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自己紹介の組み立て方(2)
前回の日本テレビ 浦野モモさんの自己紹介の続き。
基本的な柱は2本。「モモという名前」「クラシックバレエ」この2本から話を展開している。
モモという名前→ここはまず他の人が出来ないネタ。差別化としての入りは抜群である。
クラシックバレエ→これは他の人でも結構使うネタ。
組み立て方として「他の人とは絶対違うネタ」と「他の人でもよく使うネタ」の二本建てである。
人の記憶は曖昧なもので自分などは「昨夜の夕飯は何だったか?」も直ぐ忘れてしまうのであるが(こちらを読んでいる人は3日前の昼食覚えていますか?)それほど人の記憶は曖昧なものである。その曖昧なものであるという前提では
「テーマは2本」「名前とクラシックバレエ」
というように「絞った」方が「相手が記憶しやすい」のではないか?と考える。
「あー、モモって珍しい名前の人クラシックバレエやってたわね」
って覚えられたかどうかはもちろんわからないが、印象強かったのではないか?と考える。
「人の記憶は結構曖昧なもの」
昨年の12月に「M1グランプリ」を視聴したのであるが、展開の速さに前の芸人さんがどのような芸をしていたのかその時は凄く笑ったのであるが記憶が薄くなることがあった。そう、人の記憶は結構曖昧なものである。
この正月。長寿番組「笑点」
で「日本テレビ女性アナウンサー」が出演。そのメンバーの中に件の浦野モモさんが出演。林家たい平さんとコンビを組んだ。その林家たい平さんが浦野さんのクラシックバレエを紹介。満面の笑顔で披露した。
「満面の笑顔」と表現したが、もしかしたら浦野モモさんにとって満面ではなかったかも知れない。でも観ていた自分はそう感じた。そのあたりは1年目では流石であるが、
「テーマは2本」「名前とクラシックバレエ」
この2本で笑点の視聴者は浦野さんを覚えたはずである。
そんな浦野モモさん。本年から同局人気番組「ヒルナンデス!」の司会に抜擢。
前任の滝菜月アナウンサーが2年目で抜擢されて話題になっていたが、1年目での起用は一般的に見て凄いことである。
その浦野モモさん。実は2年ほど前にお名前を聞いたことがある。お名前で検索したら、「おは4」のレポーター動画があったので視聴。感想は
「この人はアナウンサーになったら人気出るんだろうなー」。
ポイントは「モモという名前」「満面の笑顔」。
自己紹介を観たのではないが、この2点セットの印象が強かった。
それから考えると自己紹介は
「自己における個性的なものをPR」
「特技」
「良い表情(満面の笑顔が出来ればベスト)」
が良いのではないか?と考える。
自身を客観的に見る事はなかなか難しいが、「個性的なもの」を見つけたら覚えてもらえるのは早いのでは?である。
自己紹介。あれこれ並べ立てるより、良いイメージで覚えてもらえるものを!
自身も良く考えて行きたいものである。
(終わり)