見出し画像

スマホで十分?一眼カメラなんてもういらない時代が到来している件について

「ミラーレス一眼 VS スマホ」2枚の写真を並べられてどっちがどっち?と言われた時おそらく多くの一般の方々には分からないと思います。

スマホカメラの進化により、あらゆる写真ジャンル、そして建築写真の世界でもその性能が注目されています。今回は、スマホと本格的なミラーレスカメラの差が実際にどの程度あるのかについて詳しく解説します。

初めましての方はじめまして!
いつも読んでくださってる方はこんにちは!こんばんは!
どうも、建築フォトグラファーの藤川です。
Xでは建築写真キャット🐈というアカウントで活動しています。
建築写真撮影を生業としており、普段は住宅や店舗の竣工写真や不動産物件写真など関東を中心に建築を撮って生きております。


スマホカメラの性能

近年のスマホカメラは、センサーサイズやレンズの質が飛躍的に向上しており、簡単な操作で高品質な写真が撮れるようになっています。特に最新のスマホは、AIによる画像処理技術や高度な編集機能を備えており、プロ並みの仕上がりが期待できます。

実際の比較

ミラーレス一眼の強み

1. 画質の高さ: 大きなセンサーと高品質なレンズにより、細部までクリアに撮影できます。
2. 操作の自由度: 絞りやシャッタースピードなどを細かく調整できるため、創造性の幅が広がります。(最近ではスマホでできるパターンもある)
3. 交換レンズ: 広角から望遠まで、シーンに合わせた最適なレンズを選べることが大きな利点です。

スマホの強み

1. 手軽さ: いつでも持ち歩けるサイズで、思い立った瞬間に撮影できます。
2. 編集機能の充実: スマホ内蔵の編集アプリやサードパーティーのアプリを使えば、撮影後すぐに編集してSNSにアップロードできます。
3. AI技術: 自動で最適な設定を選んでくれるため、初心者でも高品質な写真が撮れます。


実際に撮ってみた

↑スマホ(iPhone15pro)で撮影した建築写真
↑ミラーレス一眼で撮影した建築写真

上の2枚の写真、どちらがミラーレス一眼で撮ったものか、どちらがスマホで撮ったものかキャプションなしで分かりますか?

実際、多くの人が違いに気付かないでしょう。これは、スマホの性能が飛躍的に向上している証拠です。プロのフォトグラファーがスマホで撮影し、本格的な編集を施せば、ミラーレス一眼に匹敵するクオリティの写真が得られます。

答えは1枚目がスマホでした!私のフォロワーさんは大半が写真詳しい方々なので当然と言えば当然なのですが、コメントを見ると普段写真にあまり触れていない一般の方には見分けるの難しそうです。

ついでに編集前の写真もお見せしておきます。

↑スマホ(iPhone15pro)で撮影した建築写真
↑ミラーレス一眼で撮影した建築写真

この素材をあそこまで引き上げるにはプロの編集技術が必要不可欠です。
あなたが撮った建築写真や物件写真の編集のみを私が行うサービスも行っていますのでご興味あればリンクから↓


ただし実際に見分けるポイントはたくさんあり、写真に詳しい人には一目瞭然です。

・スマホはシャドウ部が潰れている
・スマホは線が全体的に太い
・スマホはHDRが効き過ぎるので電球部分が異常にくっきり映る
・スマホハイライトには強いが黒潰れには弱い印象
・シーリングファンの黒潰れ具合がわかりやすい
・スマホは細かいディテールが潰れる

結論

スマホとミラーレス一眼の差は確かに存在しますが、その差は以前ほど大きくはありません。特にSNSやウェブ上での使用を前提とする場合、スマホカメラは十分に高品質な写真を提供してくれます。もちろん、商業撮影や大判プリントを考慮するとミラーレス一眼の方が優れていますが、日常的な撮影や簡単な作品作りにはスマホで十分です。

で!ここで黙って終われるほど私は優しくないですよ!!
ここからが本番です!!!

本当は一眼カメラが必要な理由をここから語っていきます。絶対に必要です。スマホはたしかにすごい!でもそれだからといって一眼カメラがいらない理由にはなりません。


ミラーレスカメラを使う本当の意義

写真撮影において、スマホカメラの性能が飛躍的に向上している現代ですが、それでもなおミラーレスカメラを使う意義は多く存在します。以下にミラーレスカメラの魅力を3つご紹介します。

1. レンズの交換による多彩な表現力

ミラーレスカメラはレンズを交換することができるため、広角から望遠まで、シーンに応じた最適なレンズを選ぶことができます。これにより、撮影者の意図や創造性を最大限に引き出すことが可能です。スマホもズームできるじゃんとか言わないでね笑

広角レンズ: 建築写真や風景写真で広大なシーンを捉える。
広角レンズを使用することで、建物の全体像や内部空間の広がりを強調できます。狭い室内でも広がりのある写真を撮ることが可能です。

望遠レンズ: 遠くの被写体を引き寄せ、細部まで鮮明に捉える。
高層ビルや遠景の建物のディテールを引き寄せて撮影する際に有効です。遠くからの撮影でも細部までクリアに捉えることができます。

マクロレンズ: 小さな被写体の細部までを美しく撮影する。
建築物の細部や装飾、質感をクローズアップして撮影することで、設計やデザインの細かさを強調できます。

特にプロフェッショナルな撮影現場では、被写体や撮影環境に応じたレンズ選びが作品の質に大きく影響します。これにより、スマホでは再現しきれない細やかな表現が可能となります。

2. 高感度性能と低ノイズ

ミラーレスカメラは大きなセンサーを搭載しているため、暗所での撮影でも高感度性能が優れています。スマホでもデジタル処理でなんとかなるとか言わないでください。

夜景撮影: 光が少ない環境でもノイズを抑え、クリアで美しい写真を撮影。
夜間の建物のライトアップやインテリアの雰囲気を自然に撮影することができます。夜景の中での建物のディテールをクリアに捉えることが可能です。
室内撮影: フラッシュなしでも自然な明るさを保ち、自然な色合いを再現。
室内の照明条件が悪い場合でも、高感度性能によりノイズを抑え、自然な明るさと色合いでインテリアを撮影することができます。

これにより、夜景や室内など光が少ない環境でもノイズを抑えたクリアな写真を撮ることができます。スマホカメラでは対応しきれないシーンでも、ミラーレスカメラならば高品質な写真を撮影することが可能です。

3. ダイナミックレンジの広さ

ミラーレスカメラは広いダイナミックレンジを持っているため、明暗差の大きいシーンでも白飛びや黒つぶれを抑え、細部まで美しく描写することができます。スマホでもHDR合成できるとか言わないでください。

風景写真: 空の明るさと地面の暗さを同時に美しく捉える。
室内撮影: 日中の外観撮影で、明るい空と建物の陰影を自然に表現できます。また、建物の内装で明るい窓から差し込む光と暗い室内をバランスよく撮影できます。
外観撮影: 建物のファサードや内部空間の明暗差を活かして、立体感と質感を豊かに表現することができます。特に大きな窓や光の差し込みがあるシーンでは、その効果が顕著です。

このように豊かな色彩と陰影を表現することができ、作品に深みとリアリティを与えます。これらの点から、ミラーレスカメラはプロフェッショナルな撮影において重要なツールであり続けています。アンケートであれだけの人たちが見分けることができていることが何よりも一眼カメラが必要なことを示しています。
スマホカメラとは一線を画する性能を誇っています。スマホカメラの手軽さとミラーレスカメラの本格的な性能を理解し、状況に応じて使い分けることで、最高の写真を撮影することができるでしょう。

最終的な選択

最終的な選択は、撮影の目的やシーンに応じて決まります。日常のスナップや旅行写真にはスマホカメラが非常に便利であり、手軽に高品質な写真を楽しむことができます。しかし、特別なイベントやプロフェッショナルな撮影を行う場合、ミラーレスカメラはその性能と多機能性により、より高いクオリティの写真を提供してくれます。

スマホカメラとミラーレスカメラ、それぞれの強みを理解し、適切に使い分けることで、あらゆるシーンで最高の写真を撮影することができるでしょう。

では、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!フォローといいねを是非是非お願いします!!!!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!!

サポートしていただけたらめっちゃ嬉しいです!次の記事を書くためのやる気があがっちゃいます📸🐱✨