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不動産物件居住中写真撮影を3者の視点から徹底解説【最高難度】
不動産売買において売主さんがまだお住まいのタイミングで広告掲載用写真が必要になることは日常茶飯事です。中古物件の売買となると、むしろその方が通常と言ってもおかしくないでしょう。しかしこの撮影、実は不動産物件写真撮影において圧倒的に最高難度の撮影なんです。
今回は
・撮影者
・物件担当者さん(売買仲介エージェント)
・売主さん(オーナーさん)
の3者の視点でそれぞれ何をすべきか、どんな点に注意すべきか解説していきますので、ぜひ最後までご覧下さい。
はじめましての方、こんにちは!
いつも読んでくださっている方、こんにちは!こんばんは!
どうも、建築フォトグラファーの藤川です。
Xでは「建築写真キャット🐈」というアカウントで活動しています。住宅や店舗の竣工写真、不動産物件写真などを関東を中心に撮っています。
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1.なぜ居住中撮影は難しいのか
居住中の物件撮影が難しい理由はいくつかありますが、主に以下の点が挙げられます。
1. 生活感の排除が難しい
生活真っ最中なので当然家具や個人の所有物がそのまま置かれているため、モデルルームのような「整った写真」を撮るのが難しいです。
2. 撮影スペースが限られる
生活に必要な物が多く配置されているため、カメラを設置する場所や角度の選択肢が少なくなります。
3. スケジュール調整の困難さ
売主さんの生活や都合に合わせた撮影スケジュールが必要で、急ぎの場合はさらに大変です。
4. プライバシー保護の問題
個人情報や生活感のある物品が写真に写り込むリスクがあります。これを避けるための細心の注意が必要です。
5.担当者さんや売主さんの物件写真に対するやる気や考えの乖離
物件を売却したいのであれば本来3者は同じ方向を向けるはずなのですが、物件写真なんてどうでもいいと考える担当者さんや売主さんも時にはいらっしゃいます。特に売主さんが複数の業者とやりとりしている場合、業者によってはやる気がないとかそういう状況もよくあります。(この前他社さんにすごく綺麗に撮ってもらったし、あなたのところにそんなに期待してないし…みたいな)
※今回プライバシー保護の観点から作例としてお見せできる写真がありません。各々仲介売買ポータルサイトに掲載されている居住中に撮られたであろう写真を、この記事を読み終わった後に見漁ってみてください。ダメな例もいい例もたくさんあります。
2.物件担当者さん(売買仲介エージェント)の心構えとやること
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