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【実行力の強化書②】”ない”ことで終わるな、問い続けろ

自分としては、今回はかなりのチャレンジだと思っているシリーズものの記事。

これからもこうしたチャレンジはしていきたいと思っているのだけど、ちょっと前までは、「自分にはこういうのできないな」と思っていた。

インプットしてきたことだけだったら、実はなにげにあったりする。

それが、ビジネスに活かせるとか活かせないとか、目的の方向性がニーズに合うのかなどはあるにしても、インプットし、自分の中で消化をして、実践にも移してきたことは、実は結構ある。

そこに価値を見出すかどうかは自分次第ではあるのだけど、どこか、「周りに役に立つことでもないな」と思っていた。

そう、「ない」ことに僕はフォーカスをしてきた。

今でこそそんなことはないけれど、コーチングを学び始めた当初もそう。

「まだ自分には早い」
「まだ自分にはお金をもらってセッションを提供する力なんてない」

と考えて、「学び」と称してインプットに比重を置いた。

このループにハマると、なかなか抜け出せない…

中毒みたいなもので、次から次に情報を求めることにもなっていく。

セミナージプシー、ノウハウコレクターの爆誕である。。

それなりにトレーニングを積んでいたのはまだ救いだったけれど、やはり実践に勝るものはなく、トレーニングのためのトレーニングにしていても価値提供ができるわけもなし。

だけど、この現状維持メカニズムからは、どうにも抜けられない。

そんな風に考えてしまっていたのだ。

まさに前回書いたこれだ。

「ない」にフォーカスを当て、自分を𠮟咤激励するならまだしも、できない自分を責めて無能だなどと勝手に絶望にいたることも。

コーチであることが「サンクコスト」に思えてきて、辞めようかと思ったタイミングもあった。

まあ、ビジネス的な知識・ノウハウ、マーケティングの話もあるので、細かいことは割愛するけれど、

・自信がない
・実力がない
・自分に価値を提供することはできない

ないないないない…

考えてみてほしい。

こんな人に、仕事を依頼する人がどれだけいるだろうか?
いや、いない。

今でこそ、本業・副業、立場・役職を問わず、お話をさせていただく機会はあるけれど、以前は確かにそんな感じだった。

鳴かず飛ばずだし、やることなすことが中途半端に終わる。

当然、結果も出ない。

「ない」に目を向ければ、正直なところもっと出そうと思ったら出てくる。

今でも、無いものは当然ある。

けれども、それを言ってもキリがないし、インプットしてきたことと実践してきたことは確かにあり、価値を提供できることはある。

その解像度をどれだけ高めることができるのかという話だ。


ただ、そうやって前向きに考えてもできないのが人間というもの。

だからこそ、前回のワークで、まずは「ない」を洗い出してみようと提案させてもらったのだ。

ここで終わると、ただただ絶望して終わるだけなので、当然続きがある。


どうするのか。

「ない」を洗い出したのだから、流れ的に、今度は「ある」に目を向けていくことになる。

だけども、ネガティブに毒されつくした状態で、あるものを書こうと言ってもおそらくは出ないだろう。

だから、まずはリストアップした「ない」をひっくり返して、「じゃあ、どうなってほしいか?」という問いに答えてみる形にしてみる。

これは、あるとかないとかではなく、純粋に願望だから、今あるかどうかは関係がない。

・じゃあ、どうなりたいのか
・じゃあ、どうありたいのか
・だから、何が欲しいのか

「ない」と書かれたリストを眺めて、それを問いに答える形でひっくり返してみる。

「お金がない」と書いたとしよう。

これを「じゃあ、どうなりたいのか?」と問いをもって、例えばこういうのはどうだろう。

「欲しい時に、欲しいものやことに余裕をもって支払えるだけのお金がある」

今どうなっているかは今は脇に置いて、ある種のエンターテインメントとして楽しんでみてほしい。

だれに見せるわけでもないので、遠慮せずに、制約条件も付けないで、好きに表現をしてみる。

これが、今回のワークだ。

前回洗い出したリストすべてに対して、ひっくり返した願望を書いて、ひっくり返しが完了した「ない」のリストは線を引いて消してしまおう。

きっと、現実離れしたようなことも出てくるのだろうが、「やりたいことがない」などと言っていたとしても、そこには、具体性は欠いたとしても、やりたいこと、なりたいこと、欲しいものが複数リストアップされるはず。

まずは書いてみて、気分がどう変わるのかを味わってみてほしい。

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