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伝えたいものを伝えるために
最近日記や文章を全然書いていない。
書く時間がないほど充実していたと言うべきか、
書く時間をとる余裕が無かったと言うべきか。
文章を書いていない分、語彙も減ったし、
言語化する能力や良い文章を書くための何かが
欠けてしまっている気がする。
元々、文章では伝わりきらないものまで写真を通して伝えられればと思っていた私ではあるが、
感性は人それぞれで、感じ取るものも様々な分、
私が伝えたいものの方向性を言語で指し示さないと
私の伝えたいものは伝わらない。
いや、そもそもの大前提として、言葉を使ったとしても憶測や勘違いは起こるものだ。
表面的な部分だけ見られてすぐ拡散されるような
世の中になりつつある一方で、私の伝えたいことを言葉足らずで察して欲しいというのは無理がある。
伝えたいものは言葉にしないと伝わらない。
かと言って、自分の感性の全てを言語化するのはとても難しい。言いたい言葉が出てこない。
この気持ちはなんというのだろうか、と言葉を探るように、言葉で言葉を検索をして、ありきたりな語彙を養い、最後の仕上げをなんとか終える。
こうして写真に言葉を添えることに苦戦する中で、
ふと文章以外にも音楽を付け加えるという手があるということに最近気づいた。
そういえば、そんな機能が追加されていたなと。
しかし気づいたのも束の間、
伝えたいものに合う音楽が見つからない。
音楽のレパートリーが少ないから??
いや、たぶんそれも違う。
むしろ私は幅広く音楽を聴くほうだと思う。
似たような雰囲気のものはたくさんあるけどなにかが違う。そんなことばかり。
"だからまずは語彙や音楽にたくさん触れて、表現のレパートリーを増やしたい。"
けどそれで終わる問題でもない気がする。
まずそもそもの自分が伝えたいものを理解すること。理解して理解して芯まで理解して、初めてそれを表現出来るものがふと出来上がる。
一体自分は何を感じ、何を伝えたいのか。それを意識することから始めるべきなのかもしれない。
ただ写ったものを言葉で着飾るのか、
自分が写したいものを写して言葉を添えるのか。
実はその差はとても大きいのではないだろうか。
とつくづく思う今日この頃である。