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思い出のファーストロール

私はフィルムカメラで初めて撮影したときの
1本目のフィルムのことを
「ファーストロール」と呼んでいます

私は今までに約5000枚の
フィルム写真を撮ってきました

その中でも一番好きな写真は
このファーストロールにある1枚です

露出とかピントの合わせ方も何もかも
知らない頃に撮ったこの写真がずっと好きで
この1枚でフィルムにハマりました

この1枚だけではなく
この日に撮った写真は
どれも本当に思い出深い写真です

私のファーストロールは
京都の南禅寺・インクラインに
行った時の写真です

初めてなのでピンボケが多いですが
それも含めて愛おしい写真たちです

この日は寒い冬の日で
晴れていたので空気が澄んでいて
本当に良いフィルム日和でした

駅からみんなで歩いて、
何かあれば止まって撮って
また進んで立ち止まって、、とお散歩しながら撮るのが好きです

南禅寺は冬だったので
なにも咲いてなかったですが
春になると桜が咲いたり、
緑が綺麗な時期もあります

インクラインに着く頃には陽が傾き始め
光が綺麗な時間帯になってました

私のフィルムカメラは古いレンズなので
虹のようなフレアが良く出ます

それから岡崎公園の方まで歩きました

もうすっかり夕方で
フィルムで撮るとシルエットに
なってしまいました

私は初めてのフィルムを
京都の『Photolabo hibi』さんに
現像をお願いしています

初めての現像は
郵送ではなくお店で受け取りたくて
京都まで受け取りに行きました

ファーストロールのデータを受け取った時
「これ本当に私が撮ったの?」って思うくらい
素敵に現像していただいていて泣きそうでした

「この写真も、この写真もすごくいい…」って
hibiさんのお店の隅っこで
1枚ずつデータを見ていた私を
えつこさん貴之さんがにこにこしながら
見守っていてくれたのを今でも覚えています

どんなにたくさん写真を撮っても
いまだにこのファーストロールの
写真たちには勝てません

ファーストロールって
そういうものなのかなと思いました

みなさんのファーストロールは
どんな写真ですか?

最後まで読んで頂きありがとうございます◎

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