見出し画像

〜不景気の歩き方〜「好きなこと」を見つける方法

人生に豊かさは必要なのか

人生において「好きなこと」が見つかった人と、そうでない人では人生の豊かさが大きく異なるのではないかと思っています。

自分で2つ以上の人生を比較することができないので確証は持てないがおそらく間違ってはいないでしょう。

ここでの「豊かさ」とは「お金や資産価値があるもの」のことを指してはいません。

人生の起伏、喜怒哀楽の多さ。もっというと、大きな喜びを感じた回数のことを「豊かさ」と定義しています。

人生において「好きなこと」があるとなぜ豊かさを感じることができるのか?

単純です。

好きだからこそ、それから得られる結果に何倍も感情移入するからです。

望んだ結果が得られればすごく嬉しいし、望んだものが得られなければすごく悲しい。

好きだからこそ落胆もするし挫折もする。
しかし、その後に望んだ結果を得られれば嬉しさはさらに倍増します。

そのような経験が多いほど「人生の豊かさ」につながると思っています。

日本では20歳そこそこで社会に出ます。
そこから60年近く生きるわけですし、仕事をリタイヤするまででも40年近くもあります。

そんな長い期間に「好きなこと」があったほうが圧倒的に豊かな経験ができるため、人生において「好きなこと」は必要だと思います。

人生において重要な「好きなこと」を理解する

「あなたの好きなことはなんですか?」

と聞かれて本当に全く無いという方は少ないとは思います。

  • スポーツ観戦

  • 音楽鑑賞

  • 漫画を読むこと

  • おいしいごはんを食べること

  • 散歩

この程度なら誰もであるでしょう。

ここでポイントは「熱中」度合いになります。

先程の質問を

「あなたの熱中していることはなんですか?」

に変えてみるとどうでしょうか?

答えられる方がグッと減るのではないでしょうか?

人生を豊かに変るには熱中するほどの好きなことが必要になります。
言い換えると他人から「それはすごいね」と、人から驚かれるくらい時間を費やしているレベルです。

前述した、

  • スポーツ観戦

  • 音楽鑑賞

  • 漫画を読むこと

  • おいしいごはんを食べること

  • 散歩

でも、月イチ程度ではなく、

  • 年間300本の映画みる生活を10年続けてる

  • 世界中の観光地をまわり10万キロ以上は散歩した

  • 本棚にある漫画は1万冊以上

  • 食べ歩きで年間200店舗は新規訪問している

など、同じ好きなことでも常人には真似できないくらい時間、お金、体力、生活習慣を費やすと熱中していると言えるでしょう。

お金をかければよいというわけではありません。

時間と体力だけは情熱がないと長時間は続きません。重要なのは時間と体力をどれだけ費やしたかです。

「熱中」と聞くと、「鼻息荒く、なりふり構わず何かを行うこと」とイメージするかもしれませんが、そうではありません。

人から驚かれるくらいの時間を自発的にコツコツと費やせることを熱中と表現しています。

このように「好きなこと」にも、暇つぶしや月イチ程度のレベルと、熱中しているレベルがあるということを理解するのが大切です。

この記事で話を展開していくは「熱中している好きなこと」になります。

何をすれば好きなことが見つかるのか

熱中するくらい好きなことが見つけるには運もあると思います。
人生を過ごしていく中で、好きな事に出会った事自体が「運」ともいえるでしょう。

もっというと、「運」とは

「出会うか、出会わないか」のゼロ・イチの話ではなく、

「"いつ"出会ったか」のタイミングの話しになります。

幼少期や学生時代をぼーっと過ごしていたのに突然好きなことに出会ったケースは非常に運がよかったと言えるでしょう。

そのような「運」を持っていなかった人はもう終わりなのか?

と思われれるかもしれませんが、そうではありません。

「運」を引き寄せることはできませんが、「出会い」を引き寄せることは可能です。

どのようにして「出会い」を引き寄せるのか

大半の人は「出会っているがそれに気づいていない」という状態です。

理屈は簡単でして、自分が気づいていない事を自分で気づいてあげることで解決します。

「気付けなかった事を気づく」と言っても、そもそも好きになるかもしれなかった対象に気づいていないのでどうしようもないですよね。

それではどうすれば良いか。

それは、自分自身の感度を上げることです。

感度の高いアンテナを貼っておくと言い換えても良いでしょう。

感度が高いとは、日常で触れているモノやコトにも変化や違いに気づくことです。

例えば、道路。

普段の生活でアスファルトの道路を歩くのは普通ですよね。
「呼吸」と同じで、何も意識せず行える行為ですよね。
もはや路面なんて意識的に見ることはないかもしれません。

ここで感度が高いと

「さっきまで雨降っていたから他は道路は濡れてるけど、この道路だけなぜか乾いているな」

みたいなことに気づけたりします。

または、すれ違う人々。

ただ歩いているだけでも

「あの人のコーディネート、色の組み合わせ素敵だな」
「銀座は半ズボンにスニーカーの人は少ないな」

などと気づけたりします。

日常生活を送っていると無意識に視覚や聴覚に入ってくる情報は無数にあります。

その無数にある無意識の情報を捨てるのでなく、脳みそが「何か違う」と気づいてくれることを感度が高いと言っています。

感度の上げ方

ここからが一番重要です。

どうすれば感度は上げることができるか?

それは集中力を上げることです。

もっと言いますと、

  • 集中力を高める癖をつける

  • 集中力が高い状態をできるだけ長く持続させる

になります。

皆さんも経験があると思いますが、集中力はそんなに簡単に上がるものではありませんよね。

しかし、それは訓練すれば上達するものです。

例えば、試験勉強。

「よし、いまから集中して勉強するぞ!」

これは多くの方が経験したことがあると思います。

これで集中できる人はいるかもしれませんが、多くの人は集中なんて出来ないと思います。

それは、勉強に興味がないからです。
本当に必要だと思っていないから脳みそが能力を発揮してくれません。

しかし、突然暗闇に入ったらどうでしょうか?

最初は何も見えませんが、しばらくするとうっすら見えてきますよね?

かすかな光や風、匂いから身の回りの物質を感じることが可能になります。

脳みそが自分が持っている五感の能力だけを注意深く拾っているため見えなかったものも見えるようになっています。

これが集中して感度を上げた結果です。

ここで「なるほど」と思ってくれた方もいるかも知れませんが、

「いちいち暗闇でトレーニングするの面倒。無理。」

と思うでしょう。

もちろん、私もそうです。

では、どうしているのか?

私が感度を上がるために私が意識的に行っている事を紹介したいと思います。

それは

1 人 海 外 旅 行

です。

しかもできるだけ自分の生活環境から離れている場所が良いです。

人々の見た目、言語、文化が自分と離れているほど緊張感が生まれるものです。

その緊張感を利用して集中力を高めます。

1人で海外旅行に行って出来るだけアクティブに観光します。

といってもお金をたくさん使うということではありません。

日本で生活している事を同じことをします。

  • バスや電車を利用して移動

  • コンビニ、スーパーで買い物

  • 観光客の少ない庶民的なお店で食事

  • 洗濯

  • 外出先でのトイレ

など。

たったこれだけで個人の人間力は上がります。

1人海外旅行を経験したことがある方はわかるかと思いますが、電車やバスを乗るだけでも結構緊張します。

  • 切符の買い方

  • 路線図の見方

  • 乗り方、降り方

  • アナウンスの聞き取り

そうとう集中していないとミスってしまいます。

スーパー、コンビニでも同じです。

  • 見たことない商品が沢山。

  • 値札がない

  • 味が想像できない

  • 量が多すぎる

  • 店員さんの態度が雑

  • 量り売り

買ったあとに「うわ、想像と違った。。」ということはよくあることで、もほや旅の醍醐味。

日本では1mmも意識していなかったことが、海外に行くとこれだけで一大事です。

この一大事がとても大切です。

一大事=困難ですので、その困難を乗り越えようと必死になるはずです。

自分が本当に欲しているものを全力で得ようとしている状態です。
つまりそれが集中している状態。

この集中状態で生活していると街中の無数の情報から色々見えてきます。

日本と比べて「便利だな」「不便だな」「美味しいな」「まずいな」「きれいだな」「汚いな」などなど。

すごい些細なことまで気づくことができます。

それもそのはず、困難を乗り越えるため無意識にちょっとした情報まで逃さず得ようとしているからです。

これが感度が上がっている状態であり、感度を上げる方法です。

継続が何より大事

1人海外旅行をすることで、感度があがった経験はできるはずです。

ただし、日本で便利な生活をしていると感度は下がります。

便利=何も考えない という側面もあるため、便利な生活を送っていると人間力はドンドン低下します。

したがって、できれば2年に1回のペースで1人海外旅行を行うことをオススメします。

1年に1回のペースで実現出来たら尚可です。

ある程度回数を重ねて1人海外旅行の緊張感を楽しめるようになったら感度を上げる癖がついたというか、感度が高い状態を維持できている人になっていると思います。

このように感度が上がっている状態を維持できれば、今まで見えなかったことが見えてきたり、気づいていなかったことが気づくようになります。

そして、集中をコントロールしやすくなりますので、個人のパフォーマンスも上がってきます。

非常に残念ではありますが、日本は30年も長い間不景気です。

その不景気もおそらくまだまだ続くと思いますし、それどころか、2050年には今より酷い高齢化社会になりますのでスーパー不景気が起こる可能性が高いです。

政治家は何も決めない議論を永遠しているだけで、裏金で私腹を肥やすだけです。
流石に何かを決めたと思ったら、「領収書の公開は10年後」などと国民をバカにしかしていない法案を可決。もはやギャグですよね。

そんな日本ではなかなかやる気が出ないですよね。

やる気がなく感度が低いと世の中がぼんやり見えてしまい、
とりあえず他人と同じレールを歩いてしまいます。

それだと不景気を止められないどころか、自分の人生もぼんやりとつまらないものになってしまいます。

感度を上げ、些細なことでも人生を豊かに過ごすことで、必ず人生は楽しくなります。

そして、その先には日本の景気も回復するはずです。

自分の生活を変えるのは自分です。政治家ではありません。

まずは、一歩踏み出しましょう。

今までやってこなかった「1人◯◯」やってみましょう。

人の意見は気にしない。
自分で感じて、考えて、決断する。

きっと違う世界が見えますよ。

それでは。

いいなと思ったら応援しよう!