放浪から移住へ。旅の始まりは~本とフィリピンの子供たち編
大きな存在となった3冊の本
・高橋歩 『FREEDOM』
・石井光太 『レンタルチャイルド』
・石井光太 『遺体』
高橋歩さんの本は「旅したいな~ひとり旅がいいな~」と思ったキッカケ。
石井光太さんの本はほぼ全て読んでいるのですが、
自分の無力さ、知らない現実、知るべき現実を叩きつけられます。特にこの2冊は読むと色んなものが消費されるし、
ある程度の覚悟で読んでほしいと思う本です。
この2冊をきっかけに、現地で自分の目で見たい、感じたい、
触れたい、テレビだけの情報じゃ得られない部分を知らなきゃいけない。ってすごく感じた。
自分の知っていることなんてきっと1%もない。
たくさんの生と死。そこを知りたいと強く思う。人が好きだからこそ、人が怖くもあり、それでもやっぱり寄り添いたいと思う。
色んな生と死にふれ感じる事。どちらも隣り合わせのもの。誰もが当たり前の様に生き、当たり前の様に死をむかえるという事は幸せなこと。フィリピンでは生きるとは何か。子供たちに会うことで気づいたことがたくさんあった。
ゴミ山やお墓に住む子供たち。
フィリピンのセブ島。リゾート地で有名な場所には一つの大きなゴミ山がある。もともと人が住んでいた場所。
セブ中のゴミがあつまる場所にはトラックで運ばれてきたゴミの上に裸足で登り、お金になるものを拾う子供や大人。
ゴミの山の上で遊ぶ子供たち。
食べられそうなものを探して温めなおして食べる。
ゴミ山の向こうには小さく豪華な家が見える。
ペットボトルを1キロ拾って10円。そんな世界。
大人は入れないお墓とお墓の間の隙間を行くと、開けた空間。
そこで寝泊りしている子供立ち。
それでも
本当にきらきらした笑顔を見せる子供たち。
自分は知らない事が多すぎる。
戦争、こども兵、貧困、虐待。原発や基地問題。
世界だけでなく日本でも色んな事が常に起きている。
色んな事に
アンテナを張りたい。少しでも知りたい。
綺麗な表だけの世界を知っていたくないな~とすごく思う。
ちゃんと裏も。どっち側の考えも、声も。
こんなことをより考えるようになったのは、本を読んだことやフィリピンの子供たちに会ったことから。
だからこそもっと、旅に出たい。そして色んなことを知りたい。これも旅に出る理由の一つです。
写真を通して、何か少しでも伝えられることが出来たら。
なんだか、
移住とはだいぶ離れてしまいましたがこれが私の大きな転機3つ。