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AKIRAを観た
#一般人の方が時々誤解しておられること
というハッシュタグとともに、「こいつはアキラではない。 」と呟いておられた方がおり、
え!?
となった。というのも、私はこの少年がアキラだとばかり思っていたからだ。
それで、早速アキラ(映画)を観てみたのだが、これがスゴイ作品だった。
舞台は2019年のネオ東京。来年ではないか。ちなみにこの世界でも、2020年にオリンピックをひかえている。(!)
ちなみにこいつはアキラではなくカネダショウタロウであった。
この作品は、小さい頃漫画を少し開いたが、その暴力性にばかり目が行ってしまい全く読むことができなかった。
また、タカシやキヨコの、子供なのにシワシワで、皮膚や髪だけ年老いているというビジュアルは、あまりに衝撃的。
が、大人になってからは、見るべき作品であると確信した!
よくもあれだけの要素、内容、ビジュアル、絵、アニメーションを作れたものだと思う。作者の頭の中どうなってんだ。
作られたのは1980年代、今から30年以上前だ。
!以下ネタバレ注意!感想やメモ
金田はかっこいいのだが、なぜかというと、作中ずっとまっすぐだからだ。鉄雄が超能力を手に入れても、たじろいだり、ましてやへつらう事などない。ずっと「さん を つけろよ デコ助野郎ーー!!」なのである。
人間は、『精神の能力』で強さが決まる。
鉄雄は強大な力を手に入れたが、超能力を持たない『普通の人間』である金田を倒すことができない。
地球や宇宙をも揺るがす力を手に入れたとしても、結局人間が人間である限りそれを持つ人間の判断や気持ちでその力を動かすことになる。精神の強さや、自己顕示欲や、幼少期のトラウマや、承認欲求や……。偶然その力を持ってしまった者が、どんな精神を持つかによって、大きく左右される。
アキラの力で連想するのは核の力である。
金田はずっとまっすぐで、ブレない。若さゆえか、性格か。悪くいえば暴力的、愚直、かえりみない。
……最後に鉄雄の心の中に触れ、少しだけ何かが変わったかもしれない。