ぴんふさんで学ぶ麻雀「喰い替え」
前置きが長くなりました。
みなさん麻雀のルールで「喰い替え」はご存知でしょうか?
わからないひとは面倒くさいのでGoogle先生に聞いてください。
ぴんふさんは「喰い替え禁止のルール」が意味不明とよく言っています。
論点としては
①単純にこのルールが存在する理由がわからない
②初心者に教えるとき混乱する。禁止している意味が分からないとうまく教えることができない(重要)
ここで「ルールはルールなんだから、何も考えずに覚えて守れよ」と思ったあなた。「喰い替え」を禁止していないルールが存在しているのを知っていますか?
これは一例です(レイジさんのtweetからお借りしました)
麻将連合-μ-、101競技では、喰い替えあり
プロ連盟では、現物以外喰い替えあり
麻将連合-μ-、101競技はプロ団体の中でも「競技志向」が高いことで有名です。その二団体が喰い替えを認めています。
よく「喰い替え」が禁止されている理由として
「無意味な鳴きだから」というのがあります。
筋喰い替えの場合、タンヤオ、三色、一気通貫、チャンタで一翻付くというメリットがあります。
ドラを喰い替えたら一翻打点が上がります。
現物喰い替えも、冒頭の漫画を読めばわかりますが、有効な場面があります。
どう考えても「無意味」じゃないですよね。
しかも日本麻雀には「喰い下がり」という鳴きに対するデメリットを課していることが多いので、こうした鳴きがバランスブレイカーになるとは到底思えません。そもそも打点アップなどの見返りとして「手牌が短くなる」、「手役がバレる」という短所もあるので、ますますわざわざ禁止する理由がありません。
だから競技麻雀では禁止してない(こともある)のです。
あと考えられる理由は
「なんかむかつくから」ですね。
4を切ってリーチして、チーして1切りの一発消しがむかつくとかいうアレですね。
他家のプレイにいちいちむかつくひとは麻雀やめた方が健康のためです。
第一打に自分の風を切られたらむかつく
ドラをポンさせておいてオリてるやつはむかつく
海底ずらされたらむかつく
それとどこが違うんですか?
もちろん「不合理な縛り」でも、そういうルールが楽しいひとなら文句はないでしょう。しかし、「喰い替えは禁止するのが当然」という認識をしていながら「雀鬼会はおかしなルール」と同じ口で言っているのが麻雀界の闇です。「自分が打っているルールが当たり前のルール」と思い込んでいる馬鹿が本当に多いです。ってぴんふさんがオブラートに包んで言ってました。
日本麻雀の一番の問題点は「公式ルール」が存在しないことです。
別にローカルルールがあってもいいですし、むしろその方が楽しいです。
しかし「基準となるルール」が存在しないと、そのルールの裏付けとなる思想も理論づけもないので、初学者への説明が不可能です。そしてローカルルールのみが乱立する現状では、誰もその理由を知らないし、問題点を改善する頭も育ちません。Mリーグやプロ団体では麻雀は最高のゲームとか言ってますが、どう考えても発展途上のゲームです、ありがとうございました。
あなたの遊んでいるルール、その理由が説明できますか?
ぴんふさんは自分でルールを作って遊んでいます。だから根源的な問いを投げかけて炎上するんですよね、羨ましい限りです。
冒頭の漫画は『あぶれもん』です。面白いので読んでみてくださいね!