2.コルポスコピーについて正しいものはどれですか.難易度:★☆☆
裏回答
B⇒○移行帯は円柱上皮から扁平上皮への移行部分を指す。
C⇒○Nabothian cyst(ナボット嚢胞)は移行帯でみられやすい
D⇒○腺開口は移行帯でみられやすい
解説
婦人科において、コルポスコピーや組織診は細胞診で「異常あり」の時に行う精密検査です。
コルポスコピーは子宮頚部を腟拡大鏡(コルポスコープ)で拡大して観察する検査です。
3%酢酸溶液を子宮腟部、頚管内に塗布し、各種所見を白色にして顕著にさせます。(酢酸加工)
異常所見は移行帯(SCJの肉眼的な言い方)に多くみられます。
病気が見える 婦人科・乳腺外科 vol9
Nabothian cyst (ナボット嚢胞)は頚管腺の出口を粘液を含む嚢胞が閉鎖する良性病変のことです。検査時は破裂させます。
コルポスコピーに関する問題はよく出ますが、毎年選択肢に大きな変化はないので、過去問をしっかり解いておけば大丈夫でしょう。