宇宙(そら)のなかま 〜音々さん撮影会〜
長年アイドルヲタクという属性をしていると
不思議と昔出会ったことのある子と巡り合うことがある。
モデル撮影会
タイトル未定のライブ撮影をする傍ら
時々モデルさんの撮影会に参加して
屋内のスタジオだったり
屋外のロケーション撮影なんかもしてる
光の加減が異なる環境下で
絞りやシャッタースピードなんかのパラメータを調整して
こんな感じかな?と考えていく工程は
細かな事を突き詰めていく自分の性格にマッチしているようで
めんどくさいと思いながら楽しんでいる自分がいる
その一方でモデルさんとお話しながら
こんな感じと仕上がりを確認してもらう
円滑なコミュニケーションかつ節度を持った距離感
何よりモデルさんが楽しんでもらう事に重きを置きポートレート撮影を心掛けている。
SNSの使い方
日々眺めるSNSの中でたまたま流れてくる情報
過去の発言や閲覧履歴からその人の趣味嗜好を捉え
高度に発達しすぎたおすすめというのは
ただでさえ情報過多の時代の現代にとっては
もうお腹いっぱいと敬遠されるが時たま奇跡のマッチングに出会える事もある。
個人的に繋がりや関わりのない方のポートレート撮影のポストが流れてきて
見覚えのあるモデルさんに目が止まった
その名は音々(ねね)
宇宙(そら)のなかま
彼女とは6年ほど前にとあるグループで活動してた頃に何度かお話した事があった
失礼な話そのグループを知ったのは
別の子を長く観ていて
その子が発足いた為時たま顔を出していたというので
当時はそこまで音々ちゃんとお話はしていなかったのが事実
そんな音々ちゃん
この夏より被写体モデルとして活躍の場を移して現在に至るようで
直近で撮影会の予定があるとの事だったので
薄い記憶で申し訳ないながらも懐かしい話もしながら撮影ができればと軽率に行動にうつした次第
撮影会の2週間ほど前に予約開始
自分が希望した時間で無事完了
撮影会前日に運営事務局から
詳細な集合場所の連絡があり当日を迎えた
REFINE撮影会 2024.11.30
今回は東京の芝浦ふ頭近辺屋外のロケーション
個撮で1枠70分と時間はたっぷり
自分が予約した時間の1時間前には集合場所近辺でロケハン
移動距離や時間、個人的に撮りたい場所を見定めていく
今回の機材
カメラ
・Canon EOS R
レンズ
・Canon RF 70-200mm F2.8L IS USM
・COSINA ZEISS Planar T* 1.4/50
・TAMRON SP 85mm F1.8 Di VC USD
ストロボ
・Godox AD100Pro
フィルタ関連
・K&F Concept 77mm 可変NDフィルタ ND2-400
・REVORING 52-72mm
音々さん撮影会
概ねロケハンを終え、15時の集合時刻となり受付
程なくしてモデルさんとご対面。
顔は覚えがあるかも?と音々ファーストインプレッション。
6年ぶりの対面で薄い記憶をお互いに辿り始める事に
元メンバーで今も表舞台に立ってる子は挨拶しに行った事
あの子人妻になったよ
"言い方な"
などのいつもの調子で歩きながら会話を広げていく
ほどなくして撮ってみたかったポイント
レインボーブリッジの芝浦側ループ橋に到着
場所を見るなりすごい!踊る大そうしゃせんみたいと大胆に噛む音々ちゃん
"それじゃ捜査できんな"
と軽快に飛ばし始めるカメラマン
※撮影データについては音々さん本人の承諾を得ております
数枚撮って"こんな感じですがどうでしょう?"とカメラの液晶を見せる
すごい、レタッチ前なのにこんなに綺麗にできるの?
数分前まで自分がカメラをしている人という認識が彼女の中にはなかったのか
仕上がりを見て相当驚いている様子
"まだここから編集して色整えていくから"とそれらしい事を言い始めるカメラマン
段々とお互いの距離感も分かってきて気兼ねなく撮影ができる雰囲気を感じ始める
その後歩きながらレインボーブリッジの芝浦アンカレイジ付近にある公園へ
撮影途中は基本的に他愛もない会話
最近はどこのアイドル見てるの?や
"普段こんな感じでカメラやってる"という
ポートレート撮影の写真を見せたり
当時のヲタクは何してる?
という長い付き合いの知人の現状
音々ちゃんがモデルを始めたきっかけ
カメラは持ってるけどどうしてこんなに綺麗に撮れるの?や
レンズを変えてる理由などカメラのうんちくも交えながら
思い思いの話して時々笑い合いながら
同じ時を過ごした
写真の出来栄えも相当満足しているようで
来月も来てよとリップサービスを受ける
都合が合えば是非と答える軽率なカメラマン
あっという間の70分
最後の最後にチェキ撮ろうよ!と
当時の決めポーズで締める
画像データの受渡方法、掲載可否について話もしながらありがとうと感謝の気持ちを伝えて別れる事に
その後は神田でライブを見ながら時間を見つけて
簡易的に現像作業
1枚だけ現像・レタッチしたものを
DMで送信して確認をしてもらう
現像の仕上がりもこちらが想像した以上の
リアクションをくれて
他の写真も同じように進めていきますねと返信
帰りの新幹線で他の写真もセレクトしながら
SNSを眺めると先ほどサンプルとして送信した写真を早々に使ってくれていた
自分が撮った写真を使ってもらうのはむず痒い気分もあるが
モデル本人が認めてくれたというのは素直に嬉しい
自宅に戻り翌日午後には色とレタッチを終えた写真を音々ちゃんへ送信
ひと通り目を通してくれて掲載許可も含めて問題ないと連絡がきた
今回撮影会予約をする際に時間帯はこだわった
ひと枠後も候補としていたが
この時期の東京の日の入りは16時半ごろになってる
日が傾きかける頃の光と港湾の風景を上手く撮れたらと思いこの時間を選んだ
結果として自分でも納得するカットがたくさんできた事
そして何より音々ちゃん本人が撮影途中、仕上がりのデータも含めて非常に満足している声を耳にすると
この趣味を続ける意味を見出せる
人を喜ばせる事ができる自分なりの手段だなと改めて感じる事ができる