はじめまして
はじめに
サワディーカップ。タイのペッチャブリー県にあるプラプラーチャイ寺院のタイ影絵保存団体です。私たちは2012年からペッチャブリーの旧市街地で300年以上前からはじまったとされるナンヤイの保存、作製、上演、文化継承を行っています。また地域の青少年活動としても活躍しています。
ナンヤイの作製および指導のウィーラー先生のもと、10才から18才の男の子たち25名が活動しています。そしてミセス・ノイが管理を行っております。
寺院内にはナンヤイ博物館があり、ナンヤイ体験プログラムもあります。
プログラムについてはインスタをご覧ください。
タイ影絵「ナンヤイ」とは
皆様はタイ影絵「ナンヤイ」をご存知ですか?「ナン」は革、「ヤイ」は大きい、「ナンヤイ」=大きな革を意味します。
1枚の牛革に下絵を描き、ノミとかなづちで穴を開け、色付けしたものに手に持つための棒を固定して完成です。
このナンヤイを大きな白い布でできたスクリーンに投影し、またスクリーンの前後で操ります。物語はラーマキエン叙事詩の寸劇で、もし全部の場面を演じるならば、登場人物は全部で200あまりになります。
ペッチャブリーではプラプラーチャイ寺院のリット僧侶がラマ5世によりナンヤイを上演するよう伝えられ、この出来事がペッチャブリーの人びとにとってとても重要な歴史のひとつとされています。
スコータイ王朝時代(1240年頃 - 1438年)からはじまったとされる伝統芸能ですが、映画など近代的な芸能が発達し、時代とともに衰退していきました。現在ナンヤイの保存団体はタイ国内に4つしかなく、大変希少なものとなっております。
私たちがいる「ペッチャブリー県と街」の紹介
ペッチャブリー(ペッブリーとも呼ばれます)県は古い寺院、海、山、洞窟があり古都として知られています。
私たちがいる川沿いの旧市街地には1910年にラマ5世が建築したプララーム・ラーチャニウェート(バーンブン離宮)や県のシンボルであるワット・マハタート、私たちのナンヤイが展示してあるプラプラーチャイ寺院があり、また、2021年にペッチャブリー県はユネスコの食文化部門で登録されました。
バンコクから南西に約170kmほど、車で約2時間、国鉄の特急で約3時間の場所にあるため日帰りも可能ですが、ぜひ1泊してのんびりと観光やおいしい食事とお菓子を楽しみにいらしてください。
年間活動<イベント>
コロナ禍でここ数年は公演がありませんでしたが、基本的に毎年下記の予定で活動しています。
演者たちの練習は下記イベントの約3か月前からはじまります。それ以外はナンヤイの作製や補修などをしています。
<大きなイベント> ペッチャブリー県内
2月 プラナコンキリフェスティバル
4月 ソンクラン(タイ正月イベント)
5月 ペッチャブリーワールドパペットフェスティバル
11月 ロイカトン祭(精霊流し)
NSMワールドパペットフェスティバル(パトゥムタニー県)
<小さなイベント、その他> 県内地区センターやマーケットにて
地区のイベントなどで小さなブースを設けてエキシビジョン公演
大学や学校のイベントでの公演
それぞれのイベントの日時は正式発表がされておりませんので、スケジュールの変更の可能性がありますことご了承ください。
イベントのおしらせはインスタにて。普段の活動の様子もご覧いただけます。
応援よろしくお願いします。
寄付のお願い ~ペッチャブリーのナンヤイの応援団になってください~
いただいた支援金は団体運営に使わせていただきます。
具体的には、ナンヤイの作製、スクリーンの購入や補修、衣装、練習費用、県内外の公演費など。
タイにはアマゾンがないため、いただいたアマゾンギフト券はタイバーツに換算し、団体管理者ノイさんにお渡しします。
Amazonギフトカード(Eメールタイプ)のページにて、宛先にphetch2023あっとまーくgmail.com(あっとまーくを@にかえてください)とご入力くださいませ。