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36・ポートレート撮影で大事なこととは?
初回撮影時には打ち合わせも兼ねて撮影前にお話をすることにしている。
この時期に初回で撮影依頼をいただいた方々は高い確率で「自分の思ったより上手く行っていない人」。医者の方々のように高レベルなことはもちろん行ってはいないが、他の方から紹介をいただいたか、検索でホームページを見つけた、Instagramを見て、このnoteを見て・・などの経路があるがいずれにしても「上手く行くような写真・動画」を撮らなければ・・・である。
まずはコミュニケーションを取ってから、それから撮影・・・である。そうすることで、30分も撮ればモニターに映る写真も段々と良くなって来る(もちろん1枚目から映りの良い人もたまにではあるがいらっしゃる)。
何でコミュニケーション?は数年前この記事を読んだからである。
魚住誠一さんは自身がこの記事以前に参考にしていたフォトグラファー。毎年2月下旬に行われる「CP+」のソニーブース・セミナーに何回も参加した。
こちらは2019.1.23の記事なのでもう6年前。まだアマチュア(会社員)の時代である。
望んだ一瞬の“表情”を確実に捉えることが、ポートレート撮影では、極めて重要だというウオズミの意見に反対するかたはいないとは思いますが、それならどうすればその瞬間を捉えることができるのでしょう?
回りくどい言いかたですが、要はポートレート撮影の現場で僕たちフォトグラファーが、注力すべきはモデルさんとの良好なコミュニケーションをとることで最高の表情を見せてもらうことです。
誤解を恐れずに言えば、ポートレートフォトグラファーはこのことに100%の力を割いても良いとさえウオズミは思っています。
当時に発売されていたカメラ・レンズをしっかりと使えば、コミュニケーションさえ上手く取れば「しっかりとした写真は撮影可能」ということを述べられていた。
前述した“表情”は、カメラのことも気にしながらでは意図した瞬間なんて捉えられません。
たとえば高精度な瞳AF機能が、見事にアシストをしてはくれますが、ウオズミが言いたいのは、それをいちいち撮影者に感じさせずに、そうした機能が撮影のテンポを邪魔することなく、ごく自然に稼働してくれるということです。
カメラの進化はこの5年で凄まじく当時では画期的であった「瞳オートフォーカス(カメラのボタンを押すことで目にピントが合焦する)」からAIを使った被写体認識と進化。要するに
「コミュニケーションさえしっかり取って被写体が良い表情になったら、あとはカメラ・レンズが何とかしてくれる」
ということである。
もちろん光がどう?とか背景がボケた場合どうなるか?はコミュニケーション前にしっかり考えておく必要はあるが、これは「撮る側自身が何とかする話」である。
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そんな理由から「まずはコミュニケーション」。アナウンサー志望学生の方々は「学業優秀」な人が多いので、自身も多くの人とコミュニケーションを取ることで「納得頂ける」お話を「具体例を示して」するようにしている。
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追加写真
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アナウンサーES写真サンプル・就活気になることまとめ
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