麻雀プロは普及活動をすべきか

前回のnote「Mリーグは麻雀プロの承認欲求を満たすシステムと言えるのか?」がたくさんの方に読んでいただけて嬉しいです。まだ読んでいない方はこの記事を読む前に読んでみてください。

このnoteは一般の麻雀ファンのみならず、多くの麻雀プロの方々にも読んでいただき、Twitterやnoteのフォローやスキ、記事の購入までしていただきました。ありがとうございます!

さて前回のnoteでは

麻雀プロがプロになる目的を

麻雀プロの目的は大きく分けてふたつにまとめられます。

①麻雀で生計を立てる
②麻雀の腕を世間に認めさせる

麻雀プロのライセンスは所属と棋戦の参戦権が与えられるのみで、ライセンスをどう自己実現や収益に結びつけるかは個々のプロの技量にかかっています。つまりプロの在り方はプレイヤー自身で決めるしかありません。目的が個々人で違うので麻雀プロの定義は「所属プロ」であることのみです。しかし、ライセンスの取得目的は上記の二点のどちらか、あるいは両方と思われます。

このようにざっくりと定義し、「麻雀プロは何で麻雀やMリーグを利用してセルフプロデュースしないのか?」という問いについては

「麻雀プロは閉じたコミュニティで”わかるひと”に認めてもらいたい。一般人から評価される必要性はない」

「麻雀プロの多くは麻雀が強くなりたいだけで、普及には興味がない

という、まあ極論な見解を提示しました。詳しいことは前回を読んでください。

で、まあこれに反論するプロの方がいるかどうか検索してみたら・・・

いました、いました。

ちょっと内容の関係でプロの方のお名前は伏せます。どうしても気になる方は原文のままなので適当に検索してください。

プロ「正直なところ、狭い世界でしかご覧にならなかった方の極論・決めつけだと思いますね。この論の中のプロとやらに、僕はあまり該当していません。何より、普及の気持ちの無い人にはプロを辞めて頂きたい程ですから」

なるほど。普及活動を頑張っている方のようですね。プロたるもの普及活動が目的に含まれるべきとお考えの様子。

しかし・・・この方、プロフにはゲーム実況動画のチャンネルがリンクされてるだけで、活動内容がまったくわからないんですよね。tweetを遡っても全然麻雀の普及活動に関わる発言や詳細な告知が見当たらないんですよ。そこでどんな活動をされているのか直接聞いてみました。

僕「真面目な話、普及した先に何があるのかをしっかりと明示できるプロっています?僕はちゃんとそれが出来ているプロを知っていて尊敬もしてますが、貴方の見解を聞きたいです。あとちゃんと普及活動してるんですか?普通なら僕のnote読めば業界に反省こそすれ、自分は違うとか逃げ道作りませんよね」

プロ「僕は日々健康麻雀を通じて普及活動をしておりますよ。むしろ、自分の成績よりもそちらの活動に重きを置いているつもりです。また、上記の通り「極論に反論する」ことは、リソースが勿体ないので致しません。悪しからず」

なるほど。健康麻雀の普及をされているようです。しかもプロ活動を差し置いて熱心に取り組んでおられる様子。でもここで疑問が生じますよね。

「健康麻雀の普及と競技プロ活動って、関係ある?」

「健康麻雀を通じた普及って具体的に何で、何の目的で行っている?」

僕のnote読めばわかるんですが、僕はあくまでも「競技プロを志す目的」について語っただけです。麻雀の普及に「競技プロ」の肩書はいらないはずです。健康麻雀の普及において講師としての箔をつけるなら日本健康麻将協会のレッスンプロ資格の方が適切ですし、「競技プロ」の肩書は関係ないでしょう。つまり、それはそれ、これはこれ、の関係です。

僕のことを「狭い世界しか知らない」と断言するからには、何かしらの事情か理由があるはずです。そこで聞いてみました。

僕「健康麻雀を普及するのにプロ活動を特に利用していないのなら、プロであることと普及活動とはなんら関係ないのでは。それアマチュアでもできますよね」

プロ「いいえ、最大限利用していますが。自分の成績よりも、と書いたのです。藁人形論法はやめましょう」

僕「僕の話を藁人形にされていた、というのは置いておいて、普及に興味がないプロは辞めてもらいたいというのは方法論ではなく感情論に見えます。教室での活動はともかく、SNSを活用して普及しようという気概も見えません。僕よりも影響力のある文章書けるんですか?」

なかなか心を開いてくれないので、煽ってみました。プライドの高いひとから本音を聞き出すには煽るのが一番です。僕の本題は「プロはいったいどのような普及活動を何の目的でしているか」です。このプロは少なくともTwitterでは麻雀普及をほとんど行っていませんし、少なくとも活動が見えません。なにか他の媒体で表現しているのでしょうか。

プロ「論点が先程から二転三転されていますね。議論のやり方やルールを一度勉強し直されて、前提条件をもう一度精査の上、「僕に良い影響を与えられる」論述を書かれるようなことがあればお応えしましょう。今はその程度の感想ですし、貴方の不躾なご希望に沿うつもりもございません」

僕「僕の論点は簡単ですよ。あなたの活動を見せてください」

プロ「どうぞご自由に。全てオープンにしています。まだ駆け出しですからね、量が少ないのはご勘弁を笑。Twitterだけでなく、amebloも少ないながらアップしています。お時間の許す限り、ごゆっくりとお読みください」

僕「すいません、リンクをお願いします」(だってブログのありかわからないし)

プロ「釘を刺しておきますが、僕は貴方と知り合いでも何でもありません。
最低限の礼節として「すいません」は「すみません」と正しく書くべきだし、無償で何かをしてもらえると思っているなら、そこを改めて頂きたい。
たかだかsnsと言えども、その礼節のラインを弁えてご返信ください」

僕「これ言ったら喧嘩になるので言わなかったんですが、普及をしているのに普及活動のブログのリンクを何故プロフや固定ツイートに貼ってないんですか?本当にTwitterを普及に使っていれば、普通そうしますよね。それがあれば僕も噛みつきませんよ」

プロ「snsが僕の全てではないので、どう扱うかはその人の自由かと。他にも様々な活動をしていますから。それとも、麻雀プロ活動をしている人間は、それを常に最上位に行動せねばならないのですか?僕は普段のリアルでの活動こそが大事ですので、このスタンスでやらせて頂きます」

僕「頑張ってください!」

結局教えてもらえませんでした。頑張ってブログ探しましたが、麻雀の普及活動についてはなにひとつ書いてありませんでした。

「SNSでは発信してません」

って、さっさと一言教えてくれれば話は済んだのに謎の説教を食らいました。

プロ「うーん、この人は僕のTwitterを全く読んでいないことが明白になりましたね…。僕は「麻雀の普及活動をしておらず」「普及活動のないプロはプロではないと感情的に考え」「影響力のある文章を書けない」人間だそうです」

去年まで遡ってみたのですが、さっぱり何をしているのかわかりませんでした。きっと頭のいいひとならわかるのでしょう。

なんかこう書いていくと、件のプロの悪口みたいになってしまうんですが、きっとあのプロも教室では僕に対して行った冷たい対応ではなくSNSを利用しないようなお年寄りに優しく健康麻雀を教えているのだと思います。

Twitterをやっている麻雀プロは数多いですが、普及活動に触れているプロはごくわずかです。目的が違うプロなら個人の自由ですし、別に問題ないでしょう。しかし麻雀の普及をやっていると公言しているプロが

「健康麻雀〇月〇日です」

以外の情報しかないtweetをして、誰がそこに行きたいと思うのでしょうか。せめてお店の情報や雰囲気がわかるホームページくらい誘導しましょうよ。なんのためにTwitter使ってるのですか。

あと一番大事なのは「普及の目的」の明確化ですね。

「ルールや点数計算を覚えたい」
「強くなるための道場」
「ゆるゆるな交流の場」

なんでもいいし、やりたいことをやればいいんですが、目的が違うひとが集まったところでトラブルの種にしかなりません。トラブルは客の責任ではありません。経営者の思想が徹底されないからです。

でもなんだかんだ言って

プロ「個人では別にどうということも無いのだけれど、組織活動においてはもっと広報活動への力点を考えねばならない時に来ているのかも。
リアル活動が忙しくなればなるほどこちらはおざなりになるし、できれば広報活動担当を置きたいぐらい。
〇〇プロ、いつも広報活動お疲れ様です…。」

僕との口論の後にこういうtweetが出てきたのは、質問した意味があったと思います。



え、僕は麻雀の普及活動をやっているか?って

やってますよ!ちゅんま(国際公式ルール)ですが!

詳しくはこちらのマガジンを読んでください!わからないことはいつでも僕に聞いてくださいね!丁寧に教えます。


いいなと思ったら応援しよう!