日本とノルウェーの少子化
写真は日本の片田舎から。
こういう景色はノルウェーでもあるんだろうか。
先進国の少子化
日本もノルウェーもどうやら少子化らしい。
今日、Gender学の教授と准教授とお茶をしてきた。
そこで話題になったので、気になって記事にしてみる。
先進国は結構少子化に悩んでいる模様。
Gender学の先生たち曰く、ノルウェーの出生率が2.0から1.5までなったって。
ノルウェーの少子化の理由は?
気候変動による不安から子供を作りたくないという人が一定数いるらしい。
政府に対する信頼度は高く、国の将来に対する不安ではないということだった。
確かに、住んでいて結構本当に多くの人が政府を信頼しているように感じる。
とはいえ、人口が少ない分か、子供をよくみる気がする。
元気に遊び回ったり、騒いだりしていて楽しそうだなと思ってみている。
日本の少子化。
Gender学の先生たちと話していてトピックだったのは、気候不安がないこと。
なぜ少子化なのか、という答えは、やはり将来への不安ではないだろうか。
年金なんて払われないだろう、この国の経済状況はどうなってしまうのか、政治は変わらない。。。
おまけに社会的弱者に対する救済策は乏しい。
気候不安になる前にそもそも若者層が1日1日の生活に苦しんでいるのではないか、というのが僕らで話した結果だった。
人口は増えた方が良いのか
ノルウェーでは環境負担が増えるので、このまま人口減少で良いという意見もあるそうだ。
確かにそちらの方が良いかも。
日本ではなんとなく僕の私感だと、政府が勝手に喚いているだけで国民はそれどころじゃないという感じ。
人口が増えないと経済活動が、ということみたいだし、インフラの維持とかあるからどうなんだろうか。
僕は全然専門じゃないからわからないけど、日本は人口が多すぎるんじゃなかろうか。
日本にいたときに思っていたこと
僕は海外に出たすぎて結婚とか子供とか考える暇もなかった。
そもそも相手がいないと出来ないことだから二つとも笑。
相手のいない僕にはハードルが高いね。
とはいえ、子供がいても日本の将来じゃかわいそうだななんて思ってしまったり。
こちらに来て子供が楽しそうだったり、育児をしている人を職場でも沢山見て良いなと思ってきた。
なんていうんだろう。
日本は若干の絶望感があったんではないだろうか。
教育費とか考えると。。。
日本は一応教育が安いことになっている。
でもみんな知っている、子供の教育に自腹で投資しないとダメだと。
塾とかそろばんとか行かせている家庭が多いのではないか。
医学部なんて私立中高一貫校出身者が多かったし(僕もそうだ)、浪人したら予備校に行かないといけない。
子供は高くついてしまう。
稼いでも稼いでも不足する
これもGender学の先生と話していて印象的だったこと。
僕も日本では結構稼いでいた方だと思う。
それでも思っていたのは足りないなと思っていた。
ほぼ貯金していたし、留学のために溜め込んでいたということはあれど、日本の将来を考えると溜め込む必要を感じた。
円安で飛んでしまっているけど。
人口減少が悪いことではないけれど。。。
考え方の問題だと思っている。
ノルウェーの少子化は考え方の一つであり、ある種ポジティブなのかもしれない。
社会事情を完全に理解していないので間違いかもしれんが。
ただ、日本の少子化は他にも要因があれど、原因がネガティブでダメでしょう。
僕みたいに稼いでいた人がこういう風に感じていたこと自体が大きな社会的政治的ミスだと思うのだけれど。
将来に不安なく暮らせる国に戻ってほしい
日本って昔はそうだったんじゃないか。
僕は人生経験を求めて辺鄙なところに来たけれど、日本を振り返って色々悪いところばかり目についてしまう。
経済成長とか国防も偉い人が言うには大事みたいだけど、でもそれも住んでる人達が安心して不安なく暮らせるところが基盤じゃないだろうか。
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