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表現規制反対運動に見られる野党支持者の問題点

はじめに

オタクヘイター系野党支持者は、現在の表現規制反対系オタクに「ゼロ年代の野党系表現規制反対派の功績を無視して云々」と批判している。が、具体的内容となると大抵の場合、言及しないことが多い。例えば、下記の野党支持系オタクヘイターは、下記のように言うが具体的にどのような活躍をしたかの内容を言ったためしがない。

誤解のないように言うが、ゼロ年代当時、野党系表現規制反対派政治家が当時の自民党政権(当時は規制派が主流だった)の表現規制を防いだ事自体は事実である。実際、私はその内容について度々、記事にしている。(末尾に掲載されている、関連記事・野党表現規制反対派の功績事例紹介参照)問題なのは彼らが何故、具体的な内容を言わないもしくは、言えないのか?である。

本題・野党支持系オタクヘイターの問題

上記スクショツィートをご覧いただければ分かるが「いちいち言われずとも知っているはずですね」というセリフが問題点を集約している

まず、当時は、表現規制問題自体が一般層には認識されていなかったという事である。当事者たるオタクですらも認識していない層が多かった。このような状態では、表現規制問題に関わっていた層以外は、枝野、保坂氏等の当時の表現規制反対派の功績を認識できるはずがないのである。つまり、上記のツィート主は自分の界隈内での常識は、外側では常識ではないという事実に気づかず、野党系表現規制反対派の功績は勿論、表現規制問題自体の周知の為の情報拡散作業を怠った結果、現在の状況になってしまったのである。つまり、彼ら自身の内向き体質が原因で、野党側の功績の情報拡散を怠った結果なのである。これは表現規制問題だけではなく、貧困問題などの他の野党側の分野や政策、功績などにも見られる問題である。これが、野党支持率が伸び悩む理由の一つである。

第二に当時の表現規制反対運動の具体的中身は、リアルタイム時には口に出さずとも事実関係や認識は共有できていた。しかし、時間が経つと記憶があやふやになる事、過去の功績の記録をキチンとまとめ上げなければ言語化できないという問題がある。その為、野党側反対派の功績の言語化の為の情報整理と記録をする必要があった。しかし、彼らはそれを怠った為、彼ら自身も野党の表現規制反対の功績の具体的内容を把握できず、言語化できていない状態である。だから、具体的内容の言及ができないわけである。

それができていれば、山田太郎氏の表現規制反対の手法や功績が、過去の野党側のそれとの共通点が多い事にも気づくはずである。(下記記事参照)

今回の男女共同参画計画における表現規制反対スタンス・・・山田太郎氏と福島みずほ氏は同志?

表現規制問題と党派性

つまり、早い話が野党支持系オタクヘイターの内向き体質の為そして、自分自身を客観視できない為、野党側の功績は勿論、表現規制問題自体の拡散を怠った結果である。その上、彼らの中の一部で、オタクを勝手にネトウヨ認定して誹謗中傷を繰り返していた。誰が、自分達を狼藉する者を味方と思うであろうか?これが全てである。

表現規制問題以外の野党支持系オタクヘイターの問題

これは他の野党の政策も同様である。例えば、数年前、モリカケ問題があった。この時、エヴァンゲリオンのシンジ役で有名な声優、緒方恵美氏が下記のツィートをしていた。

当時、これが安倍政権の悪政に賛同ととられたため、緒方氏に対する誹謗中傷が多発した。下記に代表的な誹謗中傷ツィートを上げておく。

このように自称野党支持者たちは、緒方恵美氏を与党支持者、ネトウヨ認定して誹謗中傷、叩きをした訳である。しかし、緒方氏はモリカケでの上記発言の後、現在の日本政治の状況を知って、検察庁法改正案に反対=反政権の立場を明確化させた。(下記まとめ参照)

そう、緒方恵美氏は最初っから、安倍政権を支持してはいなかったのである。私は彼女の過去ツィートから、安倍政権支持、ネトウヨ思想を持っていると取れるツィートを探してみたが、見つからなかった。つまり、緒方氏は最初に提示したツィートは単に「国会情勢の状況を把握していないために疑義を唱えた」だけだったのである。この事からも野党並びに野党支持者が情報拡散と、言語化の為のモリカケ関連の情報のまとめ、記録をキチンとする必要があったがそれを怠った為、国民に問題を共有させることができなかった。緒方恵美氏の上記ツィートの疑義はこの為に出たのである。

野党支持系オタクヘイターの問題まとめ

野党支持者が情報拡散と記録などを怠った為に問題意識を共有できなかった結果に過ぎないのに、緒方氏のような一般国民の疑義に答えず、逆ギレして今回のようなネットリンチは問題である。だが、それ以前に今回の緒方氏のような事例で思想や意見が違うだけで、誹謗中傷などをオタクヘイター連中は行ってきたわけである。本来なら、緒方恵美氏が喩え、安倍政権を支持してたとしてもこのような誹謗中傷、ネットリンチは許されるものではない。野党支持者の一部は、緒方恵美氏は勿論、オタク等の異論者や気に入らない人間や属性に対して、このような狼藉を散々してきたのである。これでは、誰も支持するわけがない。当然、野党支持率低下も、この狼藉のとばっちりが原因となった面もある。これでは、喩え、野党政治家が過去に表現規制反対の功績を上げても、彼ら、オタクヘイター系の野党支持者などが狼藉をする為、全ての功績が愚行で上書きされ、台無しになる。自分達で原因を作っておいて「野党の功績がー」と言ったところで説得力がないのである。

野党がやるべき事

野党も早々に、この無能な味方を切って自浄作用を示さなければ支持率は低下し、結果として現在の政権の存続を許してしまう。この事に気づいて対処してほしいと願うものである。

関連記事・野党表現規制反対派の功績事例紹介

表現規制反対の概略1(麻生政権時の表現規制の攻防戦の記録)
https://note.com/phenixsaber/n/nad37b511b7dc

表現規制反対の概略2(ゼロ年代表現規制反対派の功績概要)前編
https://note.com/phenixsaber/n/n61a417956b2a?magazine_key=meffe73c6a136

表現規制反対の概略2(ゼロ年代表現規制反対派の功績概要)後編


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