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【FC東京】2023年プレビュー

2023年の東京が始動しました。
今年は都城のキャンプが復活しましたね。
せっかくだし行こうと思ったんですが、別の旅行と重なってしまいちょうどその時期は日本にいませんでした。無念。


あけましておめでとうございます。ふぁいです。
今年もよろしくお願いします。

今年から就職なので、どれくらい試合に足を運べるか不安ですが、出来るだけ行けるといいなあと思っています。
同い年の寺山と西堂には頑張ってほしいですね。

アルベル体制も二年目となり、結果が求められる今シーズン。
林、三田、高萩といったベテランを放出し、試合に絡めなかった若手はレンタル。逆に新卒七名、補強四名、レンタルバック二名と冬はある程度活発に動きました。
新戦力がどれくらいフィットしてくれるかが優勝への鍵となりそうです。

今回も新加入選手の特徴と展望、各ポジションの序列を予想していこうと思います。


1.移籍加入選手

No.17 徳元 悠平(Shuhei Tokumoto)

from: ファジアーノ岡山

ロングスローが投げれる左利きの左サイドバック。
対人能力に優れ、クロスにも定評があります。
ロングシュートの意識もあるようで、右左問わず強烈なシュートが打てるようです。
琉球から岡山に行く際には偽サイドバックとしても動ける、という触れ込みで移籍しており、そういった面でも今の東京にはうってつけの人材です。

ただ、岡山では従来型のサイドバックとして使われていたため、実際にJ1で通用する技術があるかはわかりません。
クロスを上げる左サイドバックならもうカシーフがいるので、違った特徴を期待されているはずです。

競争相手:カシーフ


No.22 ペドロ・エンリケ・ペロッチ(Pedro Henrique Perotti)

from: シャペコエンセ(ブラジル2部)

フェリッピの期限付き移籍満了に伴い、新たにレンタルで獲得したCF。
周りを活かしながら自分も点を取る、のような選手。
より動きまわるフェリッピ、というイメージが簡単そうです。
ただ、動画を見る限りボールタッチ、シュートの上手さ、体の強さはフェリッピに軍配が上がりそうです(居ない選手を引き合いに出してもしょうがないですが)。
インターセプトなども体を当てて奪い取る、というよりは後ろからボールを盗んでいく感じです。やはり運動量が特徴な気がします。

シャペコエンセと言えばあの事故ですね。非常に凄惨な事故ですが、サッカーファンなら必ず知っておくべき事故だと思います。
彼は当事者ではないものの、事故当時チームには所属していました。
ご存じない方はこの機会にぜひ。

競争相手:ディエゴ、熊田


No.26 寺山 翼(Tsubasa Terayama)

from: 順天堂大学

一人目の大卒ルーキー。ユース卒のボランチ。
中央のエリアならどこでも出来そうな雰囲気はあります。
東京で言えばアンカーとIH。おそらく大学でもやっていたアンカーメインの起用になるとは思いますが、IHも遜色なく出来そうです。というか出来てほしい。
大学では視野の部分やサイドチェンジなどを伸ばした、ということだったので、後ろから一気に局面を変えられるようなプレーを期待したいですね。
彼がどのくらい出来るかが今年の東京を左右する一つの要因だと思います。

そしてゆくゆくは ”キャプテン翼” に、、、

競争相手:東、青木


No.36 西堂 久俊(Hisatoshi Nishido)

from: 早稲田大学

二人目の大卒ルーキー。両サイド出来るドリブラー。
いくつものJクラブとの争奪戦を制し獲得したレフティーモンスター。
内定後は怪我に泣かされ、目立った活躍を残すことは出来ず。
最後も筋肉系の怪我の再発?で強制引退だったようです。
キャンプも一部別メニューだったようですが、十日目くらいで完全合流した模様です。
技術、馬力ともに高水準な印象を受けます。どっかでも書きましたが多分和製アダイウトンみたいな感じだと思います。
大学で溜めた鬱憤を是非プロで晴らしてほしいですね。

競争相手:仲川、荒井


No.37 小泉 慶(Kei Koizumi)

from: サガン鳥栖

アニキ。クイズを出すと面白いらしい。
2022年サガン鳥栖年間MVP。
豊富な運動量と高い強度とパスセンス、そして豊富な運動量が特徴の選手。
まさに「鳥栖の心臓」。
ボール奪取やビルドアップの数値はあべしゅーや玖生より高く、カバーエリアは東よりも高いです(参考:Football LAB)。
つまり乱雑に言うとめちゃくちゃいろんなところにいる昨季の東ということです。手に負えん。
アンカーも出来そうですが、個人的にはIHをやってほしいですね。右サイドバックも出来ます。IHか右サイドバックでの起用だと面白そうだと思っています。

競争相手:安部


No.39 仲川 輝人(Teruhito Nakagawa)

from: 横浜F・マリノス

ハマのGTR、まさかの電撃移籍。
背番号も23(ニッサン)から39(ミクシィ)へ変更。
負傷の影響からか、2020年から限定的な出場にとどまっており、最多出場時間の2019シーズンと比べると半分程度になっています。
ただし、アダと200時間程度しか変わらないのを考えるとあまり深刻に考える必要はない気がします。同じような起用法か、裏を返したようなものになると考えられます。

彼の特徴はやはり足の速さですが、シュート、クロス、コンビネーションパスなどの精度も非常に高く、高水準な選手と言えると思います。
個人的にフィジカルの強さは印象にないですが、そこが弱みだったとしてもそれを避けられるような技術を持っているので、あんまり心配しなくてもいいと思います。
練習試合でもゴールを決めているようです。期待大。

競争相手:渡邊、西堂


No.48 荒井 悠汰(Yuta Arai)

from: 昌平高校

生粋のドリブラー。あの太ももは筋トレしてないらしいですね。え?

選手権は残念ながら三回戦敗退。非常に警戒されており、ボールが入ると必ずニ、三人は付かれていたように思います。普段だったらわけないんだと思いますが、県予選からしていた左足のガッチガチのテーピングを見ると、何らかの負傷を抱えていたのだと思われます。

高校生の中ではずば抜けた技術と体の強さ。プレースキックの技術も高く、オリンピックゴールなども決められるセンスの持ち主です。
まずは焦らず、プロのプレースピードに慣れてもらいたいですね。ルヴァンで出てるので、ある程度はアドバンテージはありそうです。

競争相手:西堂


2.トップ昇格選手

U-18からの昇格選手。
ユースの試合はあまり見る機会が無いので、軽い印象です。申し訳ない。
今年は四人も昇格することになりました。
去年は結構小柄なメンツでしたが、今年はみんな大きめです。
筋肉も結構ついている印象です。熊田と東廉太は新体制発表で腕パツパツでしたね。

No.29 熊田 直紀(Naoki Kumata)

東京の熊ちゃん。
高い身体能力と類まれな得点能力でプレミアリーグで得点王争いをしたCF。
膝下の振りも非常に早く、更にアクロバティックなシュートも打てます。
かなり体も出来上がってるように見え、CFは層が薄いため、ディエゴの状態次第では開幕スタメンもあり得ると思います。
ガンガンアピールしてリーグ戦に絡んでいってほしいですね。

競争相手:ディエゴ、ペロッチ


No.32 土肥 幹太(Kanta Doi)

土肥Jr.
元FC東京 土肥洋一選手の息子。
親子揃って東京所属になるのは多分初なんじゃないですかね。
ポジションはCB。アンカーも出来るらしいです。CBは結構若手が飽和気味なので、是非アンカーとして育ってもらいたいところです。

今季の昇格選手の中では今のところインパクトは弱め。焦らず体を作って行って欲しいですね。

競争相手:東廉、木村


No.33 俵積田 晃太(Kota Tawaratsumida)

生粋のドリブラー(二人目)。
大怪我から復活したダークホース。
身長もありながら高い技術と緩急でスルスルっと抜けてくタイプのドリブラーです(多分)。
練習試合などでも結果を出しているようで、熊田でもなく荒井でもなく今年は彼が来るんじゃないか、という記事もありました。
ただし、対抗馬が強烈。右利きのようなので左WGになると思いますが、なかなか割って入っていくのは大変です。
というか高卒一年目を抜きにしてもそこに割って入り始めたらヤバいですね。ヤバくなってほしい。

競争相手:レアンドロ


No.50 東 廉太(Renta Higashi)

もう一人の東。
高校生ながらウェリントンをイラつかせる逸材。ファールしてたけど。
恵まれた体格とキャプテンシーは東京の未来。
熊田と同じく体はかなり出来上がっているように見えますが、CBは層が厚め。リーグ戦に絡むのはかなり大変です。
ルヴァンカップなどで見られるといいですが。
あとめっちゃイケメン。人気出そう。

競争相手:木村、土肥


3. 前半戦各ポジション展望

4-3-3継続。
開幕戦スタメン予想もちょっと兼ねながら。

ゴールキーパー

序列予想
クバ>野澤大>児玉

林、波多野が抜け、野澤大志ブランドンがレンタルバック。
正守護神は十中八九クバだとは思いますが、セカンドゴールキーパーは正直読めません。実力ではどっちが上か。将来性か、経験から来る安定か。

センターバック

序列予想
森重木本>エンリケ>木村>東廉>土肥

岡崎、蓮川が抜け、木村が昨季途中にレンタルバック。東廉太、土肥が昇格。
森重、木本、エンリケの三枚で回しつつ、状況次第では木村も選択肢に入ってくる、といった感じになりそうです。木村がごぼう抜きしたらアツい。
東廉太、土肥に関してはルヴァンで出番があるといいが。。。
蓮川、大森がレンタル中、岡哲平も練習参加中ということで若手がギッチギチ。
誰が最初に抜けだすか。

右サイドバック

序列予想
長友>中村>鈴木

ブラボー。右か左かはわかりませんが先発では出てくると思います。となると昨季の起用を考えるとカシーフ左、長友右というのがファーストチョイスになりそう。
中村も昨季頭は全く出番が無かったものの、少しずつ成長して出番を得るようになりました。腐らず成長できるのは素晴らしい。
今年はおそらくクロスが解禁されるので、クロス精度の高い鈴木もまだまだチャンスはあると思います。

左サイドバック

序列予想
カシーフ>徳元

小川が抜け、徳元が新加入。
先ほども書いた通り昨季を考えるとここはカシーフだと思います。
ただ、徳元は琉球時代偽サイドバックの経験あり。岡山ではやっていなかったようですが、偽サイドバックとしてアジャストできれば序列は一発で変わる気がします。いまいち偽サイドバックについて理解できていませんが。
インタビューを見る限り今はまだアジャストしきれていないようなので、ひとまず開幕戦はこうなるでしょう。

アンカー

序列予想
東慶>寺山>青木

ここは固いでしょう。
平川、品田が抜け、寺山が新加入。
寺山はTM琉球戦で軽い負傷、青木は昨季の負傷が長引いており、序列がどうだろうが消去法で東だと思います。まあ実力的にも東だと思いますが。
後は小泉の起用次第ですね。TM琉球戦ではIHをやっていたようですが、もしかしたらこちらに流れてくるかもしれません。途中交代で東を下げる、小泉を一列落とす、安部か松木をIHに入れる、が現実的かな?

インサイドハーフ

序列予想
小泉塚川>松木>安部

梶浦が抜け、塚川が昨季途中加入、小泉が新加入。
人数は少なめですが、結構メンツはガッチガチ。
3/4が昨季からの選手ということで、どれだけガチで補強したかが垣間見えます。一人は予想外でしょうが。
松木、安部両名とも非常に素晴らしい選手なのですが、小泉と塚川には足元の技術の面で劣ると考えています。今季からはよりそういった部分が求められると思うので、ファーストチョイスはこの二名になるのではないかと思います。
小泉がアンカーや右サイドバックに流れた場合、塚川と松木のコンビになると思います。

右ウィング

序列予想
渡邊>仲川>西堂>荒井

一番読めない場所。
紺野、三田、高萩、内田が抜け、仲川、西堂、荒井が新加入。
渡邊、仲川、レアンドロで回していくことになると思いますが、スタメンが誰になるか全く予想がつきません。誰が出てもJ1スタメン級。
西堂、荒井のルーキー二人はここにどう立ち向かうか。ルーキーもメンツえぐいな。

左サイドハーフ

序列予想
アダイウトン>レアンドロ>俵積田

同じく一番読めない場所。
安田が抜け、俵積田が昇格。
アダイウトン、渡邊、レアンドロで回していくことになると思いますが、なんと仲川もこっちに流れてくる可能性があります。メンツが濃すぎる。
俵積田も一次キャンプではかなり調子がいいようで、どれだけここに食い込んでこれるかが楽しみです。

1トップ

序列予想
ディエゴ>熊田>ペロッチ>野澤零

フェリッピ、山下、永井が抜け、野澤零温がレンタルバック、ペロッチが新加入、熊田が昇格。
ディエゴがファーストチョイスになるとは思いますが、ペロッチが一次キャンプ時点で合流しておらず、野澤も軽い怪我をしていたようなので、熊田にも全然チャンスはあります。
というか今年のルーキーで開幕スタメンの可能性があるのは多分熊田だけです。それくらい他のポジションは層が厚いです。
ディエゴは昨年の痛みはもうないらしいので、今年こそ大暴れしてもらいましょう。ペロちゃん早く来て。


4-3-3
開幕戦は一番上の選手がスタメンだと思います


4. 順位予想

予想:優勝

昨年は9位と予想し、しっかりと予想の上を行ってくれました。
昨年より成熟した戦術や足元の技術、的確な補強による二チーム分のチーム編成。
独走は無理でも前半戦は優勝争いに絡めるのではないでしょうか。
後は夏の流出を最小限に抑え、補強を怠らなければ全然ワンチャンあると思います。
川崎、横浜、湘南といったハイプレス勢や福岡、鳥栖といった鬼門九州勢に対してしっかりと戦っていってほしいですね。湘南のハイプレスかいくぐれたら本物だと思います。

カップ戦も大事ですが、まずはリーグ戦。
クラブも25周年で記念の年。
勝つなら今しかないでしょ。

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