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so sad so happy 真夜中 - 私のサマソニ2024(後編)

こちらは2024年8月17日(土)に開催されたSUMMER SONIC TOKYO/MIDNIGHT SONIC「so sad so happy 真夜中」の星野源さん中心の感想+私の個人的な日記となります。
MARIN STAGEで行われた星野源さんのライブアクトについてもひとつ前の記事で感想を書いています。

私のサマソニ2024(前篇)はこちら↓

入場を待つ待機列に並びながらも現実味があまりなかった。
数時間前に源さんの圧倒的なステージをみたばかりでまだその興奮も全然収まっていないというのにもう次の源さん。
しかも真夜中、記憶にないほどに何十年かぶりのオールナイトイベント。
これまで生のDJアクトを見る機会もなく、出演されるアーティストの皆さんも長岡さんを除いて初めましての方ばかりだったのでどんな雰囲気になるのか全く未知数だったけど、全幅の信頼を置いている源さんのイベントなら多分大丈夫だろうと、不安よりもわくわくの方が勝っていた。

夜だし屋内だし何よりDJ Genはさすがに少しでも近くでみたいと思って開場の22時よりも前に到着したがすでにまあまあの待機列。
でもこの後後ろにどんどん伸びていって、こんなに並んでるけど全員入れるの?と心配になるぐらいだった。
後から聞いたら1万人ほどいたらしい。
真夜中で1万人・・・すごい!

しばらく待った後入場開始。
暗い場内に入った瞬間、
     so sad so happy
             真夜中
curated by Gen Hoshino
がどーーーーーんと目の前にあってひぃいいと声にならない声を上げた。
すごい!かわいい!かっこいい!夢みたい!

デザインが本当に可愛い

人の流れに従って前へ前へと進んで行き、気付けばかなり前方しかも中央に設けられていたスタッフやカメラマンさんが通る通路沿いに来れたので視界も遮られずステージ上の人も肉眼でばっちり見えると安心した。

開演前に流れていた音楽もとても心地よくて、高揚感と相まってふわふわしていたところへ源さん登場!
昼間と違って長袖シャツにだぼっとしたパンツ。
イヤカフ、ネックレス、リングのきらめきと合わさって源さんそのものが発光していた。数時間前に会ったばかりなのに、また別のかっこよさで新鮮に驚く。

私の周りのおそらくファン層でない方達からは、登場の時一斉に「可愛い~♡」の声が上がり、とうとう世間が源さんの可愛さに気付いてしまったと思った。

源さんご自身はとてもリラックスした様子で観客に話しかけてくれて、今から人生2回目のDJしまーすとDJブースへ向かった。

DJブースにて機材を前に一個一個指差し確認(笑)
ここすごく可愛かった!!

そしてローランド・カークのGiant StepsからDJは始まった。
注)DJ Genでかかった曲は私の記憶とSNS等からの情報を元に記載しています。公式からの発表ではないので間違っている可能性もあることご了承ください。

人生2回目だと言い緊張しているふうで機材を指差し確認していた可愛い人が、一転急に本物のDJの顔に変わるからこちらは受け身が取れずに真正面からダメージを食らってしまった。
!!!!!!!カッコイイ!!!!!!!(泣)
その場で崩れ落ちそうになって、もたれていた通路の柵をしっかり掴んだ。
これはヤバい。
気を確かに持たないと音楽に集中できない。
ライブで歌ったりギター弾いたりしている顔とは明らかに別の顔でこれをファンに見せてもらえるとはなんと有難い(泣)

数秒、あまりのカッコよさに全思考が停止してしまったけど、すぐに心地よい音楽の海に漂いはじめた。
どちらかと言うとそんなに激しい、いかにもアゲアゲな選曲ではなかったと思うのだけど、観客を盛り上げたり煽ったりする仕草が、それはもうそれはもうかっこよくて、他のDJを見たことがないので分からないけどおそらくそれはDJのアクティングの一つなんだろうなと思った。

DJとしてのご自身の魅せ方もすごく素敵だったし、会場の空気を作るのもとっても上手で、ステージの上と下の境界線がいつの間にか消えてしまってみんながアメーバ状になっていた。

マヘリアのI Wish I Missed My Exの時のクラップめちゃくちゃ気持ちよかった!(その時の源さんもめちゃくちゃかっこよかった)

カーク・フランクリンのRoad Tripは今の私には刺さりすぎてちょっと泣いてしまった。
ちょっとだけのつもりだったけど目の前に大好きな源さんがいてニコニコしててIt's alright, It's alrightって聞こえてきたら号泣してしまった。

最後はチャカ・カーンのThrough the Fire
皆で大きく手を振りあったの最高だった。
その時の源さんの笑顔も最高だった。

Through the Fireがまだ流れている中で次のAnswer to Remember のメンバーがスタンバイを始めた。
源さんによる紹介の後に始まったこの方達の音楽が本当にヤバかった!
まず音圧がすごい。
ちょっと耳が痛くなるぐらい。
そしてメンバーの皆さんの間でのセッションが殴り合いの喧嘩みたいで(いい例えでなくでごめんなさい)いやー凄かった!
まるで心臓に直接電流流されたぐらいの衝撃だった。
どの音もいい意味で自己主張が強くて、それでいてバラバラにならないの本当に凄い。間違いなくこんな音楽体験は初めてですっかり彼らに毒されてしまった。
こんな出会いは嬉しい想定外だ。

続いて本日DJ初挑戦のnagaokaryosukeさん
既にシャンパンをお召し上がりになられての登場(笑)
緊張されている様子でした。

私はここで一旦会場を後にして(実はトイレずっと我慢してて限界だった)ついでに真夜中グッズを購入、お腹も空いていたので今年初のフェス飯を食べた。

妖しく光る厚切りタンねぎ塩串
グッズめちゃ可愛い

この後お友達と合流して次のステージのTUCKERさんを見るためにまた会場へ戻った。
MCの源さんは少し早めに登場
「みんな~そろそろ戻っておいで~」
「文化祭の後夜祭みたい」
「もう終電終わってるよ~」
「朝まで一緒にいようぜ~」
※全てニュアンスで汲み取って下さい
源さんの呼び込みにぞろぞろと人が戻ってくるのが面白かった(笑)

そしてTUCKERさんの登場。
アキハバラ@DEEPのエンディングテーマをTUCKERさんと一緒に作ったそうで、この後彼の音楽を聞いて確かにそれっぽい!と思った。

自宅にあるDVDBOX引っ張り出してきて確認したら、エンディングテーマは「YAWARAKA-REGENT」作曲:星野源 編曲:SAKEROCKとTUCKER でした。また作品の音楽もTUCKERさんが担当していた。

それでこれまたびっくりの音楽だった!
まさかステージ上でテキーラに火をつけるとは!
前方にいたので燃えた匂いがしてきて(笑)思わずここは消防法的に大丈夫でしょうか?と頭の中でよぎった。
自由だったわ~
上半身裸になってえびぞりでエレクトーンを弾いているのはマジで意味が分からないwww
でもそれがただのおふざけに終わらずちゃんと音楽なのが本当の凄さだと思った。

次に登場したのはDJ JIN(RHYMESTER)
全てバイナルでのDJ
この時に源さんがご自身の「湯気」はJINさんに影響受けていると話していた。
素人の私でもわかるぐらいにプロのお仕事ですごくすごくかっこよかった。
そして流れる音楽も本当に心地よくて、それでいてだるくならず身体が勝手に動く音楽だった。

夜が一番深くなった頃に、満を持してロバート・グラスパーが登場。
こんな贅沢な音をこの時間に浴びていいんですか?っていう音楽だった。

あまりに気持ちよくてセロトニンが出過ぎちゃって、若干意識が遠のき始めた時に源さんがぬるっとステージ上にいた。
目は開いていたはずだけど、気が付いたらそこにいて、気が付いたらPop Virusを歌いだしていた。

同じ日に2回もPop Virus を聞けるなんて!!!
いきなりドーパミンが大量放出されて背筋が伸びた。
午前4時近くとは思えないほどの伸びやかな歌声で、またロバートのアレンジもくううううと唸っちゃうぐらい最高でこれは夢じゃないかなと半信半疑だった。
dadadadadaのパートからはロバートも源さんの隣に来て歌いだすし(ちゃんと歌えてる!ってびっくりした)ロバートのYo!の掛け声を合図に二人でわちゃわちゃしだすし、ロバートがマイク持って離さないから源さんスタンドのマイクを取って歌いだすしで大笑いしながら皆でシンガロングして本当に夢のような時間だった。

これは後から知ったことだけど、このPop Virus での共演はリハなしのぶっつけ本番だったと聞いて今年一番のえーーーーーーーー!!!!が出た。
あれをリハなしで出来るミュージシャン達の力量が素晴らしい。
まさにライブだった。

そんな大興奮のPop Virus feat. Robert Glasperが終わり、いよいよSpecial guestのYEBBAが登場。
歌声ヤバかった!!!!!!
彼女が第一声を発した瞬間に鳥肌立ったわ。
ステージ上の彼らも本当に自由で、誰かのソロパートの時に他の人はめっちゃ普通に休憩してたりでそれが凄く自然でよかった。

ロバートの最高のステージが終わり源さんがクロージングMCのために再登場。
源さんは、今日は僕の大好きな音楽を皆に聞いてもらえて本当に嬉しい。
ぜひ今日聞いた音楽の中で興味を持ったものはSNS等でチェックしてほしい。ついでに僕のインスタもフォローしてね♡と言っていた。
多分あの時あの場にいた人の中で源さんが一番元気だったと思う。
本当に楽しそうで見ているこちらまでその楽しさが伝わるような笑顔だった。
こちらこそ夢のような体験をさせてもらって本当に有難うの気持ちを込めて最後に源さーんと叫んで私のso真夜中も終わった。はずだった。

無事終演となり客出し音楽で光の跡が流れだす。
観客の皆がメロディに合わせて手を振り始める。
それを見た源さんが「これ帰れないやつじゃん」と笑いながら
イントロのコーラスを少しだけマイクに乗せて歌ってくれた。
私はそれだけで感動してしまって動けなくなってしまった。
多分他の多くのお客さんもそうだったと思う。

その後はマイクに乗るか乗らないかの声で会場の皆と一緒に歌ってくれて
「すごいね、みんな歌えるじゃん」とびっくりされたのだけど少なくとも私については舐めないでほしい。リリースされてから本当に毎晩寝る前に必ず聞いているのだ。

「私の好きをなめんな」by岩田さん/星野BW

以前別のフェスで新曲は披露しないと言っていた。
新曲はやっぱり単独公演で初披露したいと。
それを覚えていたのでこの日も本気で歌うことをためらったのではないかなと思った。
源さんはここにいないファンのこともちゃんと考えているんだと思えたらその気遣いに余計に泣けた。

消えてゆくのに なぜ
ただ 忘れたくない思い出を
増やすのだろう
ほら 終わりは
未来だ

光の跡/星野源

今がまさにこの通りで、これ以上エモいことはもうないかも知れないとすら思えた。

最後の最後で特大のお土産をもらい、幕張メッセから外に出た時にはもう夜は終わっていた。

今でもまだあの場所にいて同じ時を、同じ音楽を源さんや他のアーティストの皆さん、それに多くの音楽好きな人たちと共有したことの実感がわかない。でも源さんが言っていたように、こんな時間があるのならこれからも長生きしたいと思う。

星野源さん、素敵な機会を設けて下さって本当にありがとうございました。
私が私のままそこに居られてすごく楽しかったです。
また良ければ私たちを新しい音楽の世界に連れて行って下さい。











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