なんとなくデジカメを買ってから、常に一眼持って歩くようになるまでの話
現在は写真を撮ろうと気合いを入れる時にはα7Ⅲ、そうでなくても「何か撮るかも」としてE-P7を持ち歩くようにしています。
そもそも、デジカメとの出会いは20年以上前
そもそも初めてデジタルカメラというものに触れたのは、2000年に発売されたFUJIFILMの「FinePix 1300」を親が買ったことでした。
当時は撮ったものがその場で見れて、気に入らなければ消して撮りなおせるというだけで衝撃でしたね。
その後もいくつかのカメラを経て、初めて構図や画質を意識したのはSONYの「Cyber-Shot DSC-T70」と、その次の「Cyber-Shot DSC-TX9」を使っていた時でした。東京ディズニーリゾート25周年という時だったと思います。本当に楽しくて、「写真を撮るためにディズニーに行く」をしたのもこの頃。
ミラーレスで一眼デビュー
SONYが初のミラーレス一眼「α NEX-5」を出した時が一眼デビューでした。
(当時としては)デジカメとは比べ物にならない画質と高感度性能に感動していましたが、結局キットレンズでオートで撮っていたという…。そうです。設定という概念を知らずスペックで押し通していたのです。
迷走を経て、これだ!の一台に出会う
Panasonic「DMC-FZ200」というデジカメ(ネオ一眼)や、360度撮影可能な動画メインのカメラ「Bloggie」など、普通じゃないカメラに手を出していたのもこの頃。
そこでついに出会ったのが、SONYのネオ一眼カメラ「DSC-RX10」です。
これ一台でなんでも撮れる!しかもすごい綺麗!ということでとても愛用していました。東京ディズニーリゾートで2015~2018年にかけて大活躍しましたね。年パス買って毎日のように行っていました。
ここでようやく絞りや露出、マニュアルフォーカスなど撮影するうえでの要素を理解することができました。
そしてミラーレスに戻る…が
そして現在は前述の通りSONYのフルサイズミラーレス「α7Ⅲ」をメインに使っています。東京ディズニーリゾートでの撮影ではなくてはならない相棒になっています。
写真を撮る目的の変化
しかし、ここで大きな変化が訪れます。家族を持ったことです。
それまでは東京ディズニーリゾートのショーを作品レベルで綺麗に撮ることに情熱を注いでいたのですが、家族を持ったことで「この日々を綺麗に撮りたい」と思うようになりました。
ただしそこで機材の問題が出てきます。
大きくて重たいカメラはちょっとそのあたりに出かけるという場所では非常に邪魔で、持って行って苦労するのと、持って行かずにスマホで撮影して後悔するのの繰り返し。
こりゃもうサブカメラ買うしかない、と。
「常に持ち歩く一眼」を手に入れる
サブカメラとして最初に手に入れたのはFUJIFILMの「X100F」でした。
フルサイズ換算35mm F2の単焦点レンズのデジカメで、フイルムシミュレーションという色味を調整する機能がついており、今でいう「エモい」写真を撮れる素晴らしいカメラでした。
スマホではできないような写真が撮れるカメラを気軽に持ち歩けるので愛用していたのですが、開放での撮影がソフトすぎる、実際OVFをほぼあまり使わない、十分コンパクトではあるがやや大きいなど合わない部分があって手放しました。
そして現在、OLYMPUS(OM SYSTEM)の「E-P7」というカメラを最も使っています。
「X100F」をさらに超える小型軽量で、好みの色味を設定できる「プロファイルコントロール」、一眼なので当然ながらレンズ交換可能で様々なシーンに対応可能と必要な要素をすべて満たしていました。
見た目に関しても常に持ち歩きたくなるクラシックな佇まいで満足しています。
これでJPEG撮って出しです。
プロファイルコントロールをうまく使い好みの色味にして、明るい単焦点レンズを使うことでポートレートに効果的な大きなボケもしっかりと出すことができます。スマホのポートレートモードのような、不自然なボケではなく自然ですよね。
当然「α7Ⅲ」と比較するとオートフォーカスの弱さなどは目立ちますが、そんなものサブカメラに求めていませんので、十分ですね。
まとめ
自分はカフェでお洒落なコーヒーの写真を撮るようなタイプではありませんが、大事な人や思い出は綺麗な形で残しておきたいという思いから一眼を持ち歩くようになりました。
それまで自分が積み重ねてきた写真撮影の技術だったり、メーカーの努力で小さいカメラでもとても綺麗な写真が撮れるようになったりがうまく合わさって、何気ない日常を素敵に残せるようになったと感じています。
スマホしか持っていない人も、是非カメラを買って、持ち歩いて、好きな瞬間を思った通りに撮れるように練習してみてください。
きっともっと持ち歩きたくなると思います。
Yuz.