変なカメラは好きですか!?!?
犀川大橋百寿祭をロモグラフィ社のスプロケットロケットというカメラで撮影しました。
このカメラは上下のフィルム送り用の爪がはまる穴(スプロケット)の部分まで感光させることができます。そのため、通常のスキャナーではデータスキャンができません。
当店のノーリツHS-1800でもこの縦横比のスキャンができません。
スキャナー使用の場合はネガキャリアを自作して行うのが良いと思います。
最近PENTAX17というカメラが発売されましたが、トイカメラでも新品のカメラはロモが精力的に製造しています。奇抜なカメラで写真に新たな表現や刺激を求める方に最適ですね。
さて各部を見ていきましょう
レンズは0.6-1mと1m-∞をピントリングの回転により選びます
そのため最短だと被写界深度が浅くなり、背景をぼかすなどもできるかもしれません
・レンズ上のNは通常のシャッター(1/100秒)
・レンズ上のBはバルブ撮影
・本体向かって左よりフィルム巻き戻しノブ
・フィルム送りインジケーター(白い丸が一回転すれば1コマ送り)
・フィルムカウンター
・ホットシュー
・フィルム送りノブ
・オフセットされた三脚穴(3/8-16UNC)
・レンズ下の曇りマークは10.8
・レンズ下の晴れマークはf16
つまりシャッター1/100で明るさに応じて絞りを変えられます。
しかし、f値が暗い・・・
その場合はバルブで対応しましょう
この枠(フレーム)をつけたまま撮影するとフィルムはパーフォレーションまで感光しません。ただし、この状態だとお店でパノラマ写真ということを伝えてプリント、データ化してもらいましょう。言わないと左右が切れた通常の36x24mmとして処理されるかもしれません。
レンズシャッターは2枚の樹脂製の羽根を動かす方式だが、ねじなどで止まっているわけではなく、軸はプラスチックを溶着して抜け止めにしています。ここ、多分一番大事な部品なんだけど、、、。
でも忘れちゃいけないのは新品で8000円のトイカメラということ。
大事に大事に使いましょう。何なら自分で改良しても良いかもしれません。
さて、肝心の作例ですが・・・・
1コマだけちゃんと写っていました。
Kodak Vision3 250D 自家現像にて
このカメラが悪いわけではなく、暗さと使い方を良く調べていなかったから1枚だけの結果に・・・
しっかり調べて使えばこのカメラにしかできない表現ができます。
次回使う際はしっぱいが少なくなるといいなぁ
変なカメラは好きですか?と聞かれたら、だいすき♡と答えます。
理由は知っている人、わかっている人だけが到達できる秘密の遊び感があるから。
それでは皆様、また次回!