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読書会と読書会のはざまで

あれがデネブ、ベガ、アルタイル、夏の大三角。どうも、神山です。

今回は月末読書会についての記事。R2.8末の課題本「健康禍 人間的医学の終焉と強制的健康主義の台頭(原題『THE DEATH OF HUMANE MADICINE AND THE RISE OF COERCIVE HEALTHISM』)」、ほぼ全編音読をしてだいぶ楽しかった、一人で大盛り上がりだったよ、という記事・・・。ではなく、今年度に入ってオフライン読書会とオンライン読書会の交互(厳密にはオフ・オン・オンの三拍子)をやっているわけですが、はてさてこれまでとこれから、どうなっているのかしらね、という話です。脈絡もなく書いてゆきます。10月は何をやろうかなぁ。

今年度に入ってからの課題本はこんな感じ。
4月:ガロア 天才数学者の生涯/加藤文元
5月:暇と退屈の倫理学/國分功一郎
6月:新写真論/大山顕
7月:武器としての「資本論」/白井聡
8月:健康禍 人間的医学の終焉と強制的健康主義の台頭/ペトル・シュクラバーネク(訳:大脇幸志郎)
9月:ユリイカ2020年9月号 特集=女オタクの現在

偶数月が僕の選書です。選書方針について以下の記事参照。

今回、訳者である大脇さんが知り合いということ、流行との関係から、この本を選びました。結果として個人的には大成功でした。ぱぱっとまとめたツイートは以下。

最後の引用ツイートにもあるように、これまでの読書会の本との共鳴部分がありました。前2冊はR2.5,7の本ですが、『性表現規制の文化史』はH30.1、2年半以上前の本でした。続けてきてよかったなと思うところですね。『健康禍~』と『性表現~』、健康主義と性表現規制は両方とも、健全性の共同体による監視(共同体や集団がどういったものか、という話はちゃんと比較して読まなきゃですが)の話であり、個人の自由を重要視しない社会性みたいなものについて語るときに両方読んでおくと、処理がしやすい、ひらたくいうと『マスクをどういう場合でもしなければならない』と『女の子をキャラクターとしてはならない』といった、両方とも極端な例示ですが、言説を同列に扱うことができるかもしれません。

こういった過去に選んだ本と思いがけない共鳴が楽しくて読書会、続けていますね。はてさて、10月は神山sideですが、何を選びましょうかねぇ・・・。

次回はZOOMで読書会です。要綱は下記。9月末回ですが、10月頭開催です。お間違えの無いよう。

ではでは。


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