ちゅんま(中国麻将)入門③一色
ちゅんまに興味のある方、ようこそ!
前回「ちゅんま(中国麻将)入門②三色」のnoteはお読みになったでしょうか。
まだ読んでないという方は今すぐ読んでください。
前回の話を読んでいる前提で解説いたします。
前回のまとめを繰り返します。
①三色三歩高はちゅんま最重要役なので、必ず意識して使えるようにする
②三色三歩高は三色三同順の親戚。三色三同順を軸に横の変化を見る
③とりあえず基本チー
これを踏まえた上で今回解説する手役は、清竜(一気通貫)と一色三歩高です。
それぞれの手役の説明は面倒くさいので、Wikipediaを貼ります。
清竜(16点)(7.95%)
一色三歩高(16点)(4.14%)
点数の横のパーセンテージは、麻将世界における「全和了に対する各手役の含まれる割合」です。前回の三色役に比べると若干出現率は低く、その分、16点と高く設定されています。
6点以上の手役出現ランキングトップ10(麻将世界)
1位三色三歩高(6点)(23.94%)
2位三色三同順(8点)(10.64%)
3位花竜(8点)(10.53%)
4位五門斉(6点)(10.35%)
5位清竜(16点)(7.95%)
6位混一色(6点)(7.87%)
7位碰碰和(6点)(5.70%)
8位一色三歩高(16点)(4.14%)
9位七対(24点)(3.81%)
10位無番和(8点)(1.95%)
三色役や五門斉には及びませんが、それに次ぐ出現率です。清竜も一色三歩高も一色で三順子を構成する役ですが、清竜は1~9を1枚ずつ使うのに対し、一色三歩高は同一牌が2か3重なるため、難易度は高めとなっています。
清竜は難易度の割に点数が高いお得な役です。自摸って17は25オール(それにだいたい平和とかいろいろ役が複合する)は、ちゅんまでは破壊力抜群。前回で覚えた「基本チー(123・456・789)」を使って積極的に構想していきましょう。序盤では花竜やチャンタと天秤することもあります。日本麻雀でも一気通貫がありますし、初心者でも狙いやすい手役ですね。
対して、一色三歩高は初心者にはちょっと難しい手役です。ひとつずれとふたつずれという二種類の階段が存在する特殊な役です。ひとつずれの方は三色三歩高を一色で作ると覚えてください。三色が一色になると頭がごちゃごちゃするひともいると思いますが慣れてください。三色三歩高が理解できてから一色三歩高を覚えるくらいでいいです。とはいえ、ひとつずれの一色三歩高はレアです、なにしろ真ん中で同一牌を3枚使用するので。実戦で多いのはふたつずれの一色三歩高です。そしてふたつずれの一色三歩高は清竜と天秤になることが多いです。これについては説明するのが面倒くさいので、『東方キャラによる中国麻将の紹介ページ(仮)』の「一色三歩高と清竜」のページをご覧ください。
要するに、大事なのは三色三同順を軸として考え三色三歩高にスライドするのと同じ要領で、清竜を軸として考え一色三歩高にスライドするという意識です。
ちゅんまは三順子役(三色三歩高、三色三同順、花竜、清竜、一色三歩高)が強いゲームです。三順子役は横に伸ばすという意識が重要で、具体的には「字牌は縦にしか重ならないのでいらない」、「順子はスライドで変化をみたいので三順子でなく四順子が理想。つまり平和」です。
役牌ポイポイ打法
山越貴広『麻雀勝ち確システム』にある言葉ですが、ちゅんまではかなりの有効戦術です。雀鬼流では「第一打に字牌を切るな」ですが、ちゅんまでは「第一打に字牌を切れ」です。よっぽど五門斉とか混一色とか見えてる場合以外は、ガンガン字牌は切り飛ばしていきましょう。対子だっていりません、字牌は切り飛ばしていきましょう。
※別に山越さんはちゅんまには関係ないけど、せっかく名前出したので貼ってみました。
ちゅんまの基本は平和
前述した、ちゅんまの6点以上の手役出現ランキングを見てわかるように、ランキング10位以内の内5つは三順子役、つまり平和が複合しやすい役が占めています。実は麻将世界における全和了に平和が複合する割合は43.36%です。和了の半分近くが平和です。もちろん最強の役である三色三歩高の残り2点を満たすために使用されるということもありますが、それ以上に順子を4つ作ることで手役の天秤をしやすくする、というメリットがあります。
これは一例です。
まとめ
①一色三歩高は清竜の親戚。清竜を軸に横の変化を見る
②ちゅんまは三順子役が強いゲーム
③役牌ポイポイ打法
④ちゅんまの基本は平和
次回に続く