ちゅんま(中国麻将)入門⑤メンタンピン
ちゅんまに興味のある方、ようこそ!
前回「ちゅんま(中国麻将)入門④字牌」のnoteはお読みになったでしょうか。
これまでは6点以上のメイン役を解説してきました。ですが、少しレベルを上げます。
今回は「メンタンピン」です。
日本麻雀でメンタンピンといえば「リーチ平和タンヤオ」ですが、ちゅんまのメンタンピンは以下の通りです。
①メン 門前清(2点)もしくは不求人(4点)
②タン タンヤオ(2点)
③ピン 平和(2点)
まず覚えていただきたいのは「メンタンピン」はツモは全部和了できます。
不求人(4点)+タンヤオ(2点)+平和(2点)=8点 なので。
ロン(ちゅんまにロンはないけど便宜上こう呼びます)の場合は
門前清(2点)+タンヤオ(2点)+平和(2点)=6点 2点足りません。
ロン和するためには1点役と2点役のいくつかを覚える必要があります。
それぞれの手役の説明は面倒くさいので、Wikipediaを貼ります。
1点役
2点役
いちいち解説するのは面倒なので、全部覚えてください。四帰一だけは無理に覚えなくてもいいです。滅多にメンタンピンでは四帰一は使わないので、余裕があれば頭に入れておいてください。
要するにメンタンピンロンは上記の1点役を2つ以上組み合わせるのが条件ということです。
とはいえ、辺張、坎張、単調将だけは難しいので解説します。
日本麻雀の符計算に「高点法」というのがあるのをご存知でしょうか?
2sをツモって和了です。この場合点数は2種類考えられます。
①副底(20符)+中暗刻(8符)+自摸符(2符)+25s両面待ち(0符)=30符
②副底(20符)+中暗刻(8符)+自摸符(2符)+2s坎張待ち(2符)=32符
この場合、②を取ると符ハネで40符になるので、点数が高い40符2翻で計算します。
日本麻雀のクソルールですね。符計算が嫌いになる人がいるのも当然です。
ちゅんまでは辺張、坎張、単調将は「待ちが一つ」であることが条件です。ちゅんまでは高点法は忘れてください。このケースでは坎張は取れません。
不求人(4点)+箭刻(2点)+喜相逢(1点)=7点
1点足りずチョンボです。坎張は主張できません。
もう少し詳しい説明は『東方キャラによる中国麻将の紹介ページ(仮)』のリンクで勉強してください。
ちなみに、高点法は忘れてくださいと書きましたが、順子手と刻子(対子)手どちらにも取ることができる手の場合は高い方に取るのが原則です。
わかりやすい例でいえば「二盃口形」です。
平和に取ると26点
全帯五(16)平和(2)タンヤオ(2)一般高(1)一般高(1)不求人(4)
七対に取ると27点
七対(24)タンヤオ(2)自摸(1)
「二盃口形」は99%以上、七対に取った方が高いです。6p自摸とかだったら坎張(1)で平和に取っても27点になるのでどっちでもいいです。
あとこの場合、一色三同順(24)よりも一色三節高(24)に取った方が
三暗刻(16)がつくので高いです。
メンタンピンの和了に慣れてきたら、次はメンタンピンの形にこだわらずに、1点役と2点役を組み合わせた和了を目指してください。ただし、今回は入門講座なので解説はしません、中級者向けの技術なので。1点役と2点役はメンタンピンに使う役のみ紹介したので、残りの役は自習してください。
とりあえずWikipediaのリンクを貼ります。
まとめ
①メンタンピンツモは必ず8点以上になるので和了できる
②メンタンピンロンは1点役を2つ以上組み合わせれば和了できる
③1点役と2点役は全部覚える
④辺張、坎張、単調将は「待ちが一つ」が条件
次回に続く