見出し画像

英語の基礎的な学習について

英語の学習について、諸賢があれこれ言っていて、何が正解か分からなくなりました。
私の英語学習の中で、これは間違いないというものを覚え書き程度に書いておきたいと思います。

いいねもぜひよろしくお願いします。



【単語】

・英語学習は単語学習。七割が単語学習という人も。
・単語学習は毎日。飽きると覚える。
・単語は、同意語、反意語、類義語をセットで覚えると楽。
・単語は、かたまりで覚える。
 (名詞なら動詞と、動詞なら名詞か形容詞と、形容詞なら名詞か動詞と、副詞なら動詞と。単語帳の例文はよくできていて、頻繁に使う単語と組んで書かれている。)
・一番覚えやすいのが名詞、次に覚えやすいのが形容詞、一番テコ入れの必要があるのが動詞。
・単語は、書くため、話すために覚える。
・単語は、音読できないと覚えられない。
・単語を文脈から予想するのは、単語学習が不足している場合だけにする。
・単語は、聞くだけだと記憶に残らない。
・単語は、書きながら読むのが最強。
・日本人は、漢字は書かないと覚えられないことを理解するが、アルファベットは20字程度しかないから覚えられると思ってしまうので、書かない。だから、覚えられない。
・基本の英単語は、Oxford 5000。

・単語が分かるというのは、その単語を言える、聞ける、読める、書ける、全てできること。
・日本人に必要な単語を集めた実績があるのは、アルクのSVL12000(Standard Vocabulary List 12000)というシステム。30年以上蓄積して、日本人が覚えるべき英単語12000をレベル別に抽出している。
・SVL12000は英辞郎(アルク運営)にもレベル表記が載っている。

・SVL12000はランクが1〜12まであり、ランク7〜9あたりが中級。
・SVL12000は、『究極の英単語SVL』という書籍にもなっているが、単語帳としては使いにくい。
・単語は何歳になっても覚えられる。職場で初めて会う同僚の名前を翌月に覚えているなら、英単語も覚えられる。意欲とどれくらい時間を割くかの問題。

【文法】

・文法は、早いうちに全部を把握する。
・英語は他言語に比べて文法が少ないので、後回しにしない。
・文法が分かるというのは、どの単語が何の品詞かを言えること。
・品詞が言えれば、なぜその位置にその形で存在するのかも説明できる。
・ひいては、間違った文法的表記を正しくすることもできる。
・文法の基本は、『Grammar in Use』

・英米の文法書は、日本の文法書と違う。
・英米の文法は、文法構造の他に、句動詞やコロケーション、ボキャブラリー、イディオム(ワードとは別)も文法として存在している。

【資格試験】

英検
・英検は日本人が一番楽に英語レベルの指針にできる教材。
 (海外では資格としてはあまり通用しないが、偏りがないので基礎スキルを高めやすい。)
・英検を準一級まで取っていると、その先が楽。
・英検一級はあまり意味がない。(名誉資格的なところがある。)
・英検一級は、準一級合格から始めて600時間かかると言われている。
・600時間は毎日2時間で300日。週に1回休むと、ほぼ一年かかる。
・英検一級は英語の頂点と思いがちだが、英語レベルとしては上級の入口、CEFRのC1クラス。
・英検で幹を育てたら、アカデミックならIELTSやTOEFL、ビジネスならTOEICで上位へ行くのが定番ルート。

IELTS
・英検などでWritingやSpeakingを上げている人じゃない場合、一般的な大学生ならIELTSの総合スコアは4.0〜5.0。
・IELTSで6.0以上を持っている人は、前提として高校英語まで授業にプラスアルファでそれなりの勉強をしている。
・IELTSは、スコアが6.0と7.0になるための壁があると言われている。
・IELTSで6.0取れない人は、発話や文法に間違いが多い。
・IELTSで7.0取れない人は、日常生活を滞りなく英語で過ごすことができないことが多いと言われている。
・TOEIC LRで900点の人でもIELTSで5.0なのは、話せない、書けないから。

ケンブリッジ英検
・英語試験の最高峰は、ケンブリッジ英検のCAE。(CEFRのC2レベル)


その他
・CEFRのC2相当の資格は、日本の資格では、観光だと通訳案内士、国際業務だと国連英検特A級、アカデミックだとIELTS 8.5以上、TOEFL 115以上、DET 155以上。

【勉強法】

・読む、聞く、話す、書くは満遍なく。
・参考書は各ジャンル一冊だけに。予備校講師曰く「ダメな奴ほど参考書多い」
・一番早い習得方法は、独学。
・一番手堅い習得方法は、塾。
・勉強は、アドバイスしてくれる人を伴うと加速する。
・英語は慣れ。聞き取れない、話せないのは、慣れていないから。
・英語は勉強科目ではなく、言語。幼児から老人まで普通に使っている。
・留学すれば英語ができるようになる、は幻想。
・英語ができるようになった人は、外国でも机で英語の勉強をしている。
・言語に深みを出すのが読書。動画では情報量が少なすぎて伸びない。
・動画やラジオのディクテーションは効果が極めて高い。ただし、時間はかかりすぎる。
・英語の会話をしてもらえる友人を作ると、会話力は加速する。
・英語に飽きるなら、別の言語を気休めに勉強する。

・勉強全般に言えるが、キーワードは集中力。
・勉強に年齢は関係ないが、ブランクは関係がある。
 (勉強をしていなかった人は、勘を取り戻すまでにも時間がかかる)

・英語はただの言語。それだけ長じても役に立たない。

【その他】

・英会話は、声を出さないとスキルが上がらない。
・英会話を他力本願で伸ばしたい人は英会話スクール、独学で伸ばしたい人は『瞬間英作文』をやる。
・『瞬間英作文』を買うと、簡単な英語しかないから役に立たないと思う人は、すべてのページを日本語を見ながら英訳してみるべし。できるなら使わなくていい(が、できるならそもそも話せる)し、できないのであれば、できるまでやる必要あり。


・英語の言葉の知識を仕入れるには、NHKラジオ「ニュースで学ぶ現代英語」の各記事にある「学習ポイント」が秀逸。無料で高品質の情報を手に入れられる。


ここから先は

0字

¥ 100

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?