麻雀から符計算は消滅するのか?
ぴんふさんの平常運転ですね。
符計算の害悪については
とつげき東北『科学する麻雀』
僕のnote
これらを読んでいただければいいかと思います。別に読まなくてもいいです。今回の本題とは関係ないので。
麻雀から符計算は消滅するのか?
結論からいいましょう。
いずれは消滅するが(一部のマニアのみ残る)、当分消滅しない。
これは符計算が優れているシステムだから、ではありません。
ネット麻雀で符計算が採用されているからです。
近年、符計算なしの雀荘やサークルが増えており、一定の需要があります。
符計算なしでも麻雀は面白いのは確かです。
ドラやリーチが発達した現代麻雀において、符計算の恩恵が矮小なのも事実です。
符計算が苦手なために、麻雀に苦手意識を持っているひとが多いのは麻雀界において大問題です。
しかし、現代において麻雀人口の大部分はネット麻雀を打ってます。
ネット麻雀では、点数は自動で計算されます。つまり自分で計算する必要がありません。
また気軽に打てるので、自然打数は多くなります。つまり、やってる内に勝手に点数計算は覚えられます。特別練習する必要がありません。ネットで覚えて、雀荘に行くというラインが生まれます。
点数計算を何年も覚えられなくて困るというのは、どうしてもリアルで打ちたい層だけです。ネット麻雀が苦手なタイプの。
そんなマイノリティは、少なくとも都会では符計算なしの雀荘で打つか、何年も健康麻雀教室で助けてもらいながら打つか、いずれにせよ需要と供給が釣り合っていると思います。
一方で、地方では点数計算を覚えずにリアルで他人と打つのは困難です。だからぴんふさんのサークルとかが新たな需要を受け入れることができているんですよね。
もちろん符計算がない雀荘が増えれば、パイの拡大が狙えるというのは確かです。以前であれば点数計算に挫折していた層を取り込めるのですから。また別に符計算が楽しくて麻雀を打ってるひとなんかほとんどいないので、符計算なしで熱い祝儀麻雀を打てる場があれば普通にみな満足するでしょう。
どうせ符計算が必要とか言ってるひとは「符計算が好き」ではなく、「現状賭け麻雀をするのに必要」という理由でしかないので。
麻雀を変えるのは人間の草の根活動ではありません。イノベーションです。
麻雀がいまだに多くの人間に遊ばれている理由は
テンリーダー付きの全自動卓
ネット麻雀
これらの発明のおかげです。このふたつがなければとっくに廃れています。
将来的には雀卓で自動計算機能が標準化されるでしょう(精算機能は大人の事情で難しいですが)。もしかしたら雀荘で牌が廃止され、タブレット端末で打ち、精算はアプリで自動計算して電子マネー決済が広がるかもしれません(法律的にアウト)。
いずれにしても将来的には麻雀の点数は「自己申告」ではなく「自動計算」に移行するはずです。巷の雀荘だけでなく競技麻雀においても申告ミスとかいう馬鹿らしいものはなくせるはずです。
麻雀から符計算がなくなるとすれば、そうした自動化による合理化の過程で「符計算なしの(優れたシステムの)ネット麻雀」が開発され、人気を得た場合でしょうね。
麻雀の点数計算は将来的には自動計算になります。符計算が出来なくても麻雀が楽しめる時代はやってきます。いたずらに符計算を美化するのはやめましょう。
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