冬のクサカゲロウ
なんとなく夏のイメージがあるクサカゲロウ
1月の林縁にとまっていました
成虫の活動時期を調べると初秋までとの記載もあれば
成虫越冬となっているものもあります
こうやって目の前にいるからには
遅れて羽化する種もいるのでしょう
でも気になるのは食べ物です
成虫は花粉やアブラムシの甘露(排泄物)を食べるようですが
食物探しはさぞかしたいへんでしょう
そういえば
この数日前にはちょっとくだった森の入り口の
シュロの木に産み付けられた卵を撮影していました
クサカゲロウの卵は
「優曇華(うどんげ)の花」と呼ばれ
その謂れほど珍しいものではありませんが
なにしろ小さいので見逃すことが多そうです
糸の先が卵で大きさは1ミリ
3日から7日で孵化した幼虫は
アブラムシやハダニを食べまくります
でも食料見つかるかなあ
次の写真は昨夏に撮った成虫
懐中電灯で草むらを照らしていて見つけました
グリーンの体と網目の透明な翅
そして光を受けて輝く眼
魅力的です
ちなみにクサカゲロウは日本に約40種
この冬に撮ったのがスズキクサカゲロウ
夏の個体はカオマダラクサカゲロウ
と推定しています