75年目の今日。


今日は、沖縄県では「慰霊の日」と呼ばれている。

とても大切な日だ。

戦争終結75年の節目を迎えた今日、過去の出来事から、

色んな想いを抱えて生きている人たちがいる。


私は、沖縄県に住んでから初めて慰霊の日を迎えたときのことを思い出した。

大学1年生だった。

その日は、英語の授業があった。

先生は、生まれも育ちも沖縄の人。


誰かが言った。「ウートートーした?」

※ウートートーとは、沖縄のお祈りの言葉。

先生は、言った。「なんでウートートーをする?」

その誰かは答えられなかった。

そこにいたほとんどの人が答えられなかった。

その日の授業は「なんでウートートーをするのか」という授業に変わった。


先生は言った。「ウートートーして満足しているその現状に意味はあるのか。」

そんなことするくらいなら、過去のことを少し学んだ方がまだマシだ。

その先生は根拠のないことが嫌いだった。


慰霊の日は、色んな人が空を見て、色んなことを想い、願う。

その人たちは、一体、空を見上げて何を想っているのだろう。

私には分からない。


もう戦争なんて誰も望んでいないこと。それは、皆分かっている。

でも、それに直結することができている人は少ない。

自分もその一人。

今、私には何が出来るんだろう。

何をすべきなんだろう。

それを継続し続けることはできるんだろうか。



私は考えた。

75年前の出来事が無かったら、生きていたはずの人たちは何を願うだろう。

きっと、皆が楽しくて幸せな人生を送ることを望んでるのではないだろうか。

だから、

何が正しいとか何をするべきかは大切ではない。

どんな想いを持ってそれをするのかが大切なんだと思う。


どんなことだって、沖縄への想いを持って行動していることは全て正解なんだ。


私は、そう思った。


だから、私は今日も写真を撮りたい。




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Takky
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