Stataの結果のグラフの作り方
最近実証分析の結果をグラフじゃなくて表にするのが流行ってるらしい
これ自体はcoefplotを使えば簡単にできる。
しかし、細かなオプションを使いこなすことでより見やすく自分が納得のいくグラフを作成することができるはずである。
まず、基本的な方法について説明を行う。
regなりivregなり自分が行った分析について、
est sto "好きな名前"
で保存する。
この後に、保存した結果について
coefplot "さっきつけた名前"
で結果を出力できる。
これが基本的なやり方だが、個人的には問題が2点ある。
まず、これだとすべての変数が出力される。
関心のある主要な結果以外がたくさん出てくると非常に見にくいため、ここでオプションを使う。
keep() を使えば残したい変数を指定でき、カッコ内に書いた変数以外はグラフへ表示されない。逆にdrop()オプションを使うとカッコ内の変数はグラフへ反映されない。
2点目に、グラフの向きである。
デフォルトでは横向き(x軸に係数、y軸に変数)であるが、変数が多い場合などはものすごく縦長なグラフになってしまうので逆にしたいときもある。そのときは、vertical とオプションに書けば縦向き(y軸に係数、x軸に変数)となる。これは便利。
さらに、ここまでできると係数がゼロのところに基準の線を引きたいとか、その引いた線は実線だとイヤだとかいろいろとやりたくなってくる。
グラフ内に線を引きたいときはxline()やyline()を使う。
例えば、yline(0)と書くとy=0の直線を引いてくれる。
ここで直線はいやだと感じたら、
yline(0, lpattern(dot))
とか
yline(0, lpattern(dash))
とか書くと点線や破線になる。
最後に、変数の名前を日本語に変えたいとかstataのやつはイヤだとかというときにラベルの設定方法を説明する。
個人的には、これは# や c. を使ったときに使う。
rename(x1 =A1 x2=A2, ... )
という感じに書いていく。
ここでx1とx2はstata上の変数名でA1,A2は表に出力したい変数名である。
以上長々と書いてきたが、詳しいことは
help coefplot
とstataで検索してほしい。