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写真撮影におけるセンタリングの極意。一眼カメラより実は難しいスマホ撮影
あなたの写真、センターを捉えられていますか?また、センタリングできていると勘違いしてませんか?
写真でセンターを捉えていないと違和感が生じてしまうシーンというのは建築に関わらず数多く存在します。今回はそのセンターの出し方、つまりセンタリングの方法についてお話しします。
はじめましての方、初めまして!
いつも読んでくださっている方、こんにちは!こんばんは!
どうも、建築フォトグラファーの藤川です。
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1.センタリングって何?
写真撮影におけるセンタリングとは写真の中央が被写体の中央を捉えるようにカメラの位置取りをして撮影することです。
「なんだそんなことか、簡単じゃん」
と思ったそこのあなた。
本当にその写真、中央を捉えていますか?
じっくり見ると実はほんの少しずれたりしてませんか?
センターというものはほんの数センチ、数ミリずれただけでバランスの崩れた写真になってしまうのが現実です。
これから一眼レフ(無料公開)、ミラーレス(無料公開)、スマホ(メンバー限定)、それぞれでのセンタリングのコツを書いていきます。前提条件として手持ちでの撮影と想定して書いているのでそのように考えてください。
なぜ手持ち設定にしたのかは読んでいただければわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
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2.一眼レフ、ミラーレスでのセンタリングのコツ(無料公開)
まずは一眼カメラでの解説です。スマホ撮影しかしない方もできればなんとなくでもいいので、ここから読んでください。あとで重要になってきます。
今回はわかりやすく左右対称(シンメトリー)の建築物が被写体であると仮定してお話をします。
センタリングの仕方は以下の通りです。
カメラは構えず目視で建築物の中央を見つけます。
↓
中央にしっかり立ちます
↓
カメラを構えます
↓
撮ります
↓
OK!?
はい、今の方法で撮影して、センタリングに”成功した人”と”失敗した人”がいることはお分かりでしょうか。
答えはこうです。
成功した人=背面モニターで撮影した人
→基本的に目で見た位置から撮れているのでセンタリング成功!(センタリングの話なので若干立ち位置より前にポジションが移動することは今回は無視する)
失敗した人=ファインダーを覗いて撮影した人
→覗いた目の側に向かってセンターから1〜2cmずれているので、センタリング失敗!
おわかりいただけたでしょうか。
つまり、しっかり目視で被写体のセンターを捉えたとしてもファインダーは片眼で覗くことになるため、そのセンターからほんの少しずれてしまうわけです。
細かすぎるように感じますか?実際にやってみればそれがどれほど気になるズレを生じさせることとなるか、理解できるはずです。
そのため、背面モニターのライブビューで撮影する方が手間が少なく、容易にセンタリングが可能であるということになるわけです。
レフ機の場合、多くの撮影でファインダーを覗くことが当たり前なため、あらかじめこのズレを頭に入れてポジショニングし、ファインダーを覗いた状態で左右に動き微調整する工程が1ステップ増えます。これができればレフ機でもしっかりとセンターを出した写真の撮影は可能です。ミラーレスでもファインダーを覗くのが標準的な方の場合は同じ修正工程が必要です。
建築写真で三脚を使うことが当たり前になっている理由の隠れた一つがこれかもしれません。低感度でもブレないとか、水平垂直を完璧に出すとか、ミリ単位で高さを調整するとか、大きな理由は複数ありますが、実はひっそりとこんな役目も果たしているのが三脚です。
三脚にカメラを乗せてセンターを捉えれば、ファインダーを覗こうがモニターを見ようが、カメラの位置はセンターからズレないので便利ですよね。
手持ちでの建築撮影というのがいかに難しいかよくわかるポイントとも言えるでしょう。
ちなみに被写体が左右非対称(アシンメトリー)の場合には中央ではなく重心を探すことになります。この場合も重心をしっかり捉えていないと違和感のある写真になりかねませんが、左右対称の被写体のセンタリングがでていないことと比べれば、それほど気になるものではありません。
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余談:背面液晶はバリアングル式ではなくチルト式が絶対に良い理由
その理由は”センタリングしやすいから”
もうこれ以外にないです。バリアンは壊れやすいとか別にどうでもいいです(良くはない)。
とにかくセンタリングして中央に立ってしっかり撮影できるのに、バリアンだと自分が目線を斜めにしなければいけないというのはとにかく気持ちが悪い。これがいわゆる「光軸がズレるからバリアングルは嫌」ってやつです。
そして何より斜めから液晶を見て難しくなるのが水平・垂直・振りを整えて撮影すること。これが非常に困難になります。そのため三脚がなおさら必須になってくるわけです。三脚があればセンターにカメラを置いたまま、液晶モニターの正面に立つことができますから。
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3.実は最難関、スマホでのセンタリングのコツ
一眼カメラでの話が長くなりましたが、ここからが最難関であるスマホでのセンタリングについてです。
3-1.【スマホ撮影が難しい理由その1】
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