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【ネタバレ】DQ10 ver1-2個人的感想[2021/10/05記事]
[ブログからの引越し記事です]
2021年の5月、スペースでフォロワーさんと話していた際にDQ10の話になり、かねてから気になっていたのでいろいろ質問して、教えてもらいました。
他のプレイヤーとやる時/やらない時を選べる、コミュニケーションは最低限でもOK、一人でも全然楽しめる、など、気になっていたところを教えてもらいまして。で、あまりに周りの人が楽しんでいるので、飛び込んでみたんですが、結果として大正解でしたね。
MMOは初めてですし、どれだけやれるか分からなかったんですけど、とりあえず始めたんですよね。
DQ10はver1,2,3,4,5という順番でアップデートされており、それぞれのバージョンはお話のまとまり(章)です。
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■ver1 目覚めし五つの種族
いつものドラクエの主人公のごとく、ほのぼの平和に登場した主人公 in エテーネ村。30分後くらいにえらい目にあいました(笑)やはり村は焼かれる。
はい、ここで起きた事によって、あっという間にシナリオ的に引き込まれましたよね。
にしても、特殊能力時渡りってのは、非常にエモいですね。とんでもない力持ってるんだなぁ主人公。こんなにポワンとしているのに。
最初の1時間くらいは、『?!?!?!?!?!』の連続でした。転生後も新しい体験の連続で、大陸の地元村でアレコレしてから、各大陸を巡る、と。
ところで、ver1は世界観とシステムをしっかり理解するためのお話だと思いました。
アストルティアがどんな世界で、各種族がどんなルーツがあって、どのようなイベントやコンテンツがあって、遊び倒せるのか。その知識をひたすらにインプットされていきます。
正直全然覚えられませんでした(笑)遊び方ガイドやヘルプを見ればいいんだけど、そこの情報量も多すぎて(笑)なので、ver1はほぼ情報ナシで遊んでましたね。あ、でも全っ然、それでも遊べます。
このver1、世界のことを理解し、どのように立ち回るのか身体で覚えようね! ということだと理解したと言いました。
なので、基本的には本筋のシナリオもサブクエも簡単なおつかいをこなしていくかたちになるので、若干、退屈な印象を持ちがちです。主人公はどこにおいても、観察者の立場なわけです。
ですが、500年前に飛ぶ展開あたりから、キましたね。エモい時渡りきた。時をかけるエックス。それまでは各大陸でおつかいしてたけど、このあたりから初めて主人公だからこそできる事が出てきて、一気に世界への関与度が高くなる。主体性が増す。ここでぶっこんできた、時渡り。
ありがとうございました近藤●奈さん。
さて、前の文章で『退屈』という言葉を、あえて使いました。
ですが、このゲームよくできてて、ver1という”どエントリー”の状態では、非常にストレスの少ないシナリオ(=とらえかたによってはやや退屈)にあわせて、やれること満載よ、という大量の情報を与えて期待感を与えられたんですね。それによって、このゲームは、シナリオもあるけど、どうやらアレもコレも大量にできるんだよな、という印象を強烈に植え付けられた。
あと、レベル制限システムに『なるほど!』と思いました。だって、仮にver1でカンストできるような構造だったら、その先やらないですよね。verやレベル相応のコンテンツがあるんだな、と期待するじゃないですか。最高ですよね。
なので、結果として『まったく退屈ではない』んです。身をもって知りましたね。
しかも幸運なことに、自分がやりたいことを選べるだけの大量のコンテンツがあるんですよ。コンテンツガイド神。
喜び勇んで気が散っていくわけです。やる事に果てはなかった。
そのような事に気づいたver1ですね。
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■ver2 眠れる勇者と導きの盟友
レンダーシアに行き着いて、ようやく人間が出てきてワーイと騒いでいたら、まさかの真偽構造でびびりました。
公式のアストルティア創世記によるとマデサゴーラは魔王なんだけどクリエイター気質で、彼は世界を創りたかったらしくて。その根底設定たまらないです。
明らかにアンルシアなミシュアちゃんと出会ってから、徐々に徐々に彼女が勇者になっていく様子は胸アツでした。
DQって基本的に自分が勇者であるケースが多いけど、ここでは彼女を勇者として目覚めさせるために立ち回ります。
アンルシアを徐々に育てていくという太いシナリオはとてもワクワクしますね。ゲームでしかできない体験ってあると思うんですけど、自分の行動に応じて間接的に何かが起きる、的な。徐々に彼女と関係が近くなるのがいいですね。主人公に対して気さくになっていくアンルシアがたまんないです。ズットモ。
似たようなものだと、トリコとか、MGSVの悲しいあのミッションとかかな。自分の行動が、密接にゲームに関わってくる。
アンルシアの記憶をたどるところは面白かった。そうだよね、勇者もいろいろあるよね……。ああ兄妹、つらぁ~~~~。
あっ、大事な事。女の子の勇者なんですよ、アンルシア! びっくりですよね。シリーズ初の女子勇者。その点も新鮮で面白い要素だと思いました。守りたい、このおでこ……。
ver2はどこの街の話も、アンルシアの話も、嗚呼ニンゲン……!と思える内容です。だいぶシナリオが深くなってきますね。個人的にはアラハギーロかな。セラフィが『わたし、ホイミスライムなの』と言った時、鳥肌たって叫んだ。手紙のシーンは泣いた。カレヴァンさんの壮絶体験を思い出すと今でも泣ける。
あと、ver2で絶対言及しないといけないのはクロウズですね。ここではないどこかで、何かが起きている感が垣間見えるのがいいですよね。ver3への布石なんですけど。クロウズが何やってるの?というポイントはver2を通じてずっと気になる点でしたが、正体がシンイと分かってからはもう他人事ではなかったです。
最初はジョジョのヘブンズドアかな!?とか思ったけど、後半では竜化とかしちゃって凄いなカッコイイな、竜。主人公が竜に乗れるのも最高ですよね。DQ5のドラゴンタクシーじゃなくて、ちゃんと自分で乗って操作できるの楽しかった。頻繁には使わないけど、爽快です。
ところで、ver2のフィールドは5大陸に比べて起伏に富んでおり、自然表現が美しく、世界を歩いている感があります。おすすめはセレドットの山道とアラハギーロの近くのウユニ塩湖みたいなところ。これはver1,2共通ですが、フィールドが広くて世界の大きさを身をもって体感しますね。
ちょっと違うけど、感覚的にはBoWみたいな感じかな。あそこまで行きたいな~!……までが遠い!(笑)でもこのころには移動に慣れてるのであまりストレスにならん。
後日編集するかもしれないけどひとまずこれで。