ソーヴィニヨン・ブランを飲んでみたくなった

私はワインについて無知でした。甘いお酒が好きな私としては、勝手に苦手意識を持っていました。しかし興味が出ると、試しに飲んでみたくなりました。「大好きな猫をワインで感じたい、ぜひ飲んでみたい。せっかく買うのであれば、美味しく飲みたい」と合う料理も探しました。


いざ!実飲!!

実際に、猫好きさんの従妹と共に「ソーヴィニヨン・ブラン」を飲んでみました。
「猫のおしっこのようなワイン」と言われるのはボルドー産の「ソーヴィニヨン・ブラン」ですが、最初は間違って南アフリカ産を買ってしまいました。間違ったことに気づいたので、追加でボルドー産のワインも購入し、飲み比べることにしたのです。

用意していたおつまみは、準備に時間を割けなかったこともあり「たらのチーズ」でした。
最初は南アフリカ産の「ソーヴィニヨン・ブラン」を口にしました。アルコール度数15度のもの。アルコールが高いからか、ワインの甘さが強く出ていました。チオールの匂いがほのかに香る感じがしたものです。言われてみれば「猫のおしっこのような」と思わせるけれど、「青草のような」匂いが勝っていました。

次に念願のボルドー産の「ソーヴィニヨン・ブラン」を飲んでみました。アルコール度数12度、南アフリカ産より少し辛口でチオールの匂いが強く出ていました。「猫を感じさせる匂いだ」と納得しましたが、その匂いは優しいもので不快感はありません。とても爽やかな匂いで、飲んだときににおいが鼻に通るとき、初夏を思わせる青草の匂いで涼しげな気分になりました。

あっさりとした口当たりで、アルコール度数は高めですが、女性にも飲みやすいと思われます。個人的な感想ですが、ソーヴィニヨン・ブランのおつまみは「白魚」や「ハーブの味が付いたもの」「コーンやアスパラなどの野菜」が使われると良いと思います。さわやかで涼しげな間隔があるので、春から夏にかけて飲みたくなるようなワインでした。


感想

実際に飲んでみて、このワインの香りは不快なものではなく、むしろ爽やかで清涼感のあるものでした。ソーヴィニヨン・ブランは青草のような香りなので、暑い時期に飲むのにぴったりです。猫のおしっこのようなワインは、そのイメージに反して美味しいワインです。

勝手に苦手意識と偏見を持たずに、新しいものを口にすることで、美味しいものと出会うことができました。新しい飲み物や食べ物と出会い、視野が広がることで、美味しい食生活が広がります。これからの生活がますます楽しくなるでしょう。


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