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建築撮影における季節ごとの太陽の高さと日の長さの恐怖と特性を徹底解説

割引あり

季節によって太陽の高さが変わること、日の長さが変わることは言うまでもないわけですが、今回はそれらがどう建築撮影に影響を与えるのか実際の作例もご覧いただきながら解説していきます。

初めましての方はじめまして!
いつも読んでくださってる方はこんにちは!こんばんは!
どうも、建築フォトグラファーの藤川です。
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建築写真撮影を生業としており、普段は住宅や店舗の竣工写真や不動産物件写真など関東を中心に建築を撮って生きております。

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では前置きが長くなりましたがやっていきましょう!


1.季節で変化する日の長さ

地球の自転軸が23.4度傾いているため、私たちが暮らす各地で日照時間(昼の長さ)は季節によって変化します。春分、秋分、夏至、冬至を基準に、そのメカニズムを簡単に解説します。

1-1 地軸の傾きがもたらす季節の違い

地球は太陽の周りを1年かけて公転していますが、その軸は垂直ではなく23.5度傾いています。これにより、太陽光が当たる角度が季節によって変わり、特定の時期にある半球では昼が長く、他方では夜が長くなります。

1-2 春分・秋分(昼と夜の長さが同じ日)

時期:3月下旬(春分)、9月下旬(秋分)
特徴:昼と夜の長さがほぼ等しくなる
• 太陽は赤道上に位置し、どの地域でも昼と夜が12時間ずつになります。この日を境に、北半球は春から夏に向かって日が長くなり、秋分を過ぎると再び短くなります。

1-3 夏至(1年で最も昼が長い日)

時期:6月下旬
特徴:北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなる
この時期、北半球は太陽に向かって最も傾いているため、太陽光が長時間にわたって降り注ぎます。ちなみに日の出は夏至の1週間ほど前が最も早く、日の入りは夏至の1週間ほど後が最も遅いです。

1-4 冬至(1年で最も昼が短い日)

時期:12月下旬
特徴:北半球では昼が最も短く、夜が最も長くなる
太陽光が地平線近くを移動するため、日照時間が短くなり、1日のうちほとんどが暗い時間になります。このため、冬至の日は日の出が遅く、日没も早くなるのが特徴です。ちなみに実際に日の入りが最も早いのは冬至の半月ほど前ごろで、日の出は冬至の半月ほど後に最も遅くなります。

2.季節で変化する太陽の高さ

太陽の高さ(仰角)は、地球の公転によって季節ごとに変化します。こちらも先ほどの内容に重複ある部分もありますが改めて振り返っておきましょう。なんか理科の授業みたいになってきましたね笑

2-1 春分・秋分の日

太陽の位置:太陽の高さは中間的です。
日の長さ:昼と夜の長さがほぼ等しくなります。
特徴:この時期、太陽の高さは中間的で、日の出は真東、日の入りは真西になります。

2-2 夏至(6月下旬)

太陽の高さ:一年の中で最も高くなります(北半球)。
日の長さ:最も長い日となり、夜が短くなります。
特徴:北緯の地域では太陽が真上近くまで昇ります。

2-3 冬至(12月下旬)

太陽の高さ:一年の中で最も低くなります(北半球)。
日の長さ:最も短い日となり、夜が長くなります。
特徴:太陽は低い角度で地平線に沿うように昇り、日中の光も弱まります。

2-4 季節の違いによる太陽高度の具体例

例えば、東京では、夏至の日の正午に太陽は約78度の高さまで昇ります。一方、冬至では同じ時間でも太陽はわずか31度ほどの高さしかありません。
この太陽の角度の違いがどれだけ建築写真に影響を与えるか実際に写真を見てみましょう。

3.太陽の高さと日の長さが撮影に与える影響。実際の作例あり

顕著な影響は大きく分けて二つあります。
それは撮影可能時間と、影の長さにより見え方が制限されることの2種類です。

3-1 撮影可能時間の体感

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