麻雀プロの多くはMリーガーになりたくない説
長々とtweetを貼り付けました。
ぴんふさんが通常営業で「Mリーガーの目的がわからない!」とアンチ発言をしています。
これを読んでいるMリーグファンの方も「Mリーグは麻雀界の希望!」「Mリーガーになりたくない麻雀プロなんていない!」「Mリーガーこそが麻雀プロの目標であり目的!」と憤りを感じているのではないでしょうか?
僕もMリーグファンなので心が痛いのですが、ぴんふさんに洗脳されつつあるのでこんな記事も書いているんですよね。
現役の麻雀プロは日本にだいたい2000人くらいいると推測されていますが、その中でお金を稼ぐことが目的のプロは少数派だと思います。
麻雀でお金を稼ぐことを考えたときに、雀荘メンバーや雀荘ゲストしか思いつかないひとはビジネス感覚がなさすぎます。遵法精神や将来の蓄えを無視した形でしか儲かりませんし(そもそもほとんどのひとが儲からない)、雀荘のフリー客と遊んでも大したスキルは身につかないのではないでしょうか。麻雀を通じてお金を稼ぐ方法だけならきちんと考えれば色々と思いつくはずです。
むしろそうした「雀荘の遊び」とか「生活のための仕事」とは別に、「わかってるひとだけで卓を囲みたい」「わかっているひとと交流したい」という欲求を満たすために競技麻雀をするのではないでしょうか?
実際、Mリーグが盛り上がることによって多少のお金の流れは生まれたのですが、それを利用してるひとといえば・・・福地先生とかZEROさんとかゆうせーさんとか・・・プロがあんまりいませんね。せいぜい平澤元気プロ、木原浩一プロくらいでしょうか、ライター関係は。キンマの観戦記者のレギュラー陣でもプロの肩書を持つのはひとりくらいだったと思います。
Mリーグの解説もほとんどが選手を流用しているのが現実です。単純に予算がないので選手を契約上安く使っているのか、MリーガーをMリーガー以外に解説させるのがイメージ戦略上悪いと考えているのか、よくわかりません。しかし土田、渋川、金などを一応起用している以上、後者は多分違うと思います。
2018シーズンに解説で起用された内川プロ、PVの司会の日向プロは後にMリーガーになっています。解説とかで起用されるよう普通に営業かければMリーガーになれる確率は高まると思うのですが、売り込んでいるプロはいるのでしょうか?
また、多井隆晴『全速力』で指摘されていることなのですが・・・
「チームの公式Twitterを更新したり、広報活動したりする人は専門の人員が確保されていないチームもある」
「大企業でもプロ麻雀チームの運営の経験はない。新事業のスペシャリストの確保は簡単にはできない」
「選手の間で、専属トレーナーが欲しいという話もある」
これらはただの一例なんですが、新規事業を起ち上げるときに専門知識を持った人員が不足するのはビジネス感覚があれば普通に気付くので、専門的な知見を持つ麻雀プロが自ら営業をかければ採用される可能性は高いですし、場合によっては選手起用もありえます。
しかしタカハルいわく、「誰もやっていない」
これで「本気でMリーガーを目指している麻雀プロ」がたくさんいると考えるのは無理があると思います。
そもそもMリーグが「実力的にトッププロ」のみで構成されていないことは、ファンの間でも公然となっています。純粋にみんながみんなトッププロと思っているひとはあんまりいないと思います。
「強いひとに憧れて」「強いひとになって」「強いひとたちと戦いたい」という動機で麻雀プロになったひとたちがそういう舞台で長期のリーグ戦を戦いたいかといったら甚だ疑問です。しかも試合だけでなく、自分が打つわけでもないのに控室に待機したり、各種イベントもこなさないといけないわけで、かなり面倒くさいです。自分が認めていないプレイヤーをときには擁護しないといけないとしたら自尊心も傷つくと思います。
麻雀プロ団体が優れた選抜の仕組みを持っているかについては僕も結構疑問を持ってはいますが、それでもMリーグよりは各団体の最上位リーグの方が平均的なレベルは上でしょうし、プレイヤーのモチベーションも高いような気はします。
お金を稼ぐのが目的なら、麻雀以外の仕事をした方が効率的ですし、仮に好きな麻雀を通じた活動(たとえば健康麻雀店を経営しつつ普及活動を行うとか)をしているとしたらそっちが生きがいでMリーグなんかに深く関わっているような暇もないと思います。
Mリーグはメンツが事実上固定化されつつありますが、建前上単年契約で将来の保証もないので、自分の脂の乗り切った時期に関わるとしたら、むしろMリーグをとことん利用して自己実現するくらいの気概がないと振り回されるだけではと考えますね。
ここまで色々書いたけど、多分これらに関する反論としては「そうは言っても結局人気がなければ選ばれないから人気のないプロはやろうとしない」とかなんでしょうが、僕は現時点での人気とか気にする必要ないと思うんですよね。詳しくは気が向いたら別記事にしますが、人気は認められるものではなく作るものだと考えるので。女流人気だって森山さんとかのプロデュースじゃないですか?
これもまあ裏取りが不十分な妄想記事ではありますが、同じようなことを麻雀プロが書いたり、この記事に反応しちゃうと干されそうな気はするので、「麻雀プロの多くはMリーガーになりたくない説」の真相は闇に消えそうですね・・・
追記
やっぱり無難なだけの記事は過激派のぴんふさんには物足りないですよね。
上のツイートでも書いたのですが、麻雀プロが表向き「Mリーグは夢の舞台」「Mリーグを目指して頑張る」と言っても、本記事の通り、多くのプロが「何もやっていない」ので、麻雀プロは・・・
「本音ではMリーガーになりたくない」
または
「本気で目指したいプロは本当はたくさんいるけど団体上部に営業活動をしないよう圧力をかけられている」
このどちらかだと思います。後者の仮説を本記事で書かなかった理由は、「完全な憶測」で裏取りが難しいからです。
福地先生のことだから適当言ってる可能性もありますが、麻雀界を観察すると「圧力」の存在は・・・まあ、ないとはいえない・・・知らんがな。
噂・・・あくまでも噂ですよ?麻雀プロ団体の放送対局では連盟上層部の「ゴリ押し」があるという噂があります。
とくに女流対局で顕著なんですが、対局者の人選にはとくにリーグ戦などでの成績は考慮されていないように見えます。男性プロにしても放送対局に出るのはだいたい似たような面子で、何が基準で選ばれているのかよくわかりません。
麻雀プロの放送対局のファンであれば「人気の人選」とでも説明するのかと思いますが、そもそも麻雀プロの人気って、どうやって計測するのでしょうか?
たとえば雀荘ゲスト(風営法違反)の集客力で計るといっても、個々のプロの稼ぎや雀荘の売上報告をプロ団体で把握しているとは到底思えません。ゲストプロ本人ですらどんぶり勘定の疑念があります。
また「人気プロ」と言っても、「プロの地道な活動の実績から放送対局に選ばれる」というよりは、「放送対局に出演して顔と名前が売れた結果人気プロとなる」と考える方が個人的にはしっくりきます(個人的な意見です。大事なことなので二度言います)。
プロの方で「放送対局に選ばれるための基準」を知っている方は是非教えてください。
そして今から話すのは完全に妄想の話、妄想の話ですよ?
プロ団体の中で「ごひいきリスト」があるとします。「ごひいきリスト」に入っているプロは放送対局に出演したり、もしかしたらMリーグ関係者との面会や推薦があったりするかもしれません(妄想です)。
逆に「ごひいきリスト」に入っていないプロについては、Mリーグ関係者に自ら進んで接触して営業をしてはいけないという圧力がかかっているのかもしれません(完全に妄想ですからね!)。
妄想ではありますが、こう考えると麻雀プロのほとんどが「Mリーガーになるための積極的な働きかけ」や「Mリーグの裏方仕事」、「Mリーグを盛り上げるための仕事作り」を行わないのにはとても納得がいきます。
「ごひいきリスト」に入っていないプロがMリーグ関連事業へのモチベーションが低くても仕方がないのかもしれません。
あとプロの方の意見は得られなかったのですが、元プロ(連盟A1リーガー)の方の意見は頂戴しました。
賭け雀荘を経営しているプロがそれを理由にMリーガーになれないという噂はちょくちょく目にしますが、賭け雀荘に行けないことが実戦不足になるという視点もあるようです。仲間内での自宅や貸し卓専門店のセットなら問題ないような気がしますが、4人でやるゲームだと卓を立てるのが簡単でもないし、それなりのレベルのフリーだとオンレの選択になる問題ということでしょうか(天鳳でいいような気もしますが)
まあMリーグファンの大半も賭け麻雀の共犯者なので、しれっと賭け麻雀の世界に戻っても大丈夫な気はしますが、良心は痛みますよね。
Mリーグのドラフトにかかった某プロ(知らなくて気になるひとにはDMで教えます)が、開幕の直前まで賭け雀荘のゲストをやろうとして話題にもなりましたが、麻雀プロと賭け麻雀業界は癒着しているので、これを苦にMリーガーになりたくないプロは結構いると思います。賭け麻雀と繋がらずに麻雀の修行や営業が手軽に出来る時代は来るのでしょうか(天鳳や雀魂でいいじゃんとかツッコミません)
最後に、信頼度はかなり薄いけどアンケートも取ってみました。
「麻雀プロのほとんどは横山夏美の正体を知りたい」
これが現実のようです。
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