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【激レア人事、誕生秘話】自社制度「自律的ジョブローテーション」を全力活用!

こんにちは! PHONE APPLIという会社で人事領域を担当している久保と申します。

これまでエンジニアから営業、そして人事と3つの職種を経験しており、自称「激レア人事」を豪語しております。

詳しい自己紹介はこちら:

さて、さっそく私の職歴について少し語らせてください。エンジニア、営業、人事と経験してきたこの経緯ですが、実は営業から人事へと移ったのは出産後、育休が明けてからでした。

「え……マミートラック?(出産を経て復職した人が、本人の意思とは関係なく昇進や昇格の機会を制限されてしまう状態のこと)」と不安に思う方もいるかもしれませんが、……違います!

弊社の独自制度である「自律的ジョブローテーション」(厳密にはその前身制度)を使って、自分の意思で手を挙げて人事へと異動しました


自律的ジョブローテーションとは?

ざっくり説明すると、社員が「自分のキャリアを自分で開拓するため」に利用できる制度です。

具体的には:

  • 部署異動や他の職種への挑戦を自分の意思でいつでも希望できる

  • 業務内容や必要スキルなどが各部署マネージャーにより言語化・公開されている

  • 公開されている内容を基に、誰にでもキャリア相談ができる(現部署のマネージャー、異動を希望する部署のマネージャー、社内キャリアコンサルタントなど)

これにより運に頼らず自分のキャリアを切り開く選択肢が広がるのです。

チャンスの順番 初っ端から自分に来る

この制度を聞いて、もしかしたら「公募制度みたいなもの?」とイメージされるかもしれません。でも、自律的ジョブローテーションには、一般的な公募制度とは明確な違いがあります。

「誰が」主体か?

  • 公募制度:会社が特定のポジションで人材を募集し、その条件に合ったタイミングで社員が応募します。ポジションの募集がないと異動の希望を出すことはできず、希望が通るかどうかは主に会社側に委ねられていることが多いでしょう。

  • 自律的ジョブローテーション:自分自身がキャリア形成の主体となり、自ら部署異動や職種変更を計画・希望します。会社側は、社員が自分の目指すキャリアを実現できるよう支援する役割を果たします。全社のリソース配分やタイミングの影響を受けることはありますが、あくまで従業員本人の希望を起点として、可能なかぎり最大に尊重することを方針としています。

タイミングは?

  • 公募制度:タイミング勝負であり、会社側が募集をかけるまで待つ必要があります。行きたい部署が希望どおりに募集しているかどうかは運任せ。「チャンスの順番 いつかきっと来る(*1)」と、運が巡ることを期待しなければなりません。

  • 自律的ジョブローテーション:いつでも希望を出せます。「心の内 ビビッと感じるままに(*2)」、今すぐ行動することもできます。

落胆続きの連続異動ガチャ! 運任せのキャリアは虚無ゲー

正直なところ、私はずっと「他人任せの人生」を送っていました。

新卒で大企業に就職し、何千人もの社員がいるなか、若手は毎年のように望まない異動が繰り返される環境。年度末の3月が近づくたびに、毎年そわそわして生きた心地がしませんでした。

「運良く異動がなければ、来年度も同じ部署で専門性を高められるのに」
「運良く異動がなければ、来年度も同じチームのメンバーと働けるのに」
「運良く異動がなければ、来年度もいまのお客様のシステムに携れるのに」 

淡い希望を抱いては落胆する4月、それを毎年繰り返し。

そんなことが何年も何年も続いた結果……私は「他人が決めた人事異動」によって、自分の人生に対して無責任に……「どーでもええわ、どうせ勝手に誰かが決めるし」と投げやりになりました。

他人任せを続けた結果、自分の人生に無責任になったのです。

実は、エンジニアから営業になったときも、私の希望ではありませんでした。とはいえ、「営業ではなくて何がやりたい?」と言われても、正直、何も思い浮かびませんでしたし、実際に働き始めた結果、周囲に恵まれて営業の仕事自体を楽しんでいたのも事実です。それでも、ずっと「どっかの誰かが私を営業にした」という、どこか他人事のような感覚がありました。

「自律的ジョブローテーション」を全力活用! ~いよいよ誕生!激レア人事~

しかし、出産を機にいよいよ自分に向き合いました。

「育休明け、子供を預けてでも働くことを選んだのなら、自分の選択に責任を持ちたい。やらされ感を持ちながら働くのはさすがにムリ。」と感じ、初めて真剣に「自分はどうなりたいのか? 何がしたいのか?」を考えたのです。

そして、自分の「自分はこうありたい! こんなことがしたい!」を考え、行動の後押しのきっかけとなったのが、自律的ジョブローテーションの制度の存在でした。この制度を使えば、私のキャリアは運ゲーではなくなる。自分で自分の異動をSSRにできる! そう思ったとき、私は「わたしが考えた最強のキャリア」を資料にまとめ、人事部長に相談に乗ってもらうことにしたのです。いくつかの対話の結果、私の希望と会社のリソース配分・タイミングの調整がうまくいきました。社会人生活10年目で初めて、自分が望んだとおりの異動を叶えました。

こうして、営業から人事にキャリアチェンジしたのです。

~激レア人事、誕生の瞬間です!~

おわりに

自律的ジョブローテーションは単なる制度ではなく、常に「自分はどうありたいのか?」を考えるきっかけを与えてくれます。

大きなライフイベントがなくても、自分自身のキャリアと向き合い続ける。それは、自分の人生に責任をもつことにほかなりません。

そして、それぞれが自律的に描くキャリアを、PHONE APPLI は応援しています!!

この制度によって、多くの人が運任せではない、自分らしいキャリアを築けると信じています。

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  • (*1) チャンスの順番(2010)/ AKB48 より一部歌詞抜粋

  • (*2) フライングゲット(2011) / AKB48 より一部歌詞抜粋


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