【PHI】10.フィリーズの2023年シーズンを振り返る(外野手・捕手編)
こんにちは、ハリガネです。いよいよMLB2024シーズン開幕が近づいていますが引き続きフィリーズの2023シーズンの主要選手成績を振り返っていこうと思います。今回は外野手・捕手編です。90打席以上立った選手について触れていきます。成績はFangraphsより。
外野手
Brandon Marsh(Age/25,Bats/L) (年齢は2023年シーズン開幕時点)
1年を通して主にバッティングでインパクトを残してきた選手。主にセンターとして起用され472打席でOPSは.829を記録。BB%が2022年から6.1%→12.5%と大幅に増加し出塁率改善にもつながった。今季は主にレフトとして起用され出場機会の増加が予想されるため更なる成長に期待。
Kyle Schwarber(Age/30,Bats/Ⅼ)
今季打率は.197を記録しながらHR47本を放ったロマン砲。K%は約30%ながらBB%は17.5%とMLB上位1%で出塁率は比較的高く昨年に引き続き1番起用も多かった。LFで103試合守備に就いたがRun Valueは-20、OAAは-19と年々悪化しており、今期はDHでの出場が大幅に増えると予想される。
Johan Rojas(Age/22,Bats/R)
夏場にAAから昇格した元トッププロスペクト。165打席で打率.302、OPS.772とバッティングで一定の結果を残したがインパクトを残したのはフィールディング。センターを守ったのは392イニングながらDRSは15を記録。今季は1年を通してパフォーマンスを維持できるか注目したい。
Nick Castellanos(Age/31,Bats/R)
前年の不振から成績を戻しオールスター出場を果たした選手。シーズン前半好調で特に6月はAvg.351、HR5本、OPS.954と活躍した。7月にOPS.497と調子を落としたもののその後持ち直しチーム内最多の106打点を記録するなど活躍した。昨季悪化したK%の改善に今季は期待したい。
Cristian Pache(Age/24,Bats/R)
2023年シーズン前アスレチックスからトレードされ加入した選手。対左投手時のOPSは57打席で.924、対右投手時のOPSは38打席.449と差が大きく出た。今季も対左投手に対するスタメンや守備固めなどで出場機会をうかがいたい。
Jake Cave(Age/30,Bats/Ⅼ)
22年オフオリオールズからウェイバーで獲得。昨年のスプリングトレーニングでは18試合でAvg.462、3HR、OPS.1327と活躍し、開幕スタメンに任命された。しかし4月までOPS.619と結果は残せずAAAに降格となった。その後再昇格するも最終的にOPSは.620止まりだった。
捕手
J.T. Realmuto(Age/32,Bats/R)
フィリーズの主力選手の中では唯一と言っていいぐらいダウンイヤーとなってしまった選手。攻撃面で前年のOPS.820から.762に低下した年にはなったがフレーミングがMLB下位2%になるなど守備面でもパフォーマンスの低下が目立った。今季は正捕手としてパフォーマンスの向上に期待したい。
Garrett Stubbs(Age/29,Bats/Ⅼ)
控え捕手としてチームを支えた選手。Realmutoと同じくパフォーマンスを落とした選手でBB%の悪化などから前年OPS.812から.557へと大きく低下してし、Run Valueでも2年連続マイナスを出してしまった。今季も控え捕手の立場ではあるがパフォーマンスの向上を期待したい。
まとめ
外野手のバッティング面ではMarsh,Schwarber,Castellanosがレギュラーとして十分な攻撃力を披露。特にSchwarberの成績のインパクトはフィリーズファンだけでなく広く知れ渡っています(ファンとしては打率挙げてほしいのが本音…)RojasやPacheもバッティングだけでなく守備でチームを支えました。捕手ではRealmuto,Stubbsともに成績を落とす年となりました。特にRealmutoのパフォーマンス低下は気になり今年はキャリアハイとはいかなくとも昨年からの成績向上を期待したいところです。まもなく2024年シーズンが開幕となりますがコンディションを整えて万全の状態で臨んでもらいたいと思います。
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