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【キル・ユア・ダーリン】感想

わたしの中でこれは伝記作品であり悲恋だと解釈する。実際は違うと思うけれど。映画は悲恋だ。
実話を元にした話でさすが文学的、劇中に出てくる詩が良い。
[大切だからこそ見捨てる]メンタルが死ぬな
ルシアンが自由人というか遊び人というか…1人に決められないのがさあ~なんでかなあ……デイン・デハーンの演技もあると思うのだけど嫌悪出来ない手の出し方だったりする。はたして利用しているだけなのか、本音は必要だからなのか。
デイヴィッドもやっていることはストーカーなんだけど憎めない……
アレンもよく見捨てる選択肢をしたと思う、勇気が必要だと思うし決断したのすごいなあ。個人的に私は好きな人絶対至上主義なので全世界が敵になろうとも好きな人の味方をするから見捨てる選択肢が無くて、むしろ手を汚すなら私がやるって感じだし……私が既に歪んでいるので本編の結末が哀しいなあと悲観してしまう。
序盤の2人で一緒に笑いながら首吊りしようとするところすごい好きなの。まだ愛が芽生える前の友情なんだけれどものすごく好き。
劇中にアレンがルシアンのトランクケースを開けて大事な本を開いた辺りから感情移入して号泣した。
自分の好きな人が大事にしている本のページにしおりとして元恋人との思い出の写真あったら死ぬでしょ…………しかも裏に[THE PERFECT DAY]だよ無理…………

アレン視点で描かれているけれどルシアン視点も観たい。わたしはルシアンの思考が知りたくて堪らないのだ。