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放送局系列の歴史を知ろう(1)
先々週木曜日から大阪の毎日放送(MBS)では午前中の「ひるおび」をやめて40年前のドラマ再放送(TBS制作)を放送している。
昭和名作ドラマセレクション
— MBS毎日放送 (@MBS_fan) November 20, 2024
📺(月)~(金)午前10:30~放送
 ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
きょうから放送スタート‼️
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「スチュワーデス物語」
✈堀ちえみ・風間杜夫🈀出演
\
訓練生たちの青春を
ドキュメンタリータッチで
さわやかに描いた懐かしのドラマ✈
第1話「先生好きですッ!」 pic.twitter.com/Ycx0zTZZl3
こんなことをやるのはTBS とMBSは関係悪いのか疑ってしまう・・・前に放送局の系列における歴史を理解しておくとある程度納得となる。
東京(キー局)ー大阪(準キー局)では1975年3月までは
TBS(東京放送)ーABC(朝日放送)
NETテレビ(現在のテレビ朝日)ー(MBS)毎日放送
フジテレビー関西テレビ
日本テレビー読売テレビ
という系列となっていた。これはあまり知られていないというか、古すぎて知らない人が多い。今後現在の体制になるのであるが、この「ネット(系列)チェンジ」は「腸捻転解消」という言葉に置き換えられて放送業界では有名なお話であるそう。
フジテレビー関西テレビの関係性についてはこちらを。
NETテレビ(現在のテレビ朝日)についてはこちらが参考になる。
そもそもABCはTBSとネットを組んでいたのですが、1975年3月に腸捻転解消と言われたネットチェンジがあり、NETとネットを組むようになったのです。当時はTBSの番組が強力とあって、互いに東西民放の雄として君臨していたのですが、NETは(Nippon Education Television という名前の通り、教育番組を50%以上、教養番組を30%以上作ることを義務付けられた教育専門局としてスタートしたこともあって、どちらかというとエンターテインメント番組でヒットしたものが少ない局だとされていました。おまけに、ABCの方が設立年度も早く、ヒットした番組も多いということもあって、「NET何するものぞ!」という風潮が漲っていたように思います。おかげで、当時数少ないNETの人気番組「大正テレビ寄席」でさえ、大阪にはネットされず、大阪のABCでは、同じ時間帯に「あっちこっち丁稚」を放送していたのです。まあ、吉本にすればどちらの番組にもタレントさんが出ていたのですから、有難いことではあったのですがね。
令和の現在「報道ステーション」などの看板番組を擁して「報道のテレ朝!」なんて肩で風を切って歩いているようなテレビ朝日も昔は「教育専門局」であった。フジテレビは後発なのでキー局では「日本テレビ」「TBS」が50年ほど前は大きな勢力であったと思う。関西では「ABC」「MBS」が古い歴史を誇る放送局でその後「関西テレビ」「読売テレビ」が開局となり今の「準キー4局体制」が構築されたのであるが、それは別として「現在のテレ朝」と「朝日放送」は「今から49年前までは系列が違った!同様に「TBS」と「毎日放送」も系列が違った!ということはアナウンサー志望の人は覚えておいても損はなさそうである。
そんな歴史も頭に入れた上で、ESを作成すると少しでもクオリティが上がるのか?
時間がある人は試して頂きたい。
冒頭に記した「ひるおび」の件、関西ではMBSが準キーでは視聴率最下位なので午前の枠をなんとかしたい!と独立性を出したかったのか?と思うが視聴率は散々なようである。
「東京の番組なんかネットしてられるかい!ひるおびの前半打ち切ってスチュワーデス物語や!」 という方針に出たMBSがとんでもない視聴率になってるの。ほんと編成の首が飛ぶやつ
— 咲来さん@ (@sakkurusan) November 29, 2024
(了)