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写真の力で、誰もが自信を持てる未来を創る|フォトクリエイト「教えて!フォトクリエイトの撮影」

2024年からはじまった「撮影ワークショップ」の推進役として活躍中の、山口りあさん。

大学在学中からフォトグラファーとしての経験を積み、卒業後はフリーランスとして活動していた彼女は、なぜフォトクリエイトのメンバーになることを決めたのか?その信念に迫ります。

【山口りあ(やまぐち・りあ)】東京都出身。大学在学時に出張撮影サービスのフォトグラファーとして活動。卒業後はフリーランスとして撮影をするだけでなく講師としても活動。撮影ビジネスを広げていく中で、仲間と共に大きな輪にしていきたいと思い、2024年にフォトクリエイトに入社。「撮影ワークショップ」の運営など感動をカタチにするため日々新しいことに挑戦している。

──
大学在学中からフォトグラファーとして活動されていたとのことですが写真に興味を持ちはじめたのはいつからですか?

山口さん
実は記憶がないんです(笑)。

でも、アルバムを見返すとカメラを持って遊んでいる写真がたくさんあります。
3歳とか、4歳くらいですかね。

それで、親の一眼レフを借りて写真を撮りはじめたのは高校生でした。
その前だと、中学生の時にお年玉でコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を買いました。

今振り返ると、当時から写真やカメラがずっと好きだったんだな、と思います。
当時は自覚がなかったですけど(笑)。

──
中学生の金銭感覚でお年玉を使ってカメラを買ったんですから、一般的に見たら写真やカメラが好きですよ(笑)。当時はどんな写真を撮っていたんですか?

山口さん
コンデジでは、友だちと家族の写真ばかり撮っていました。

わたしが撮った写真で喜んでもらえることが、何よりもうれしかったです。

それからもっとクオリティを上げたいなと思い、大学生の時に貯めてきたお金で、フルサイズの一眼レフカメラを買いました。

──
ついにマイ一眼レフカメラを……!その時から、将来フォトグラファーになろうとしたんですか?

山口さん
その時は、まだ本業にしようとは考えていなかったですね。

でも、大学1年生の時に、“こんちゃん”(近藤大真さん)という、「世界中の人の笑顔を撮って旅するフォトグラファー」として活動している方をSNSで見つけて、すごく素敵だなと心惹かれて。

わたしも同じように、いろんな人の笑顔を撮りたい!」と、本気で撮影の腕を磨きはじめる、大きなきっかけになりました。

幼少期から写真を撮るのが日常の遊び

──
それから、どうやって撮影を学んだんですか?

山口さん
ある撮影サービスの写真教室で基礎を学びました。

そのほかに、「撮られる側」の気持ちもわからないとダメだと思って、初めてプロのフォトグラファーに撮影をしてもらいました。

技術はもちろんなのですが、コミュニケーションがていねいで感動したのを、今でも覚えています。

成人式の日に友人と3人で撮影をお願いしたのですが、とても忙しいはずなのに、わたしたち被写体の3人の関係や想い出の話をたくさん聞いてくれて。

その上で、3人にふさわしいポーズを考えてくれたりして、自然と笑顔になりました。

さすがプロだなと思ったし、また1つ「なりたい」が増えた瞬間でした。

──

「こうなりたいな」という目標像が見えてくるとモチベーションが上がりますよね!それを実現しようとする中で、大変だったことや、むずかしかったことはありますか?

山口さん
大学在学時に、出張撮影のフォトグラファーとしてデビューしたんですが、キリがないくらい壁にぶつかりました(笑)。

1番大きかった壁は、先輩フォトグラファーから見ると、わたしは「わたしが撮りたい写真ばかり撮っている」状態になっていたことです。

たとえばカップルの撮影をする時に、わたしは「手をつないだカットがいい」と思ってポージングしてもらっても、その2人が普段は手をつながないカップルだったら、それは2人にとっては「いい写真」じゃないのかもしれない。

どうしたらいいのかと…….。

考えれば考えるほどわからなくなって、「もう辞めちゃおうかな」と悩みました。

──
でもそれから、フリーランスとして本業にするまでになったわけですよね?

山口さん
そうなんですけどね。

でも、本当に一時期は嫌になって、すこし撮影をお休みしていた時期がありました。

ちょうどその頃に、仲間のフォトグラファーさんたちと伊豆へ旅行に行ったんです。

その時は撮る側ではなく撮られる側として

みんながいろんな写真を撮ってくれたんです。

撮るのは好きだったけど、撮られるのは好きじゃなかった。

だからわたしが写っている写真はそんなになかった。

そんなわたしが、撮ってもらった写真を見たらすごく楽しそうな表情で写っていて、

「あれ、なんかいい笑顔してるな」って思ったんです。

その時、写真のおかげで前よりもすこしわたしのことを好きになれた。

ああ、写真ってこんな力があるんだ。
フォトグラファーって、やっぱりいいなと。

写真でへこんだのに、写真で元気になりました。

おちこんだりもしたけれど、私は写真を撮っています。

って感じで今までやってきています。

伊豆旅行での山口さん自身のお気に入りの1枚
まるでおとぎ話の主人公のような、幻想的な写真

──
大学4年生になって、就職活動はせずそのままフリーランスのフォトグラファーに?

山口さん
就職活動はしました。その中で内定をいくつかいただきました。

でも、これでいいのかなってどこか引っかかるような気持ちがずっとあって……。

その気持ちを母に相談したんです。

そしたら、母は、「じゃあ本当は何がしたいの?」と聞いてきたんです。

わたしの中で、もやもやしていたものを紐解いていくと、

純粋に悔しかったんですよね、雇用形態が何なのか?という価値観が。

──
と言いますと?

山口さん
母の姿を見ていて思ったことがあったんですよね。

母は、わたしが生まれると働いていた会社を辞めて専業主婦になりました。

その後パートタイムで働くようになるのですが、やっぱり当時のようには稼げない。

そのことが何かわたしは悔しかった。

なぜかわたしはかつての母の姿に投影してしまったんです。

そしたら、その時は企業の一社員として働く未来が描けなくなった。

でも間違いなく言えるのは、立場関係なく働いている人が輝いてほしい、笑っていてほしいんです。

それをわたし自身がフリーランスとして実践しようと。

そしたら、わたしの姿を見て、同じようにキャリアに悩んでいる人に「こういう選択肢もあるんだ」と思ってもらえるんじゃないかと。

そんなきっかけで、フリーランスの道を進みました。

──
とても悩まれた上で、ご自身の道を決められたんだなと感じます!しかし、正直なところ、そのスタートとは真逆に思えてしまうのですが、今はフォトクリエイトのメンバーとして働いているんですよね?

山口さん
はい!

自分自身でも意外だと思ったんですが、会社のメンバーとしてやってみたいことがあったんです!

やりたいことを実現するためには、何もフリーランスにこだわらなくていいと気づいたんです。

そう思ったら、とにかくやってみなきゃと思いまして。

──なるほど。やりたいことは変わらないけど、実現する方法を変えてみようということですね。そう思ったきっかけ何だったんですか?

山口さん
フリーランスを経験して、わたし1人だけではなく、仲間と一緒に何かをつくる経験が必要だと感じたんです。

わたしのやりたいこと、「働いている人が輝いて、笑っている」をビジネスにした大きな輪のチームをつくりたいと思って、就活をしたんです。

──
わかります。会社だと規模を大きくしやすいですよね。その中で、フォトクリエイトを選んだのは、やっぱり写真に携わる会社だったから?

山口さん
実は、写真に携わる会社かどうかにこだわりがあったわけではないんです。

でも、新規事業を一緒につくりたいとお声がけいただき、その中でやりたいことを実現できるかもって思いました。

そして、面接をしていただいたメンバーや社長の吉田メグさんとキャリア設計について一緒に考えていただいたり、みなさんそれぞれのお話にわたしが共感できたりしたことも大きな決め手でした。

素敵な笑顔で答えてくれる山口さん
お話していると、こちらも笑顔になりました

──
山口さんのやりたいこと、会社の任せたいことがマッチングしたみたいですね。これまでの経歴をかなり深堀りしましたが、今はどんなお仕事をしているんですか?

山口さん
まずは今お話した「撮影ワークショップ」の推進役です。

フォトグラファーになる第一歩を踏み出したい方向けの撮影講座を運営しています。

あともう1つが“提案ができるフォトグラファー”としての実績づくりですね。

それは、「フォトクリエイトのちょっと先の未来をつくる」お仕事だと考えています。

──
フォトクリエイトのちょっと先の未来?

山口さん
業界の課題でもあるんですが、フォトグラファー全体から見ると若手のフォトグラファーが少ないんです。そもそも少子高齢社会ということもありますが……。

さらにフォトグラファー人口が多い世代の引退時期が徐々に近づいている。

すると、フォトグラファー不足が深刻になってしまう。

そんな未来にならないように、「撮影ワークショップ」を通じて、次世代のフォトグラファーを育てていくことが、私のミッションです。

さらに今後、フォトグラファーとして自立するためには、撮影技術以外のスキルも必要です。

その1つとしてフォトグラファーとしての「営業力」を高めていこうと、撮影をしながら新しい撮影やサービスの提案もする、ということにも取り組んでいます。

──
入社して「撮影ワークショップ」の推進役に、フォトグラファーとしても活動して、さらに提案活動も、大変そう……。

山口さん
フォトグラファーをしながら提案活動することについては、今までにやってきたことはあったので、もっとできるようにしていきたいですが、はじめてではないので何とかできているかなと。

でも、撮影ワークショップの推進役については本当に日々勉強しなければならないことばかりで、ヒーヒー言いながらやっています(笑)。

──
学生時代に写真教室を受講していた山口さんから見て、フォトクリエイトの「撮影ワークショップ」は、どんなオススメポイントがありますか?

山口さん
気軽に副業でもはじめられること
、そして早ければ3カ月でデビューできるかもしれないというのが、1番の魅力だと思います。

それに、フォトクリエイトは撮影ジャンルが幅広いので、受講生次第でいろんな経験ができるのも、魅力ですね。

講座の内容も、日に日に充実しているので、気になった方は、ぜひ一度説明会に参加してほしいです!

──
最後に、山口さんのこれからについてメッセージをお願いします!

山口さん
フリーランスからフォトクリエイトのメンバーへ、

働き方は変わりましたが、軸は変わらず、「働いている人が輝いて、笑っている」をつくっていきます。

それはわたしが「写真の力」で救われたから。

そうやって写真を通して自信を持てる人の輪を大きくしていきたい。

特にわたしのように女性で同じようなことを感じている方がいるならなおさらですね。

そして、会社員でもフリーランスでも、フォトグラファーでもフォトグラファーでもなくても「自立して働ける」輪を大きくして、いろんなキャリアで輝けることを、もっと広げていきます!

「やってみたい」に真っ直ぐ。


ただ真っ直ぐなだけでなく、真っ直ぐな想いを実現するための柔軟性も大事にしてミッションと表現するお仕事に取り組む山口さん。

今だって、きっと大変なことがあると思います。新しいことばかり。それこそ、「おちこむこと」だってあるんだと思います。でもお話をしていると「元気」な笑顔で話してくれる。

それは、やりたいことへの気持ちだったり、楽しさだったりが「元気」な笑顔の源なのだろうと。

その笑顔で多くの人を笑顔にして大きな輪にしてほしいですね!

山口さん、素敵なお話をありがとうございました!

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