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海外(ノルウェー)で頑張る理由

写真はオスロの学会で宿泊したホテル。
ここでご飯食べるんだろうか、狭いけど。

海外組に憧れて

そろそろサッカーW杯が近くなってきた。
丁度20年前、日韓W杯があった。
あの時小学生だった僕は社会現象に巻き込まれて日本代表を応援した。
稲本のユニフォームを買ってもらった。
当時何にもわからないけれど、所属クラブが欧州の選手の活躍を見て憧れた。
なぜかサッカー選手になりたいとは思わなかった。
海外で活躍する日本人になりたいと思った。

欧州組の衝撃と

その後も日本代表を見ていて、中田英寿や中村俊輔等の活躍が眩しかった。
J sportsを中学生の時に身始めた。
バルセロナを追い始めて、また海外の日本人サッカー選手を追い始めた。
彼らが苦戦していても時に活躍する姿に憧れたんだと思う。
欧州というサッカーのトップリーグで頑張っている欧州組は衝撃だったんだろう。

海外に出たい!

スポーツでご飯を食べたいと思わなかった。
物理という学問を好きになり始めた。
きっかけはノーベル物理学賞。
素粒子等の理論を勉強したいと思った(全然理解できないけど)。
日本出身の研究者が海外で職を得ながら、ノーベル賞を取っていた。
この頃だったと思う、日本で大学を出た後に修士をアメリカでとりたいと考え始めたのは。

本田圭佑の言葉

本田は評価が分かれそう。
ただ、彼のいったことが頭に残っている。
「日本には僕がいなくても、頑張っている選手が大勢いる。みんなが頑張っている日本はちょっと窮屈というか、海外の2メートル近い大男たちと喧嘩したい日本人というのもいるわけです。そういうところに刺激を求めていく日本人も、何人かはいないといけない。そういう点で、我々の役割分担というのも職種に関わらずあるのかなと考えています。」
これが自分にも響いている。

日本から去れと

学生時代にカナダに留学した。
そこで教授になっている先生は大学の先輩で非常に可愛がってもらった。
彼のように海外で一線をはれる人間になりたいと思った。
そして彼から言われた言葉がある。
お前は日本からでろ。
これは未だに頭に残っている。
そして彼に憧れて頑張っている。

留学生達を見て

大学時代や社会人時代、留学生や日本で働いている外国人と交流が多かった。
この中で彼らに憧れるということはなかった。
それよりも彼らが出来るならば、自分も出来るだろうという根拠のない自信があった。
いつも自分はアクセプト側にいて、自分が冒険に出る順番を心待ちにしていたのかもしれない。

実際に海外組だ

そして日韓W杯から20年が経った。
まさか小学生の時にかっこいいなと思っていたスタートラインに来ようとは。
学生時代、社会人時代、ずっと憧れがあり続けた。
今それを遂に叶える場所にいる。
実際に高度人材として給料をもらって生活している。
まだ活躍は全くしていない。
海外組として、外国人として活躍するんだ。
これが自分のモチベーションだ。
それを強く意識し始めた、というか理解できた。
本田圭佑じゃないけれど、日本でやるんじゃなくて海外で色々な刺激を求めていくのが自分のスタイルなのかもしれない。

その他の理由も

日本は極度の円安に陥っている(2022/10/19)。
一部の報道でも日本が安くなり、人材が流出する恐れを指摘している。
僕もその端くれになるんだろうか。
一応日本で医師免許を取って論文も結構出しまくったから、人材流出になるのかも。
日本の社会不安も今までの記事で書いてきた。
こういった事情は強く日本を去る理由となった。
ただ母国を離れて働く、生活するのは負担も大きい。
生半可な気持ちではできない。
反面、日本に帰国して働きたいかと聞かれると明白に否定できてしまう。
となると、やはり人材流出の恐れじゃなくて既に起こっている事態なんでしょう。

インスパイア!

勿論今の目標はこちらで頑張って活躍すること。
現地に溶け込むためには言語も大事だから勉強しないと。
しかし、それだけじゃない。
今まで自分の背中を押してくれた存在がある。
彼らに続いて僕が今度は誰かをインスパイアできたら良いなと思っている。
こういう好意は循環させていかなければならないし、自分が今度はそういう人達の背中を押してあげる役割になりたい。
そのためにも頑張らなくては。


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