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音楽の力 私のロッキン-ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024

おっ、ロッキンのレポか!
なになに?とロッキンホイホイされたそこのあなたにまずはごめんなさい。
ここから先の大半は私のお気持ち(主に星野源さんへの熱すぎる想い)垂れ流しで有益な情報はほとんどございません。
悪しからずm(_ _)m

長年推している星野源さんが今年はあちこちのフェスに出演するということで、私も5月のビバラロックに続き今年2回目の音楽フェス、8月開催の通称ロッキン(8/11)に参加することにした。

前にも書いたけど、まさか自分の人生の中に誰かの音楽に夢中になってフェスに参加する未来が待っているなんて思わなかった。
そもそも暑いのも苦手だし体力も同年代と比べてそれほどある方ではないと思っている。
まるでフェスに向かない人なのだ。
それでも、会いたい、音楽を生で浴びたいと思わせる源さんの魅力には抗えない。

そんなわけで行くからには無理のない範囲で対策をしようと運動習慣のない私が毎朝ストレッチ+筋トレをしたり、ウオーキングシューズを新調したりとその日に向けて準備をしてきた。

しかし思わぬところに落とし穴があった。
仕事関係のストレスで体調を崩してしまい、すっかり気力も体力も落ちてしまったのだ。
この感じでは無理かも知れない、とぎりぎりまで迷ったのだけどせっかくチケットが手元にあるのに最初から行かない選択は勿体なさすぎると思い直し、とりあえず会場には入ろうと現地へ向かった。
※最悪隣接するフクダ電子アリーナで漏れてくる音を聞くだけでも、途中で帰っても構わないと自分で無理しないことを決めていた。

自分の体力を考えて午後遅い時間に到着。
さすがにこの時間だと入場もクローク受付もグッズ売り場も並ぶことなく非常にストレスフリーで有難かった。

グッズ超可愛い😍

ステージからは宮本浩次さんの歌声が聞こえてくる。
ステージエリアに入らなくてもこれなら十分聞こえると少し安心した。

Creepy Nutsもすごーく後ろからだったけど何曲か楽しめて、自然に緊張感もほぐれ一人だったけど普通に踊ってた。
(こういう一人で踊るとか声出すとかがいつの間にか全く抵抗なく楽しめるようになってきたな・・・人からどう見られるかとかどうでもよくなった笑)

その後、仲良くしてもらっているお友達二人にも会えてすごく嬉しくて話しているだけで元気をもらえた。

私は源さんのステージの前方エリアは落選したので、初めから遠くからで全然いいやと諦めていたのだけど友達二人に会いすっかり気持ちが元気になったので大丈夫そうなところまで前の方へ行くことにした。

ステージではSUPER BEAVERがパフォーマンス中だった。
私は初めましてのSUPER BEAVERだったが、渋谷さんのMCがあまりに熱くて温かくてそんなつもりなかったのに思わず泣いてしまった。
そしてラストの曲「小さな革命」でぼろ泣きした。
今の私には歌詞が刺さりすぎた。

音楽で世界は
変わらないとしたって
君の夜明けの
きっかけになれたら
「音楽」
「音楽」
当事者であれ
当事者であれ

小さな革命
SUPER BEAVER

今まさにここにいるのはその音楽を聞きに来たのであって、ここに来た私を肯定してもらっているようで本当に泣いた。
こんな素敵な出会いもたくさんのアーティストが集うフェスだからこそ経験できた。

SUPER BEAVERのパフォーマンスが終わり涙が乾く間もなく、人の動きに合わせて前へ前へと進んでみる。もっと殺伐とした雰囲気で前方目指す人が多いのかと思いきやそうでもなく、気が付けば結構前まで来ていた。
最終的には抽選制前方エリアの隣まで来ちゃってて、源さんを肉眼で確認できる場所である事実に急にドキドキしてきた。
やばい、そんなつもりでなかったから心の準備が出来ていない。

待っている間、ゆっくりと空の色が変わっていく様子を眺めていた。

昼から夜へバトンが渡されたちょうどその頃に、おなじみのバンドメンバーがステージ上に現れサウンドチェックが始まった。
今回もDownTown。
するとステージ上に姿は見えないものの源さんの声がマイクから聞こえて声にならない悲鳴を上げた。
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
迷惑なので心の中で叫び倒す。
緊張しすぎてもう泣きそう。

そして前方のモニターに星野源の文字が表示され、源さんの登場!
きゃーーーーーーー肉眼で見える!
かっこいい!素敵!大好き!
歌う前から私の感情が爆発して忙しい。
白のトップスに黒のパンツというシンプルなお召し物がまた素敵過ぎた。

地獄でなぜ悪いからライブはスタート。
続いてSUN、ドラえもん。
確かドラえもんの時だったと思うけどステージの端に座ったときにひぇって声が出た。可愛すぎんか。あれ目の前にいた人大丈夫だったかな?
いきなり目の前きたら私なら気絶する。

源さんは割と初めの方から汗だくだった。
あんなに汗をかいている源さんを見たのは初めてだったのでちょっと心配になったぐらい。
でもその汗だくな様子も相まってステージ上からの熱気がとにかくすごかった。そしてそれにこたえるように観客の熱気もとにかくすごかった。

ドラえもんのMCで地球がたいへんなことになっているよ~と確か言ってたっけ・・・

曲に行く前のMCで、「ここから好きなようにいて、踊っても歌ってもゆっくりしててもなんでもいい(かなりうろ覚え)」と言って始まったのがPop Virus。息を呑んだ。私の大好きな曲だ。この曲がラジオで初解禁された時あまりに良すぎてソファに崩れ落ちた。
日が完全に落ちて夜の中で歌い上げる源さんとそれに呼応するかのような美しい照明。
この日のアレンジも最高で武島さんのサックスがそれはもう素晴らしかった。
完全に源さんの音楽の世界に引き込まれてしまって、源さんがよく言うゾーンに私が入ってしまった。
この曲は源さんの音楽への愛がたくさん詰まっている。

私はここの歌詞が好きだ

始まりは
炎や棒切れではなく
音楽だった

Pop Virus
星野源

私は今日、自分比ではかなり頑張ってここにきて、その最大の目標だったアーティストが目の前で音楽を奏でている。それを全身で浴びて大袈裟な表現だけど今生きててよかったと心から思った。そしてそんな私をここでも肯定してもらっているように勝手に感じてそこから涙が止まらなくなった。

音楽で人は救われる。

この数週間自分を見失っていた私はこの日間違いなく音楽に生き返らせてもらった。

ステージでは喜劇、仲間はずれと続いた。
喜劇もめっちゃよかったなぁ。
歌詞間違えたって言っちゃうのも微笑ましかった。

恋ではキレッキレの恋ダンスが見れた。
本気で踊ると本当にかっこいい。
観客も踊るだけでなく一緒に歌っていて、ステージの上も下も関係なくその場にいるみんなが一緒に歌ったり踊ったりしている様が凄く幸せで多幸感が溢れていた。

いよいよ本編最後の曲。
注)星野源さんのライブではあらかじめアンコールが予告されるのでこれが一応ラストの曲ですというていを観客も演じます。

まさかのCrazy Crazy!!!!!
生きている間に一度は生で聞いてみたいと思っていたあのCrazy Crazy。
イントロで櫻田さんのキーボードが鳴り出した瞬間に叫んだ。
これが叫ばずにいられますか!?
普段こういう言い方はしないのだけど、明日死んでも悔いはないと率直に思った。嬉しすぎる。
サビで飛び跳ねるの夢だったんだ。
夢が一つ叶った。

予告通りのアンコールの1曲目はWeek End。
週末だもんね!

そして本当に最後の曲はHello Song。
皆で挨拶して終わろうという源さん。
世の中嫌なことばかりですよね!と叫ぶ源さんの声にまた涙があふれた。
今日この場に居合わせたみんなとは二度と会えない
最後まで残ってくれて本当にありがとう
後ろの皆も前の皆もありがとう、ありがとう
と何度も何度も繰り返し私たちにありがとうを言ってくれた。
もうそんなに言わないでほしい。
私(たち)の方がもっとあなたにありがとうを言いたい。
こんなにも素晴らしい音楽を、全力で、汗だくで届けてくれて本当にありがとう。
そしてまたいつか会う時は笑顔で会いましょうと約束した。
そんな事言われたら生きるしかない。

涙が止まるすきを与えない星野源。
感極まってとうとう普通においおい泣いてしまった(笑)

有無を言わさない圧巻のステージでした。
MCではどちらかというとほんわかした雰囲気なのに曲が始まると圧倒的な力で観客を魅了する。
私が個人的な事情もあり特別に星野源ワールドに引き込まれただけなのかと思っていたけど、SNSで他の人の感想を読むとそうでもないみたいで、(言葉の例えは非常に良くないが)集団催眠にかかったみたいにその場にいた人全員が星野源ワールドに迷い込んだみたいだった。
あの感覚はいろんな人が集うフェスならではだと思う。

若干の疲労感はあるものの、翌朝は久しぶりに不安な気持ちがなく起きることが出来た。
身体は正直だ。

私は星野源さんが大好きで、尊敬していて、大好きだけれども、だからといって神格化したり偶像化したりしないように気を付けている。

昨夜ステージ上で汗水垂らして労働している(夢のない言い方でごめんなさい)源さんの姿を思い出したら、私の悩みも源さんの悩みも観ている他の人たちの悩みも全部同じ世界にあって、音楽を通して互いに互いをヒーリングし合っていたような気がする。あの時間は源さんが度々口にするアメーバに皆がなっていたね。

源さんは神様でもなくアイドルでもなくちょっとだけ特別なアメーバだ。

素晴らしいセットリストだったので是非聞いて欲しい。





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