Live2DアニメーションとMusicVideo
こんにちは!
魔術師見習いのフィルです。普段はVTuberをやっています!
この前エイプリルフールに歌ってみた動画を出しました!
このnoteは歌ってみた動画を作った経緯・裏話やLive2D制作の上で気を付けたことなどを備忘録的にまとめています。
魔術と科学技術(live2Dや動画編集ソフト)によって動画をお届けしていると伝えてはいますが、技術のことにクローズアップすると非実在感を抱いてしまわれがちですので、大丈夫!という方のみご覧いただければと思います。
また以上の理由から、時間が経って気が向いたら一部有料記事となりますのでご了承ください。
ここから先は自己責任ゾーン!
歌ってみた動画はこちら
ツヅルさん(https://twitter.com/txzxrx_tkmr)やナナメさん(https://twitter.com/7name_)、YMさん(https://twitter.com/YM_yoshiya)が代表されるように【Live2Dモデラー歌うまい説】が浮上しているかと思うんですが、それを真っ向から否定しにきました。
まあ今回はね…歌の話ではないんでね…!
安心してください。
歌への苦手意識がすごすぎて「やろう」と決めてから1年くらい経ってやっと出せました。奇跡です。
ちなみに選曲は「せめて練習のモチベーションが上がるやつにしよう」と思ったので、推しのVTuberさんが歌っていた曲にしました。
衣装はこんな感じでした!
いえ~い!
結局足元は全然映りませんでしたね!
実はかぼちゃパンツみたいなやつを穿いていました。
やはり初めてVTuberモデルを作る方などは無理して足元まで作る必要ないんじゃないかな~という気持ちしますね。
(お披露目配信はよく全身映したりするのでそういうのを上手く躱して、実用重視に振りきった場合ですが!
あと稀にyoutubeのサムネとかでちょっと奇をてらった構図にするときに全身あると便利といえば便利ではあります)
今回の目標
歌へのハードルがとても高いのになんで作ったのかというと、単純にMVが作ってみたかったのと、「歌っているぞ~!」という感じがよく表現できたアニメーションを作りたいと思ったからです。
Live2Dが使われているMV、歌は表情豊かなのにLive2Dモデル(トラッキングやアニメーション)は冷静な表情で違和感がなきにしもあらず…なイメージがあり、そうなってしまう原因がなかなかわからなかったので自分も実際に作って挑戦してみよう!という感じでした。
ちなみに自分がボーカルをしている時点でわりと達成が困難(歌がそもそも表情豊かではなかった!!)ということに気が付いたのは完成してからの話。
それでも結構「歌っているぞ~!」感が演出できたと思うのでそこをnoteにまとめています。
あいうえお~(口まわり)
やっぱり歌なのでちゃんと見た目も母音の区別がついた方がいいな!ということで歯を実装しました。
(作画的にちょっとリアルっぽくなるのが気になってしまって個人的には場面によって生やしたり生やさなかったりしてます)
ちなみに全部アニメーション想定だったので数値はトラッキングソフトに入れることは考慮してません。
今回『帝国少女』という曲だったんですが、早くて語数が結構多い方だったのですが、一文字一文字動かしていくと口の動きが尋常じゃなく早くて面白いことになるので間引いてます。
これは歌いだしのところ!
母音「i」とか「o」は口が特徴的に動くのでちゃんとタイミングあうように動かすのを意識してます。
あとYMさんもインタビューのときに仰ってましたが、唇が閉じないと発音できない音のときに(「ば」「ぱ」「ま」行とか)ちゃんと閉じてるタイミングを作るのも大事だと思います。
またそれとはちょっと別なのですが、口をそんなに閉じないで推移できるところでもそのまま動かすとフワフワした感じに見えるので、合間に口を閉じた動きをいれたりもしました。
表情とか(眉毛とか目)
口パクと同じくらい大事なのが眉毛と目だと思いました!
ここを歌詞とか歌い方にあわせて表情をつけるとかなり生き生きとして歌ってる感が出るんじゃないでしょうか!!
・声の音が明るめになるときは眉毛あげ+目を開く
・歌詞にあわせて喜怒哀楽(ちょっと後ろ向きっぽかったり思うところがありそうな歌詞のときは目を閉じたり、目線を外したり)
・頑張って歌ってそうなところは眉毛を顰めたり
瞬きは現実はもっとしている気がしますが、違和感のないところで歌っていない合間にするようにしています。
眉毛、目の表情にあわせて顔のXYZなんかも動かしていけば完璧!というわけです。
腕の動き
腕の動きはこんな感じで用意しました。
指の折り曲げ、手の回転、腕左右、腕の奥行の動き、です。
今回あんまりカットが変わらなかったので見た目で飽きないようにと思ってちょっと多めに動きをつけました。
手周りは普段のモデルからまるまる移植してきたので中身についての解説はまたいつか…その話をしたときにでも(複雑なのとわりと無理やりなところがあるので腰が重いですが!)
多分歌うスタイル(クラシックとか?)でそんなに腕動かさないと思うんですが、ポップスは動かすかな~と思ったのでぶんぶん振りました。
身体
身体のXYZも動きをつけています。
身体Yは特に歌のときは歌いだしとか気合が入るところでちょっと沈んで上がるといい感じかな?と思いました。
歌で頑張るときは踏ん張ってお腹に気合いれると聞いたので上よりは下に動くかな~みたいな気持ちです。
あとリズムをとっている感じ。
身体Zは定期的に移動してます。
直立不動だと違和感がありますもんね!
腕とか振ったり身体をひねっているので重心が移動しているイメージです。
まとめ
以上です!
ざっくりでしたが伝わったら嬉しいな!
ちなみに歌に気合入れてる方なら一枚絵で歌詞の表示がなくても動画作品として成立すると思うので、ここまで作っておいてなんですが余裕があってやってみたい!という人が挑戦したらいいかな~と思いました。
個人的には歌唱力のある方のLive2Dアニメーションを今度は作ってみたい気持ちがあるんですが、依頼を受けて作成させていただくのもイラストからだと割高になりそうなので、良い落としどころを見つけられるといいですね!という気持ちです。
あと今回映像は大体自分でやったんですが、カット割りというんでしょうか?カメラワークはとにかく謎でした!
今度やることがあれば自分はLive2D部分のみで、ここら辺は得意な方にお願いしたいなと思いました。(勉強もしていきたいですがすごく時間がかかりそうなので!)
宣伝
YoutubeでLive2Dのテクニックや講座、趣味でTRPG(インセイン)やマーダーミステリーで遊んだりしています!
ツイッターもよろしくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?