【レビュー】Xperia 1 Ⅵ SIMフリー版を持って紫陽花見に行ったら、一眼を使わなかった話
2024年6月21日に発売した、SONYの最新スマートフォン「Xperia 1 Ⅵ」を購入しましたので、愛犬と公園まで紫陽花を見に行きつつカメラ性能を試してみました。
今回もフルサイズミラーレス一眼のα7Cを持って行ったのですが、結果1枚も撮影しませんでした。鞄から出してすらおらず、すべてスマートフォンで撮影して大満足です。
作例
こちらが通常モードで撮影した写真です。
通常の広角では24mmですので寄って撮影すると歪んでしまうのですが、標準48mmだと歪みもまったくなく自然です。
以前使っていたGalaxyでは謎の補正でコントラストなどが不自然なレベルになってしまっていたのですが、ちゃんとカメラで撮ったように見たままが撮れていますね。
こちらがぼけモード。
さすがに顔周りの毛の一部に完璧ではない部分がありますが、今までこの絵を撮るためにサブカメラを持っていたのはなんなんだというレベルで綺麗ですね。
難しい毛並みがないようなシーンでは非常に自然で、これがスマホで撮れるなんてすごい時代になったものです。
OLYMPUS PEN E-P7 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4とかで撮っていたあの絵が、簡単に再現できてしまうんです。「あ、もうこれカメラいらないわ」って思ったくらいです。
こちらは望遠レンズを使ったぼけモードの写真です。
浮き上がったポートレート、すごすぎます。
こちらは動物ではない場合の通常撮影の作例です。
特にぼけモードなどを使わなくても、自然なぼけが作られていますね。
こちらはぼけモードの場合です。
単に背景をぼかすだけではなくて、玉ぼけやにじみなどを再現されていて、多少うるさいこと以外は「もうこれでいいや」ってなってしまいませんか?
マクロでなくてもかなり寄れる
テレマクロモードが搭載されたことがかなりクローズアップされていましたが、テレマクロモードを使わなくても、この通りかなり寄れます。
普段の物撮りなどで最短撮影距離に不満を持つことはないんじゃないでしょうか。
ちなみにこちらがテレマクロモード。
異常です。
スマホで撮ったのに、カメラで撮ったような撮影体験
こんな写真、スマホでは撮れなかったんですよ。
これが撮ったあとそのままSNSにアップできたり、編集できたりするなんてすごいですよね。当たり前ですけど撮った後スマホに転送する必要がないんですよ。
Xperiaの他のスマートフォンの撮影体験と最も違うのは、「シャッターボタンがあり、半押しすることができて、瞳AFやAF-Cがしっかり動作する」ということ。顔が複数あってもしっかり認識します。もうそれはカメラって言うんですよ。
解像感もしっかりしており、ぼけモードじゃなくてもこの前ボケ。
逆光気味で顔が暗くても、しっかりと撮影できています。失敗が本当に少ない。
しかもSIMフリー版はシャッター音が鳴りません。変な意識をさせずに撮影することができます。
まとめ
今回は天気が良い日の野外だったので、もう手放しで褒める感じになってしまいました。
さすがにディズニーのパレードで動くダンサーさんが撮れますとか、エレクトリカルパレードでキャラクターを明るく撮れますとか、そういったことではないと思いますが(試したい)、普段持ち歩くスナップカメラの代用品としては申し分ないと思います。
個人的にはXiaomi 14 Ultraのフォトグラフィーキットのような深いグリップに大きなシャッターボタンがついたやつを、オプションでいいので発売してほしいですね。
Yuz.