【FC東京】2025年プレビュー
2025年の東京が始動しました。
今年は都城のキャンプ無くなっちゃいましたね。
まあ去年は2日くらいしかやらなかったし、しょうがないのかな。
明けましておめでとうございます。ふぁいです。
今年もよろしくお願いします。
気を抜いていたら国頭のキャンプは終わってしまいました。
昨年はあまりnoteも更新できず、なかなか東京に関われず、、、
下書きもたくさん残ってしまったので、今年は何とかしていきたいですね。
目標はプレビュー(これ)、前半戦レビュー、全選手レビューの復活ですね。がんばります。
さて、FC東京の25シーズンのOFFですが、何とも寂しいOFFになってしまいました。新体制発表前にとんでもないサプライズが待っていました。
(さらに新体制発表後に新たに大卒内定も確定!)
新卒が4名、レンタルバックが6名、
借りパクが1名、補強が2名。
昨年に続き、レンタルバックが多いですね。
(昨年は5名。波多野、零温以外の3名は再レンタルとなりましたが。)
今年は監督も変わりましたので、新加入監督、選手の特徴と展望、
各ポジションの序列を予想していこうと思います。
謎の前情報もありましたが、実際に3バックも練習しているようです。
1.新監督
松橋 力蔵(Rikizo Matsuhashi)
From: アルビレックス新潟
またしてもアルビレックス新潟から監督を強奪。
アルベルを我慢できなかったFC東京ですが、
ポゼッションの夢を捨てきれず。
ジヤトコで引退後コーチに就任し、マリノスへ移籍。
マリノスにて育成年代の指導を担当したのち、ヘッドコーチ等を歴任。
その後新潟にてアルベルの下でコーチをしたのち、監督に就任。
育成年代では遠藤渓太を指導していたようです。
マリノスと新潟が好きですね。東京の上層部は。
新潟サポーターの方のnoteでも詳しく取り上げられているので、
こちらもかなり参考になりそうです。
人望が厚く、情熱的な監督のようです。
やはりスペイン風のポゼッションを好む監督。
ボールを持つことで攻撃させないのはアルベルと同じのようです。
(被攻撃回数は24シーズン1位…Football Labより)
ただし、新潟と違うのはアルベルが作った下地が無いこと。
何をもって下地とするかは難しいですが、昨季の東京を見ていると、
選手間でボールを持った際にイメージを共有出来ている気がしません。
ぶっちゃけ、今の選手の陣容であればカウンターの方が強いと思います。
東京では東京の合うサッカーをする、とのことですので、
新潟の時の指揮とは違った内容になる可能性もありますが、
ポゼッションという大前提は変わらないと思います。
ここ数年ポゼッション(ポジショナル含め)の夢を見ては
結局は何がなんやらなサッカーとなってしまった東京。
アルベル初年度の開幕戦のワクワクを取り戻すことが出来るのか。
本間至恩、伊藤涼太郎、三戸舜介等、ドリブルに特徴のある
技術の高い選手が新潟では重用されていた印象。
俵積田、遠藤はもちろん、西堂や荒井にかかる期待は大きいかも。
2.移籍加入選手
No.18 橋本 拳人(Kento Hashimoto)
From: SDエイバル
No.18の帰還。彼の名前をここに書けることをうれしく思います。
20年にロストフに移籍後、戦争関連もありヴィッセル神戸に移籍。
その後ウエスカ、エイバルとスペイン二部を渡り歩きました。
ウエスカでは出場機会を得ていましたが、
エイバルではあまり7試合ほどの出場にとどまっていたようです。
ヴィッセル神戸でのパフォーマンスもかなり良かったですし、
エイバルにフィットしなかっただけで、
能力に疑いの余地はないはず。そしてそれを一番知っているのは我々です。
長友に続き、頼もしい男がまたも帰ってきてくれました。
ポジションはボランチですが、IHやSH、CBとしても出場経験があります。
個人的にはボランチで縦横無尽に動きつつ、鋭いスルーパスを裏に出してほしい。
ウエスカ・エイバル時代のプレー集が見当たらず、、、
No.19 マルセロ ヒアン(Marcelo Ryan)
From: サガン鳥栖(レンタル)
なんともコメント的には片道っぽいレンタル移籍。
鳥栖的には売るなら完全で移籍金が欲しかったと思いますが、
なんか上手くやったんでしょうか?
東京で活躍させて、鳥栖から直接海外に売りたいのかな。
横浜FCでは数字こそついてこなかったものの、昨季のサガン鳥栖にて覚醒。
14G3Aという強烈なスコアをぶち上げ絶対的エースとなりました。
なんと22歳。大志や安斎、常盤と同い年です。
ロングボールからの裏抜けや、理不尽なシュートの印象が強いです。
とりあえず行ってこいで蹴れば点を取れる可能性があるのは魅力ですね。
これだけ聞くとアダイウトンに近いように聞こえますが、
ポストプレーの質も高いらしいです。
身長も188センチとかなり高く、これは今季東京FPで最高値です。
(2位は186センチの岡、3位は185センチの土肥、エンリケ、山下)
鳥栖で魅せた輝きを東京でも。
ディエゴに代わるストライカーとして、かかる期待は大きいです。
東京はCFをなかなか活かせていませんが、
彼を活かせるような戦いを期待したいですね。
No.27 常盤 亨太(Kyota Tokiwa)
From: 明治大学
昨年度に引き続き、FC東京U-18→明治大学ルートの選手がまた帰ってきてくれました。
主戦場はボランチで、点の取れるダイナモ。
昨年度のキャンプにも参加していたようです。
関東大学サッカー1部リーグではベストイレブンに選ばれ、
大学年代では屈指のボランチのようです。
翼、拳人も帰ってきて、ボランチは激戦区ですが、
昨年の岡のように少しでも試合に絡んできてほしい。
あと、声が渋い。なんか貫禄もある。本当に年下?
No.66 ペク インファン(Beak inhwan)
From: チョナンジェイル高校→ツエーゲン金沢(レンタル)
昨年リーグ開幕前に突然加入が発表され、
一切東京では顔を見せることなく金沢へレンタルされていった
高卒韓国人プレーヤー。ポジションはLSB。イケメン。
日本語も話せない中、通訳もつけずに一人金沢で過ごし、
今年の新体制発表では日本語での受け答えを披露。
今年一年も通訳は付けないようです。
精度の高いクロスが売りのようです。
守備対応は課題っぽいですね。
J3の金沢でルヴァンの1試合しか出場できなかったのは少し厳しいですね。
(天皇杯予選でも出てたかも。記録が少なくちょっとわからず。)
真面目な好青年ですし、まずは試合で見たいところ。
早くU-21リーグ出来てくれ。
プレー集、昔はあったんですが無くなっていました。。。
謎のインタビュー?があったのでこれで。
No.98 エヴェルトン ガウディーノ(Everton Galdino)
From: グレミオFBPA
昨季夏にレンタルにて加入し、今冬に完全移籍に移行。
買取OPを行使したとの話もあり、
移籍金は150万ドル(2.4億円弱!)とも言われています。
昨季の出場時間を見る限り、てっきり満了かと思っていました。
(最後2節もベンチ外でしたので、既に決まっているのかと)
アウェイ広島戦などを見る限り、かなり足元の質は高いように感じました。
その他の試合はあまり印象が無いですが、守備については苦言を呈している人もいましたね。
プレー集だとチアゴサンタナみたいな超長距離ゴール決めてるので、
是非再現してほしいところです。
大外でボールを待つよりも、どちらかと言うと中央でボールを受けたそうな印象がありました。
仮にシャドーが置かれるのであれば、割と適正なポジションな気がします。
ただ、なんかトップ下感はないんですよねー。
※小湊 絆(Tsuna Kominato)
From: 法政大学
まさかの電撃内定。
26-27シーズン冬に途中加入となった元青森山田の10番。
秋春制への移行後初の新卒内定選手。Jリーグ内でも初なのでは?
(就活早期化の波がJリーグにも、、、)
安斎颯馬、松木玖生につづく、青森山田のスター選手。
昨年の練習試合でも2G1Aの活躍だったらしい。
ポジションはCF。
熊田と同い年のため、この先同期同士のハイレベルなポジション争いが見られるかも。
3.トップ昇格選手
U-18からの昇格選手。佐藤龍之介と同期の世代です。
ユースの試合はあまり見る機会が無いので、軽い印象です。申し訳ない。
No.58 後藤 亘(Wataru Goto)
予想通り昇格となりました。
昨年度昇格した小林将天を抑え、U-18では一昨年途中からレギュラーを張っていた逸材。
U17w杯やモーリスレベロ杯でも主力を務め、経験値は充分。
個人的にはキャッチングが上手いなと感じています。
吸いつくようなキャッチというか。
ルヴァンや天皇杯などで抜擢しても面白いんじゃないかと感じています。
永野 修都(Shuto Nagano)
昇格後、即ガイナーレ鳥取へのレンタル移籍を決断したCB。
ボランチも出来る、、、というか、昨年はU18ではボランチとして出場していたようです。
CBはトップチームだけでなく、東廉太、大森理生等のレンタル組も含めるととんでもない人数がいます。
初年度からカテゴリーを下げ、出場機会を求めるのは賢明な判断ともいえるかもしれません。成長して必ず帰ってきてほしい。
No.88 山口 太陽(Taiyo Yamaguchi)
3年次には怪我をしてしまっていたようですが、
それでもトップチーム昇格を掴んだCF。
ポストプレーや得点力が持ち味とのこと。
キャンプでもヨーヨーテストで安斎に次ぐ2位。
キャンプ中の練習試合でも2得点を記録。
走れるFWとしても期待が出来そうな選手です。
CFはディエゴが居なくなり、絶対的エースは不在です。
ヒアン、山下を抑えて開幕スタメンだったら熱い。
4.前半戦各ポジション展望
どうやら3バックらしい。(ソース劇弱)
まあSBの手薄さを考えると、まあありそうではあります。
ということで、3-4-2-1にしつつ、開幕戦スタメン予想もちょっと兼ねながら。
ゴールキーパー
序列予想
大志>波多野>後藤>小林
児玉が引退。後藤が昇格。
全員がアカデミー育ち(しかも全員ユースからの昇格)というとんでもない環境。
ただ、最年長が波多野だったり、プロ2年目以下が2人等、
全体として不安定だなと感じる要素はあります。
趨勢は大きくは変わらないと思われます。
ルヴァンや天皇杯などで後藤君の大抜擢があるか期待。
ちなみに、最も背が低いのは小林(190cm)です。みんなデカすぎ。
センターバック
序列予想
エンリケ>土肥>森重※リハビリ中>木本>木村>岡
木村が復帰。永野、東廉がレンタル。蓮川が退団。
3バックであれば、あまり上の序列予想は意味を為さないとは思いますが。
左はエンリケか岡、中央は森重か木村、右は土肥か木本
みたいな感じになると予想しています。
怪我もあり、結局森重が昨年は一番出場時間数は長かったようですが、
今年は逆に森重が負傷中。
今年も結局森重頼り、、、みたいなことにならないよう、若手陣は奮起してほしい。
岡、木村、土肥の3CBになったらアツすぎるね。
左ウィングバック
序列予想
俵積田>カシーフ※リハビリ中>長友※リハビリ中>ペク
ペクが復帰。徳元が退団。
長友、カシーフがリハビリ中のため、現状かなり人数が少ない箇所。
遠藤がこちらに流れてくる可能性は高いですね。
俵積田を配置する場合、全体的な守備に不安感は覚えますね。
上がり切った裏をかなり突かれそうではありますし、
下がりすぎて持ち味が失われてしまうかもしれません。
4バックでLSBを配置する場合、小泉が流れてくるようです。
右ウィングバック
序列予想
白井>零温>西堂>荒井
西堂、荒井が復帰。
CFに続いて個人的に層が薄いと感じているポジション。
零温の適正はここなのか?という問題もありますし、
西堂、荒井はあまり試合に絡めていなかったので
あまり序列的に上位に入るのは難しそうだなと感じています。
逆に白井の適正はかなり高そうだなと感じています。
怪我だけはしないでください(懇願)
ボランチ
序列予想
拳人>高>東>小泉>寺山>常盤
拳人、寺山が復帰。常盤が新加入。原川が退団。
超絶激戦区。毎年ボランチは激戦区ですね。
海外帰りの拳人、松橋さんの愛弟子である高は鉄板なのではとも思いつつ、
記事上では東がかなり評価を上げているようです。
東が出て行って空いたスペースを拳人が埋め切れるのであれば、
ある程度は安定するかもしれないですね。
ただ、全体的な安定性を求めるなら高に軍配が上がると個人的には思います。
拳人小泉のペアだと逆に拳人が色んなところに顔を出せそうで
それはそれで良さを引き出せそうではあります。
寺山、常盤の若手二人がどこまで食い込めるか。
シャドー
序列予想
遠藤>仲川>安斎※負傷中?>小柏>エヴェ>塚川
塚川が復帰。荒木が退団。
全くわからん。
いやー、わからんです。これは。
仲川はRWGと迷いましたが、ゴールの近くで仕事をしてほしいのでこちらで。
遠藤はドイツでIHをやってましたが、、、どうなんでしょう。
実際の評価はエヴェが高そうではあります。
小柏は札幌では1トップ、シャドーどちらもやっていましたが、
どちらの方がやりやすいんでしょうかね。そもそも通年で稼働できるかもわからないところですが。
前線に高さがあまりないので、塚川の高さは武器になるかもしれません。
1トップ
序列予想
ヒアン>山下>山口>小湊
ヒアンが加入。山口が昇格。小湊が内定。ディエゴが引退。
ヒアンが怪我したらヤバい。
小柏がこちらに流れてくる可能性はありそうです。
山口が練習試合では結果を出していることもあり、
山下と山口の序列は逆になる可能性はあります。
山下は個人的には2トップの選手だと思っているので、
このフォーメーションだと今年も大変かも。
4.順位予想
予想:6位(勝ち点63)
今回はフィーリングですが勝ち点予想もして順位を出してみました。
24シーズンの順位に当てはめるとこの順位になります。
監督代わったばっかりで、これはちょっと楽観的かも。
各ポジションに高クオリティの選手はいますが、
怪我をしたり、出場停止になったりすると
一気に不安定さが出てきますね。
特にCFとRWGは薄く、IHについては選手はいますが
適正かの判断が微妙です。
LWGも長友、カシーフがリハビリ中で、
開幕時点でも不安定なポジションです。
今季からはベンチ入り可能な人数が7→9になりました。
GK,CB,CB,DH,WG,WG,IH,IH,CFみたいな構成でしょうか。
試合中の選択肢がかなり増えますし、
監督の手腕が特に問われるようになりそうです。
(試合中の修正はあまり良くないような評価もありましたが。)
そういう意味でも、試合の流れを変えられるような、
強烈な個性がもう少し欲しいですね。特にRWGかな。
大志、俵積田の海外移籍は個人的には近そうだなと感じています。
彼らが抜ける場合の対応策については、
早い段階から検討する必要があると思います。
昨年の夏補強はエヴェだけでしたが、
しっかり監督をサポートしてほしい。
また、松木、荒木、ディエゴとアイコン的な存在が
多くいなくなってしまった今季。
長友、森重、東など重鎮以外に象徴となれる選手は出るでしょうか。
終わり。
松橋さんには個人的には期待しています。
新潟から何人かコーチ陣も連れてきましたし、
監督の意図していることは選手に伝わりやすいのではないでしょうか。
今回のフロント、そしてサポーターは我慢出来るかな。