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業務で実践しながら成長するしかない|DXしない人や組織に起こる3つの怖い話④
怖い話シリーズ、4回目です。
前回までは、3つの怖い話(事実)を提示させていただきました。
すごくざっくりまとめると、
ビジネスモデルのDXができないと企業が存続できない(売上Down)
↓
転職しようとしても、「#DX」タグ(強み)がない個人は採用されない
↓
やっとの思いで職を得ても、GIGAスクール構想教育を受けた
DXスキルのある新入社員に仕事を奪われる
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この記事を読んでほしい人
全社会人
いきなりビジネスモデルのDXはできない
人は、日常生活を通じて、特定の行動を習慣化する力を持っています。
習慣化すると息をするように実行できるようになるので、それをやることにハードルは感じません。
デジタルツールも同じです。
毎日毎日使っていれば、嫌でも慣れていきます。
一方、デジタルツールに慣れていないのに、いきなりビジネスの現場に持ち込むことは、とてもハードルが高いものです。
【例①】
例えば、コロナ禍の時代に、あなたが営業職をしていたとします。
対面でのやりとりができなくなったので、オンライン会議システムを使うことにしました。
でも、日常的に使いなれてもいないのに、お客様とのやりとりにシステムを導入できますか?
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【例②】
筆者のチームが支援してきた学校現場でも同じでした。
授業に積極的にICTを導入している先生は、日常(プライベートや校務=バックオフィス業務)でもICTを使いこなしています。
日常で使っているから、ふと「授業にも取り入れてみよう」という発想につながるわけです。
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一方、日常でほとんどICTを使ったことがない先生は、「いきなり授業にICTを使うのは怖い(失敗したらどうしよう)」とためらっていました。
この心理は、極めて自然なことです。
まずは、バックオフィス業務のDXをやってから。
その過程で、ビジネスモデルのDXへと、発想がステップアップするのです。
課題解決(バックオフィス業務のDX)とスキルアップ(人材DX)は連動して取り組む
2024年度現在社会人の人々は、悲しいかなGIGAスクール構想時代の教育を受けずに大人になりました。
今さら嘆いても、逃げても、逆切れしても、現実は変わりません。
待ったなしでDXに取り組まないと、明るくない未来が待っています。
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とはいえ、学生のように勉強だけしていればよいわけではありません。
(勉強する時間の確保すらままならない方も多いと思います。)
ということで、以前投降した下記記事のとおり、
学ぶ→業務で実践→学ぶ→業務で実践 …を繰り返すことが必要です。
DXスキルアップのための学習コンテンツの注意点
世の中には、DXスキルアップのための学習コンテンツが、たくさんあります。
筆者自身も、オンライン動画コンテンツや電子書籍に日々お世話になっています。
ただ、これらの学習コンテンツには、注意点があります。
それは、「実務ですぐに使わないとわすれてしまう」ということ。
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反対に、実務ですぐに使うと、定着率が格段にUPします。
バックオフィス業務のDXシステム導入の注意点
世の中には、バックオフィス業務のDX(≒課題解決)のためのシステムが、たくさんあります。
また、IT企業がが伴走型支援を行いながら、システム開発をするケースもあります。
「課題解決」のみが目的なら、それで構いません。
でも、課題って、一度解決したら、二度と発生しないんでしたっけ?
違いますよね。
まるでもぐらたたきのもぐらのように、叩いても叩いても、次々出てくるものなのです。
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であれば、そのたびに課題解決をアウトソーシングしていて、大丈夫でしょうか?
※ここでいうアウトソーシングとは、
①従業員が無思考で使えるグループウェアやチャットアプリを導入すること
②従業員が要望を伝えてSE(開発者)がツールを設計・構築すること
をいいます。
資金面もそうですが、自組織の成長になっているといえるでしょうか?
そう、
組織の成長=従業員の成長 でしたよね。
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単に課題解決すればよいのではない。
従業員の成長が伴わないと、真に競争力ある組織にはなれない。
(ビジネスモデルのDXは、他でもない従業員の力が絶対必要ですから。)
結論:業務で実践しながら成長するしかない
それはわかったから、さっさと方法を教えなさいよ!
…というそこのあなた!お待たせしました!!
次回、【人材DX⇔バックオフィス業務のDX】実践に向けた取り組みについて、解説いたします。
お楽しみに!
※感想や、扱ってほしいテーマなど、コメントいただけると嬉しいです!